池永 陽おすすめ小説ランキング10選【読書好き24人の声を集めました】

池永 陽の作品は、何気ない日常を描き出す作風で、珈琲屋の人々シリーズが代表作。その他、時代小説も手がける作家です。

今回、読書好き24人に池永 陽おすすめ1冊選んでもらいランキング形式でまとめました。ぜひ選ぶときの参考にしてください。

「珈琲屋の人々」9票

あることで人を殺した喫茶店『珈琲屋』の主人・行介。行介の幼馴染で、かつて恋人だった冬子。ふたりの、互いを大切に思う気持ちを軸に、東京のちいさな商店街に暮らす人々を描いた連作短編集。連続テレビドラマ化もされ、多くの支持を集めた『珈琲屋の人々』続編。

この物語を読み終えると、きっと熱いコーヒーが飲みたくなる…。

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読者の声

殺人を犯したコーヒー屋の主人、そして彼を取り巻く人々の交流が非常に優しさだけではなく人間のあざとさなども見えて興味深い作品でした。(47歳 男性 会社員)

お客の話をじっくりと聞いてくれるマスター、香り豊かな熱い珈琲、居心地の良い店内です。(40歳 女性 会社員)

喫茶店『珈琲屋』を舞台にした7つの物語を、情感溢れる筆致で書き上げた短編連作集です。(59歳 男性 自営業)

渋い大人の雰囲気が漂う作品で、様々な人間ドラマに触れることができます。(22歳 男性 会社員)

訳あって前科のある、珈琲屋のマスター行介と、バツイチの幼なじみの冬子の、押さえた恋愛を根底に、商店街の人々の様々な事情が描かれています。日常の様々な悩みにマスターが一緒になって悩む、あるいは、マスター自身の屈託と絡めて、生きることのむずかしさ、小さな幸せをどう感じるか、悩みにどう折り合いをつけて行く(42歳 男性 会社員)

カフェではなく商店街の喫茶店という設定が良いです。ありがちな人間模様なのにハマります!(45歳 女性 パート・アルバイト)

過去に人を殺めてしまったオーナーの元に様々な問題を持っている人達が集まり各々の問題に対して向き合っていく話であり、深いなと感じる小説です。(20歳 男性 会社員)

過去に人を殴り殺したことがある主人公と、その主人公を慕う女性を中心に繰り広げられる、コーヒー一杯から始まる謎の数々。恋愛小説としても、推理小説としても読める作品で非常に面白いです。(32歳 男性 無職)

刑期を終え、喫茶店の主人をしている行介がかつての恋人に再会した内容を見て、愛情は深いものと感じました。(43歳 男性 会社員)

「コンビニ・ララバイ」4票

心配ないからね。全部見失っても、愛にはぐれてしまっても、やさしく包みこんでくれる人が、きっといるはず。小説すばる新人賞から3年半、心に滲みる7つの物語。

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読者の声

コンビニオーナーの人望溢れる人柄が、暗い過去を患った人々の救いに繋がっており、身近な存在のコンビニを再度、大切な空間として認識できます。(28歳 男性 会社員)

妻と子どもを失った男性が経営するコンビニが舞台の群像劇です。訪れるお客さんについて、(34歳 女性 会社員)

小さな町にあるコンビニを舞台にした物語。コンビニを舞台に様々な人達の切ないドラマの数々が飽きさせません。(52歳 男性 会社員)

コンビニを舞台に見知らぬ人々が起こす日常が時には悲しく、時にはユーモアと書かれています。普段何気なく利用している人も同感できることが多いと思います。(62歳 男性 会社員)

「少年時代」3票

清流・吉田川が流れる町・郡上八幡にはある習慣があった。「川にかかる新橋から飛び込む。それができれば一人前の男となる」―中学生になっても飛び込めずにいる良平は、度胸をつけようと、仲間とともに様々な“冒険”をする。

心優しい姉や生徒思いの教師らにも囲まれた良平は、少しずつ成長していく。穏やかな筆致で描き出される美しい四季の移ろいに淡い郷愁を覚え、立ちはだかる現実に傷つき、戸惑う少年たちの姿に深い共感を呼び起こす青春小説。ドラマ化原作。

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読者の声

中学生の良平と仲間たちが成長していくとともに悲しい思いも湧き上がる小説。(43歳 女性 主婦・主夫)

少年の成長する姿が実によく描かれていて、ノスタルジックな気分に浸りながら読める作品です。(46歳 男性 会社員)

少年が、大切な人と別れるシーンに深い切なさと悲しみを感じさせるところ。(45歳 女性 自営業)

「走るジイサン」2票

頭の上に猿がいる。話しかければクーと鳴き、からかえば一人前に怒りもする。お前はいったい何者だ―。近所の仲間と茶飲み話をするだけの平凡な老後をおくっていた作次。だが、突然あらわれた猿との奇妙な「共同生活」がはじまる。

きっかけは、同居する嫁にほのかな恋情を抱いたことだった…。老いのやるせなさ、そして生の哀しみと可笑しさを描く、第11回小説すばる新人賞受賞作品

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読者の声

この物語の、少しおかしくも切ないところが好きです。身体は老いて行っても、考えることは変わらないのかもしれません。(36歳 女性 主婦・主夫)

「老い」という誰もがいずれは抱えざるを得ない重いテーマを、著者の軽妙洒脱な筆致で軽やかに書き上げた良質な作品です。(50歳 女性 自営業)

「青葉のごとく 会津純真篇」1票

動乱の予兆をはらむ幕末の会津藩。下級武士の家に生まれた伊庭俊輔は、頭はいいが大人しい一平、何事にも中庸を得た新次郎ら幼馴染と楽しい日々を過ごしていたが、上士の子弟に因縁を吹っかけられ袋叩きに遭う。

将来を誓い合った隣家の娘である梨津に縁談話が持ち上がり、平穏な暮らしが一変する。時代の激浪にもまれ、俊輔は大切なものを守りぬけるのか。青春時代小説の新基軸、ここに始まる。

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読者の声

幕末を舞台にした青春物で、ハラハラドキドキしながら読み進めていくことが出来ます。甘酸っぱい気分になりたい人には特におすすめです。(49歳 男性 自営業)

「下町やぶさか診療所」1票

浅草の診療所医師真野麟太郎は、地域で慕われ大先生と呼ばれている。自殺未遂をした女子高生麻世と暮し始めて数ヵ月。麻世は、自分を傷つけた母の愛人を憎み、母も信じられないでいた。

だが診療所で、癌、認知症、思わぬ妊娠、難病などの問題を抱えた人々と触れ合ううちに…。強くなるため道場へ通う型破りな美少女麻世と患者や家族に温かく寄り添う大先生。涙と笑い、切なく愛おしい人情物語。

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読者の声

この作品は、医師である主人公がある診察をした患者の異変に気付き繰り広げる興味深いミステリーです。(42歳 女性 無職)

「雲を斬る」1票

人間の優しさと弱さを描く著者初の時代小説父の仇を探しに来た江戸で、寺子屋の師匠と道場破りで生活費を得る由比三四郎。次々に舞い込む刺客と難題に、必殺剣法と優しさで乗り切るのだが・・・・・・

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読者の声

仇討ちのために江戸に来たはずが、ふとした縁で賞金首になってしまう運命の皮肉さとそこに関わる人々の描写の面白さ(56歳 男性 無職)

「そして君の声が響く」1票

大学生の翔太は、不登校生が通うフリースクールで、ボランティアを始める。そこで彼は、美しい歌声を持つ17歳の美咲に恋をした。しかし彼女は悲しい出来事をきっかけに、希望を失っていた。ある日、翔太は命を絶とうとする美咲を見つけて―。

心から誰かを想うこと、そしてその人の笑顔のために全てをかけること。その切なさとひたむきさを描いた、胸を打つ青春小説。文庫書き下ろし。

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読者の声

愛に救われた女の子の切ない話です。人との出会いを大切にして行きたいと思いました。(48歳 女性 主婦・主夫)

「おっさんたちの黄昏商店街」1票

自らの過ちで娘を死なせた裕三は、二十数年の間、苦悩の底にいた。いまや絶滅危惧種ともいえる謎のおっさん源次は、生死の狭間でもがいていた。そして、高校生だけど昭和が大好きな翔太と幼馴染みの桐子。翔太は、レコード店の七海に恋をするが…。

それぞれが自らの弱さと向き合いながら、支え合い、真っ直ぐに生きる「昭和黄昏商店街」の仲間たち。その絆は、町おこしを通じて深まり輝いていく―。

“昭和”が大好きなおっさんたちに、レトロな男子と奔放な女子高生が加わって、町おこしが始まった。ザ・昭和な「映画館」「角打ち酒場」「歌声喫茶」などを舞台に綴られる、恋と人情の連作集。笑いと涙溢れる七編。

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読者の声

寂れた昭和の商店街をおっさん達とその仲間達が一致団結して立て直す物語。(50歳 女性 自営業)

「colorsー緋色の帽子」1票

ようこそ、「色」という名の物語世界へ!

愛しい人が着ていた色、あの日が甦る色、理想の墓の色、罪人の涙の色……そして、すべてが混ざったときの色。人気作家11人が色をテーマに描く物語、傑作短篇アンソロジー。

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複数の作家の作品を載せた作品集で、池永 陽の作品もあり。

読者の声

短編作品が集まったcolorsという本の中に池永陽さんの緋色の帽子がおさまっている。好きだったあの子と大空襲という壮絶な現実は短編小説とは思えない厚みのある作品です。(32歳 女性 自営業)

まとめ

いかがでしたでしょうか。池永 陽のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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