景山 民夫おすすめ小説ランキング11選【読書好き34人の声を集めました】

景山 民夫の作品のから読書好き34人におすすめ小説を1冊選んでもらいました。結果を感想とともに紹介します。

「遠い海から来たCOO」14票

小畑洋介、12歳。海洋生物学者の父、徹郎とフィジー諸島のパゴパゴ島に移り住んで3年になる。

洋助はある朝、通学の途中、珊瑚礁の潮だまりにひとつの生命を発見した。“奇跡”との出会いだった。それは6000万年以上も昔に死に絶えたはずのプレシオザウルスの生まれたばかりの姿だったのである。

しなやかな肢体と愛らしい黒い瞳を持ったその奇跡の生命は、洋助を見つめ、「COO」と歓喜の産声をあげた。こうして少年と幼い恐竜クーとのきらめく至福の日々がはじまった。

だが平和は長くは続かなかった。第99回直木賞にかがやく、感動の冒険ファンタジー、待望の文庫化。

「BOOK」データベース

読者の声

恐竜の子供を保護するファンタジー作品ながら保護した家族との交流にほっこりしました。(38歳 男性 会社員)

自分が南の島出身ということと、昔から恐竜が好きだったこともあり、親近感や親しみを感じる作品でした。(46歳 女性 自営業)

著者のフィジー諸島の豊かな自然に対する愛の深さを伝える感性豊かな描写(56歳 男性 無職)

映画化された小説で、核実験の話しも出てきて、とても考えさせられます。(48歳 男性 会社員)

美しい自然と親子のふれあいを通して描かれる少年の成長記であり、同時に大国の核実験などが絡む冒険小説的な要素をも併せ持つ作品。(39歳 男性 会社員)

恐竜が出てきたりユーモアある島の名前だったり世界観が面白い。(23歳 男性 無職)

ドキドキするストーリーや自然の美しい南の島で暮らしている設定、恐竜が出てくるところが好きなポイントです。(37歳 女性 自営業)
映像がなくても、読んでいるだけでCOOのかわいさが感じられる(49歳 男性 会社員)

遠い昔に絶滅した恐竜プレシオザウルスの子を見つけた少年が、COOと名付けてました。COOの親とみられる恐竜の遺骨が漂着します。海洋生物学者の父親とCOOを育てていましたが、フランスの核実験計画をめぐるフランス政府のスパイの暗躍に巻き込まれます。(58歳 女性 主婦・主夫)

クーと洋助の友情の描き方が素晴らしい。結末を読んだとき、物語を読んで初めて泣いた。(28歳 男性 公務員)

奇跡の恐竜クーと少年とのきらめく至福の日々が描かれています。(39歳 男性 会社員)

フィジー諸島に住むある少年が南太平洋から流れ着いた恐竜の子孫と出会い成長していくところが好き。(37歳 女性 主婦・主夫)

海洋生物学者がパゴパゴ島で見つけたプレシオサウルスを巡る物語。生物・核開発・家族愛までテーマが広く、飽きさせない物語です。(29歳 女性 会社員)

少年とCOOの友情と絆,最後COOが親とともに海へ戻っていく場面が一番好きなところです。(47歳 男性 会社員)

「さよならブラックバード」4票

中学一年の柳翔太は、クラスメイトの福永がいじめにあっているのを見るに見かねてある時、仲裁に入った。だが、今度は、いじめの矛先が翔太に向かい、助けてあげたはずの福永までがいじめる側に回ってしまった。

それ以来、翔太にとっては地獄の日々が始まった。傷ついた少年の魂はどこへ向かうのか。重い十字架を背負いつつも、ひたむきに生きることの意義を問うて感動を呼ぶ、著者最後の長編小説。

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読者の声

虐めの話しで嫌な気分にもなりますが、非常に考えさせられる作品です。(38歳 男性 会社員)

いじめがテーマのこの作品は、悩みがある時に読むと本当に勇気が出ます。(42歳 男性 会社員)

中学校でのいじめが題材になっていて残酷なシーンもありますが、主人公の葛藤と人間的な成長が素晴らしかったです。(39歳 男性 会社員)

いじめられている友を助け、自らもいじめられ、最後にはいじめっ子を倒す。今ではよくある物語ですが、いじめる側、いじめられる側の心理描写が巧みで読んだ当時は胸がつまりました。そして、大人の世界にも不条理なことは蔓延っているということも描かれ、「いじめ」というのは世の中全体の問題であることが何気に語られています。(55歳 男性 自営業)

「普通の生活」3票

ギブソンJ45、グレン・モーランジー、シトロエン2CV…。1人の作家の個人的な歴史を色どったもののかずかず。魂の彷徨の果てに振り返ったそこには、地球があり、人がいて、はかり知れない愛があった。

心とおなじように、身体が動いたなら、ぼくたちは何処へでも行ける。そんな勇気をあたえてくれる、作り話の1つもない掌編30話。待望の文庫化。

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読者の声

作者の若き日の海外放浪を描いた作品であり、普通の生活というタイトルではありますが一種の洒落で普通でない生き様を垣間見れます。(25歳 男性 会社員)

地球があり、人がいてはかり知れない愛があったという内容を見て、哲学を分析したものと思いました。(45歳 女性 会社員)

筆者の男っぽい、遊び心あるキャラクターが感じられるようなユニークな作品になっています。一度読んだらハマること間違いなしです。(20歳 女性 学生)

「トラブル・バスター」3票

俺は、関東テレビ総務部総務課制作庶務係の、宇賀神邦彦だ。タレントや局の連中が次から次へと撤きちらす面倒事を裏側から始末して回るのが仕事だ。以前は制作部でディレクターをやっていたのだが、4年間に9本の番組をコケさせたことの落とし前というわけだ。

電話口で薄禿の田所制作部長が、バカヤローと怒鳴ると、まあ、俺の出番ということになる―。同僚もいないし、我が家へ戻っても猫の権太郎以外は待つ者もいない身の上だが、楽しみがないわけではないから同情は不要だ。トラブル・バスター。人は、そう、俺を呼ぶ。

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読者の声

テレビ関係の問題をハードボイルドに解決していく内容が面白いです。(23歳 男性 パート・アルバイト)

一見、華やかにも見えるテレビ業界に隠された裏の姿が見え隠れして面白い。(20歳 女性 無職)

テレビ局内での揉め事を処理する役割を担う主人公を描いた作品です。(27歳 女性 主婦・主夫)

「虎口からの脱出」2票

時の昭和3年、所は奉天。一瞬の爆風とともに、張作霖暗殺さる。唯一の目撃者である少女、麗華を追って、関東軍が立ち上がる。奉天軍、そして国民党軍も動きはじめた…。

上海まで1600キロ、期限は3日。日中全軍を敵にまわして、デューセンバーグが中国の大地をひた走る。脱出なるか?日本冒険小説の金字塔、ついに文庫化。日本冒険小説協会新人賞、吉川英治文学新人賞受賞作。

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読者の声

大掛かりな捕獲作戦に対して、三人で立ち向かう姿や会話の端々に古きよき冒険小説でいいです。(41歳 女性 パート・アルバイト)

昭和初期の中国をうまく描いていて、クルマに詳しくない方でもどんどん読み進められる作品です。ストーリー、情景描写申し分なしです。(40歳 男性 パート・アルバイト)

「ボルネオホテル」2票

小さな島に建つ古いホテルに泊まり合わせることになった九人の男女。吹き荒れる嵐が橋を奪い、通信の手段もない。館は完全に外界から閉ざされてしまった。――そして、最悪の夜が始まった。

邪悪な霊が、プールを底無し沼に変え、家具を飛ばし、毒虫を操り、心と体を乗っ取ろうと襲って来るのだ。絶望の闇の中で死を待つのか、それとも――。これがホラー小説の原点だ。

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読者の声

ホラー小説ですが、文章がわかりやすくとても読みやすかったです。場面が想像しやすかったので、グロテスクな表現が苦手な人にはお勧めできません。(40歳 女性 会社員)

ボルネオ島のホテルを舞台に様々な怪奇現象が起こるのが面白い。B級ホラーのような感じが良かった。(46歳 女性 主婦・主夫)

「ガラスの遊園地」2票

夢がまだテレビ界に満ちあふれていた昭和40年代、日曜日の夜6時半に一世を風靡したバラエティ番組があった。ADになりたての僕は憧れの番組についたものの毎日が失敗のくりかえし。鉄拳と罵声の洪水だったけれど、テレビに恋した男たちはキラキラと輝いて、僕にはとてつもなくまぶしく見えたのだった。

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読者の声

作者の実体験が色濃く反映された、古き良き時代のテレビマン達の気概が染み入ってくる傑作。(45歳 男性 パート・アルバイト)

テレビ創成期の話しがとても生々しくリアルに描かれているのがおすすめポイントです。(33歳 男性 会社員)

「野鼠戦線」1票

昭和十九年、日本陸軍第十三軍は、行軍中に桂林近郊で米軍の爆撃にあう。輸送を担当していた輜重兵第二十七部隊所属の左文字少尉らは参謀疋田大佐の命により、その地に残留し米軍航空基地の攻撃に専念することに。

しかし疋田大佐はその後の爆撃で戦死。中止命令がない以上、左文字は木暮兵長や元鍛冶屋で北京語と広東語を操る杉浦一等兵などと五人で作戦を続行する。合い言葉は「敵を見たらイタダキと思え」。

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読者の声

中国戦線を舞台に、一癖もニ癖もあるはみ出し兵士達の活躍ぶりが痛快だった。(49歳 男性 パート・アルバイト)

「リバイアサン1999」1票

「とてつもないことが、もうすぐ地球に起こる!」一九九九年の国際環境サミット。そこに突如乱入した地質学者の謎めいた言葉が物語の発端だった。

その予告通り、同年五月、サンタ・バーバラ沖の海底を震源とする大地震が発生!アメリカ西海岸が水没し、千六百万人の命を奪った。

だが、これはその三ケ月後に起こる地球規模の天変地異の序幕に過ぎなかった!ニュース番組の女性ディレクター雑賀愛が映像に捉えた光景とは…。世界の「終末」と「再生」を圧倒的な迫力で描いた、サイエンス・スペクタクル巨篇。

「BOOK」データベース

読者の声

1999年を舞台に異常気象や大震災が起こっていくのが面白く、アクション要素もあって惹き込まれるストーリーだった。(26歳 男性 パート・アルバイト)

「ホワイトハウス」1票

ルポライターの斉木は小説家への転進を決意し、那須の山荘に移り住んだ。渓流と広葉樹に囲まれた白壁の洋館。広いサンルームとブルーベリーが生け垣を作る庭は大きな魅力だ。園芸店の女店員のアドバイスを受けながら、花や樹木と親密に過ごす生活。

東京暮らしに疲れた斉木にとっては、願ってもない仕事場であった。この家に封じ込まれた呪われた過去が明かされるまでは…。本邦初!前人未踏のガーデニング・ホラー小説。

「BOOK」データベース

読者の声

ガーデニングとホラーという少し珍しい組み合わせであるものの身近な環境においてじわじわと恐怖が押し寄せてくる日本古風な和風ホラー作品で紙の上で怖さを堪能できる貴重な作品です。(35歳 男性 会社員)

エッセイ1作品です。

「東へ三度、西へ二度」1票

日常を逸脱した地上の天国を求めて…私的極楽大旅行講座。

「BOOK」データベース

読者の声

景山 民夫さんの随筆「東へ三度、西へ二度」を拝見いたしました。旅行エッセイとして、大冒険の体験を伝えていただきました、内容がとても面白かったです。私にとって、味わいたくてふつうは旅行に行きたいなと思うけど行けない時、「東へ三度、西へ二度」を繰り返して読んだりします、毎回は新たな感想が浮かべてきます。(33歳 女性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。景山 民夫のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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