松井 計おすすめ作品6選【読書好き22人の声を集めました】

松井 計の作品から、読者アンケートでおすすめの小説を6冊を選びました。感想とともに投票の多かった順で紹介していくので、どの作品を読もうか考えるときの参考にしてください。

「ホームレス作家」14票

「公団住宅を強制退去処分になった私たちは、とうとう所持金も底を突き、新宿区役所を頼ることになった。妻子を預かってもらい、外へ出てみると、新宿の街は思っていた以上の寒さだ。

長い夜になりそうだ、私はジャンパーの襟を立てながら、そう考えていた」―半年余りの路上生活を生き抜いた作家が再生を誓って書き上げた衝撃ノンフィクション。

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読者の声

公団住宅をお金がなくて追い出されると、すぐにホームレスになる実情が淡々と描かれていますが、身近でもおきそうなことなのでみにつまされる思いになりました。他人事ではなく、自分ならどうなるだろうという気持ちになりました。(62歳 男性 会社員)

作者が実際に、ホームレス生活を送った実体験にもと作り上げた作品。ホームレスとしての品格を書いてるところが読みどころです。(52歳 男性 会社員)

自身の体験に基づいているだけに、とても臨場感ある内容でした。ホームレスになったことへの同情なども感じる種ではないですし、最後はホームレス生活から脱却していく道筋が見えてくるのですが、応援したいといった”苦労話”のようでもありませんでした。明日は我が身といった作品で、社会勉強になりました。(33歳 女性 主婦・主夫)

著者が体験した実話であることが1番のポイントです。ホームレスになるということは他人事ではなく、生きることが重労働であることがわかる1作です。(32歳 女性 自営業)

自己の破滅への過程と再生への道程を綿々と綴る魂のノン・フィクション作品(56歳 男性 無職)

路上生活を送ることの大変さだけでなく、誰にでも成り得る可能性があるという、現実感の高い内容が、心に刺さります。(28歳 男性 会社員)

路上生活を生き抜いたホームレス生活体験談。引き込まれ文章力で一気に読めました。(48歳 女性 主婦・主夫)

自分の原稿がボツにされていく過程にドキドキソワソワして引きこまれました(51歳 女性 主婦・主夫)

ちょとしたことがきっかけでホームレス生活を余儀なくされた著者自身のドキュメンタリー作品です。(59歳 男性 自営業)

すべてを失ったなかで再生を誓うところが、とても感動的でした。(45歳 女性 自営業)

結婚生活も悪く、挙句の果てには路上生活をすることとなった人が再生するまでの道のりが具体的に書かれていたので感動しました。(38歳 男性 会社員)

読み始めるととても引き込まれ、考えさせられる内容の本でした。(29歳 女性 無職)

シビアな内容で実際の生活を再確認するための本でした。ホームレスの出来事を描いていてリアルな問題をとらえています。(29歳 男性 無職)

どうしようもない作家が再起を誓うストーリーが大変印象に残っています。(34歳 男性 学生)

「死者のいた場所」2票

死は社会を映し出す。餓死寸前の経験をもつ「ホームレス作家」が死とは何かを探るため様々な死の現場を歩く体験的死生論。

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読者の声

気づきを与えてくれる作品で、餓死問題や介護問題について問題を投げかけています。(46歳 男性 会社員)

死の三形態(餓死、孤独死、介護の果ての死)から生を問い直した良書です。(50歳 女性 自営業)

「連帯保証人」2票

ある日、高校教師の雄策のもとに消費者金融から一本の電話がかかってきた。家庭の事情で必要だからと頼まれ、愛人・柊子の借金の連帯保証人になっていた雄策だが、柊子の返済が滞っており、連絡もつかなくなっているという。

雄策は柊子のマンションに向かうが、すでにもぬけの殻だった。何故、彼女は何も言わずに消えたのか?

東京から四国、大阪と住民票や戸籍謄本をもとに柊子の足跡を追う雄策は、予想もしなかった柊子の過去を知ることになる。一方、雄策と妻・麻衣子とのあいだには埋めようのない距離感が生まれていく。そしてついに、雄策は麻衣子の想像を絶する一面を知ることになる。

「BOOK」データベース

読者の声

主人公のもとに送られてきた借金返済の督促状を見て浮気相手だと直感し、彼女を探す旅にでる道中の展開が驚きありで面白かったです。(44歳 男性 会社員)

「家族挽回」2票

『ホームレス作家』刊行から4年が過ぎ、激動の人生を歩んできた家族はその後どんな展開を迎えたのか。つながったそばから解けてしまう家族を結ぶ細い糸。宿命的な高次脳機能障害を負った妻、健気な「しっかりさん」に成長した6歳の愛娘。精一杯に生きる家族を<私ドキュメント>というかたちで記した、親子愛を問うノンフィクション。

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読者の声

ホームレスを経験した作者だからこそ描くことができる、サラリーマンや一家の主としての男性の辛さや重みがよく描かれています。(47歳 男性 会社員)

障害のある妻やしっかり者の6歳の娘との家族の絆と懸命に生きる姿を描いている感動的ノンフィクション。(70歳 男性 自営業)

「ホームレス失格」1票

「確かにこの日、私は定住の場を回復して、“ハウスレス”ではなくなった。

しかし、“ホーム”という言葉が家族の存在を前提とするのだとしたら、私はまだ“ホームレス”の状態を脱したわけではなかった」―安息の住処を獲得した作家は借金返済と仕事に専念しようとしたが、想像を絶する悪夢の日々に直面し、苦悩する。はたして再生の道は…。

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読者の声

この作品は、ホームレス生活を題材にして、その中で繰り広げられる良いミステリーです。(42歳 女性 無職)

「甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 」1票

1992年夏、星陵VS明徳義塾。「怪物」松井との勝負を避け勝利した明徳義塾に、全国から非難の声があがった。「高校生らしくない」「卑怯もの」―。「あの試合」から始まったそれぞれの葛藤。

その後、両チームの球児たちはどのような思いを胸に、どう人生を歩んでいったのか、彼らのその後の軌跡を丹念に追う。

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読者の声

作者の生き方には同調できませんが、この本はスポーツライターとしての矜持が感じられ感動しました。(45歳 女性 パート・アルバイト)

まとめ

いかがでしたでしょうか。松井 計のおすすめ作品を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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