安部 龍太郎おすすめ作品9選【読書好き25人の声を集めました】

安部 龍太郎の作品から、読者アンケートでおすすめの小説を9冊を選びました。感想とともに人気の高い順に紹介していくので、安部 龍太郎の作品でどれを読もうか考えるときの参考にしてください。

1位「等伯」6票

天下一の絵師をめざして京に上り、戦国の世でたび重なる悲劇に見舞われながらも、己の道を信じた長谷川等伯の一代記を描く傑作長編。

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読者の声

戦国時代小説で、武士目線で書かれた作品。解説もあって分かりやすい。(18歳 男性 パート・アルバイト)

絵師・長谷川等伯の波乱の生涯を味のある筆致で描く壮大なストーリー。(56歳 男性 無職)

長谷川等伯の生涯を知って、私も苦労に立ち向かう人になりたいと思いました。(48歳 男性 経営者・会社役員)

主人公の等伯が、窮地に立たされながらも、逆境に変えて、乗り越えていく勇敢さに、応援したくなる頼もしさを感じます。(28歳 男性 会社員)

実在する絵師の人生が描かれた長編小説であるところがオススメです。美術好きの人にもオススメです。(32歳 女性 自営業)

画家が主役の戦国時代を描くところが、すごく新鮮です。等伯の人生の哀愁が丁寧に描かれています。(44歳 男性 自営業)

「血の日本史」5票

反乱、暗殺、裏切り、虐殺、謀略。栄耀栄華を極めた者は、明日は無残な敗者となった―。長屋王、平将門、千利休、田沼意次、坂本龍馬、西郷隆盛ら、時代の頂点で敗れ去った悲劇のヒーローたちの人間ドラマを、気鋭の時代小説作家が生き生きと描きだす。

大和時代から明治維新まで、千三百年にわたるわが国の歴史を四十六の短編小説によって俯瞰する、新しい“日本通史”の試み。

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読者の声

日本史が大好きですが、時代時代のヒーローがどのように敗れ去っていったのかと言うことに焦点を当てた小説が少ないので非常に面白かったです。(47歳 男性 会社員)

短編集だが古代から幕末まで46編も収録されています。企画としても面白いし、それを実現する著者の力量にも圧巻です。(34歳 男性 会社員)

日本の第二の歴史書といった感じで、概念にとらわれずに自由な発想で読み進められます。(46歳 男性 会社員)

太古の昔から維新までが読みやすい軽いテンポで書かれているので、人物関係や時代背景が理解しやすい良書です。(59歳 男性 自営業)

この作品は戦争をテーマにして、その中で登場人物達の生き様を見ながら考えさせられる濃く良いストーリーです。(42歳 女性 無職)

「平城京」4票

遣唐使船の船長だった阿倍船人(あべの・ふなびと)は、ある事件により朝廷より処罰をうけて草香津に逼塞していた。そこへ、七年ぶりに再会した兄・宿奈麻呂(すくなまろ)から新都造営の手助けをしてほしいと、打診を受ける。

たった三年で、唐の長安に並ぶ新都を奈良に――これは朝廷一の実力者・藤原不比等(ふじわらの・ふひと)からの必達の命だった。

失敗すれば大きな責任を問われる難事業だったが、白村江の戦い以来冷遇されてきた阿倍家再興を誓う兄を助けるため、船人は引き受けることに。行基衆の手助けなどもあり、着々と準備を進めるが、朝廷では遷都推進派と反対派の対立が激化。

造営予定地の立ち退きを巡り、死者まで出てしまう。事件の黒幕について、船人はある疑念を抱くが……。

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読者の声

歴史とは思えない、生き生きと躍動感を感じさせる文章が、とても魅力です。(45歳 女性 自営業)

平城京遷都に奮闘する主人公と反対勢力との戦いをミステリー要素を持つエンターテインメントな作品になっています。歴史好きな方だかではなく、推理を好む人にも面白いと思います。(62歳 男性 会社員)

平城京の建設を舞台にした歴史小説。建設に携わる人物達が、困難な出来事に立ち向かっていく様子が描かれています。(52歳 男性 会社員)

はるか昔の日本のある時期に、こんなに多くの人が必死になって働いて一つのことをやり遂げようと頑張っていたんだなあ、と思いました。歴史が好きな方にもおすすめです。(19歳 女性 学生)

「信長燃ゆ」4票

「天下布武」―武力を背景に世を変革してゆく信長は、天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。だが、巨大になりすぎた信長の力に、好誼を結んできた前関白・近衛前久らの公家も反感を持ち始める。

武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長に惹かれる東宮夫人・勧修寺晴子、信長に骨髄の恨みを忍く忍者・風の甚助ら、多彩な人物をまじえ史料に埋もれた陰謀を描く本格歴史小説。

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読者の声

近年にドラマ化された原作の小説で、織田信長を描いた歴史小説の中で一番だと思います。(47歳 男性 自営業)

本能寺の変の関わりが明智光秀より近衛前久との関係が濃厚に描かれているのが特徴です。そしておよそ恋愛が似合わない信長と誠仁の妻である勧修寺晴子との不倫があり創作だとわかっていても本当にそうだったのではないかと思わせるような説得力があり恋愛小説としても十分の面白さがありました。(59歳 男性 パート・アルバイト)

本能寺の変で亡くなった織田信長を生き延びた小姓の立場で書いているストーリーが良いです。(44歳 男性 会社員)

織田信長の生涯を描いていて圧巻であった。歴史小説は普段読まないが面白かった。(39歳 男性 無職)

「信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変」2票

戦国時代は世界の大航海時代だった。スペインやポルトガルは世界中で植民地獲得に乗り出し、その波が鉄砲やキリスト教伝来という形で日本にも押し寄せていた。織田信長はこれにどう対処するかという問題に直面した、わが国初の為政者だったのだ―。

安土城跡に発見された「清涼殿」の意味、スペインからの使者・イエズス会ヴァリニャーノとの熾烈な交渉、そして決裂。その直後に本能寺の変は起きた…。江戸の鎖国史観から見ていてはわからない、世界史における本能寺の変の真実。信長が背負っていた真の孤独とは。

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読者の声

織田信長が天下統一目前にして殺された本当の理由が分かる本だった。(50歳 女性 自営業)

本能寺の変好きな人にとって違った切り口で書かれた内容が目新しくてお勧めです。(45歳 女性 パート・アルバイト)

「筧千佐子 60回の告白 ルポ・連続青酸不審死事件」1票

普通の明るいおばちゃんは、どうして「凶悪犯」になったのか。10人以上が死亡、相続額は10億円―誰よりも長時間、対話した記者が見た「後妻業」の女の素顔とは。

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読者の声

殺人を含む4つの事件で起訴され筧千佐子の掴めない動機と、犯罪の実像が描かれている。(48歳 女性 主婦・主夫)

「姫神」1票

時は推古天皇の御世。混乱を極めた大陸に統一国家“隋”が誕生。朝鮮半島は分裂したままだが、東アジアは大きく変わろうとし始めた。聖徳太子は“隋”と国交を結ぶことでアジアの安定化を目論む。そのため、九州の海の民宗像の一族にその橋渡しを密かに命じる。果たして宗像一族は使命を果たせるのか?

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読者の声

聖徳太子の崇高な夢を叶える為一族の力を結集して挑む宗像海人族、その力強さに胸が熱くなる。(52歳 女性 主婦・主夫)

「秋霜」1票

一揆から三年、豊後羽根藩の欅屋敷で孤児を見守り平穏に暮らす楓の許を、謎の男・草薙小平太が訪れる。彼には楓の元夫で、大功を挙げた後、藩主・三浦兼清の旧悪を難じ上意討ちに遭った前家老・多聞隼人と因縁があった。

だが、楓と出会った刹那、小平太の中に一つの想いが芽生える。やがて兼清の罪を断じ羽根藩の改易を目論む幕府の巡見使来羽の時が迫る中、旧悪を知る楓たちには藩の魔の手が…。

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読者の声

命をかけて人のために戦う事、そして、最後に彼が号泣するのですが、読み手の胸にも彼の涙が届きました。(55歳 男性 会社員)

「宗麟の海」1票

信長に先んじて海外貿易を行い、硝石、鉛を輸入、鉄砲隊を整備。強大な軍事力と知略で九州六ケ国を制覇。

理想の王国を作ろうと夢に向かって駆け抜けた大友宗麟を描く。直木賞作家が新たな構想で挑む歴史小説! 

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読者の声

大友宗麟をキリシタン弾圧史観というフィルターを介さず、南蛮貿易の功績から評価し直した意欲作だと思います。(50歳 女性 自営業)

まとめ

いかがでしたでしょうか。安部 龍太郎のおすすめ作品を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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