藤本 義一おすすめ小説ランキング12選【読書好き22人の声を集めました】

今回、読書好きの方々にアンケートをとり、藤本 義一の作品から一番好きな1冊を選んで感想を書いてもらいました。その結果を人気の高い順でお伝えします。

「鬼の詩/生きいそぎの記」9票

二〇一二年に惜しまれて亡くなった稀才の代表的傑作集。

鬼気迫る落語家の魂を描いて直木賞受賞の「鬼の詩」、師に“追随”する漫才師を描く「贋芸人抄」、三味線の天才娘の悲劇「下座地獄」、運命の師、映画監督川島雄三との決定的な体験を描いた「生きいそぎの記」と講演。その後の作家の姿がここにある。

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読者の声

傑作短編集なので、この小説を読めば魅力を十分知れる作品でとても面白いです。(38歳 男性 会社員)

芸人を主人公にした短編集ですが、もの凄く重苦しかったと思います。芸人の凄まじい生き様が描かれており、圧倒されました。本当に文字通り命を削って自分の芸を高めていく姿が狂人のようでもあり滑稽で物悲しいです(23歳 女性 学生)

鬼気迫る落語家の魂を描いた内容です。小説の内容に引き込まれます。(39歳 男性 会社員)

芸人のつらさや苦しさなど、芸人の生きる世界がいかにシビアな場所であるか思い知らされます。作品として非常に面白いストーリーになっています。(20歳 女性 学生)

人気者という呪縛に囚われた芸人についての話がとても考えさせられました。(33歳 女性 会社員)

明治末期の上方落語家の執拗までの落語に対する執念を描いた作品。(25歳 男性 会社員)

明治末期の落語家・桂馬喬が抱えた芸への深い思いと執着を描く大衆演芸文学の秀作(56歳 男性 無職)

芸に命を懸ける人々の鬼気迫る凄まじい生き様が、面白くも重厚に描かれていてどこか切ない作品です。(40歳 男性 パート・アルバイト)
芸人の苦悩と生き様を描いた作品。一つのものを追求する姿に感動しました。(44歳 男性 会社員)

「嫉妬」2票

読者の声

主人公は結婚10年目の主婦です。その夫が銀座のクラブのママと心中して、亡くなったのは夫だけでママは生き残りました。その葬儀にママが現れ高額のお香典を置いて行きます。夫の上司から会社のお金をママにつぎ込んでいた事も分かってしまします。主人公の主婦は高額のお香典を置いて行ったママのクラブで偽名を使い働きながら夫の死の真相を探るちょっとしたサスペンス物です。(58歳 女性 主婦・主夫)

夜の世界水商売の世界で怒る女の嫉妬。不倫旅行で亡くなった男性・・・なぜ死んでしまったのか妻が真相を突き止める。(37歳 女性 主婦・主夫)

「人生の自由時間」2票

定年後にたっぷり手にしうる自由な時間、それをどう充実させて生きるか。ぜひともなすべきこと、心がけたいことは何か。戦争も震災もくぐりぬけ、無数の人間模様を見つめてきた作家が、好評の『人生の賞味期限』に続いて贈る高齢者への“応援歌”。

深い洞察と示唆に満ちた、書き下ろし多数を含む20篇のエッセイ。

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読者の声

戦争や震災に見舞われた方の気持ちが具体的に書かれているので、平和学習を推進すべきと思いました。(52歳 女性 会社員)

定年後に迎える人生の自由時間をどう過ごすべきか著者が記述する。(25歳 男性 会社員)

「標的野郎」1票

読者の声

射撃の腕を買われ秘密部隊の一員になった主人公の活躍がとにかく痛快。(49歳 男性 パート・アルバイト)

「ふたつの町のひとりの女」1票

底知れね魔性に憑かれた女たちの、愛と性を通して描く現代の「女地獄」とは?鬼才、藤本節の真骨頂。

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読者の声

女性の性について丁寧に書かれた小説です。エロチックな所もよい。(65歳 男性 無職)

「ぼくんちのあんごう」1票

かぞくみんなでかんがえた、ぼくんちだけでわかるふしぎなことば。なぜだかこころがあたたかくなる「ぼくんちのあんごう」って…。小学1~3年生向。

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読者の声

家族にしか通用しないやり取りがあるのが微笑ましくて和やかな気持ちになる。(20歳 女性 無職)

「歎異抄に学ぶ人生の知恵」1票

「悪人正機」など、親鸞の大胆な教えを今日に伝える『歎異抄』―。単なる仏教書ではなく、現代人が抱く悩みや不安、とくに死生観について時代を超えて導いてくれる書でもある。

本書は、小説・放送の世界で一時代を築いた人気作家が、阪神・淡路大震災を機に「人間は何故生きるのか」という根源的な問題の答えを、「煩悩とは『好奇心』である」など、『歎異抄』に求めた人生の道標である。

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読者の声

作者の日常や普段着の生活が垣間見られ好感が持てます。 歎異抄の原文の抄訳に、作者の人生の歩みの中で育まれた知恵など盛り込まれていて良いです。(42歳 男性 会社員)

「香色代理人」1票

太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。

やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。

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読者の声

主人公の主婦が売春の組織に入って老人を相手にしていくのが面白い。また主人公がどんどんハマっていき、やがて破滅していくのも良かった。(46歳 女性 主婦・主夫)

「壬生の女たち」1票

読者の声

女たちの視点で新撰組の隊士たちを巡る物語が描かれていてストーリーに惹き込まれるし、新撰組について詳しくないから、こんなエピソードがあるのかと面白かった。(26歳 男性 パート・アルバイト)

「人生の賞味期限」1票

大阪大空襲を生き延び,阪神大震災を体験した者として,いま愛する孫たちを前に,あの戦争を,人間の生き方をどう語るか.「ジイちゃんの賞味期限は?」と聞かれて何と答えるか.剛直かつ悠然たる姿勢を崩さない作家が,忘れえぬ少年期の出会い,父に学んだ金銭哲学,趣味の楽しみ方などをまじえて,自ら築いてきた人生観をつづる.

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読者の声

大阪大空襲を生き延び、阪神大震災を体験した者の内容に感動します。(41歳 女性 パート・アルバイト)

「ちりめんじゃこ」1票

読者の声

作者の直木賞受賞作品ですね。テレビに出演され、軽妙な語り口でをにぎわせていた藤本氏。その小説も読んでいてわかりやすいものでした。この作品はプロのスリ師とそれをつけねらう刑事の攻防がテーマです。 洒脱な会話劇が読んでいて気持ちよく、賞も受賞されて、素直によかったなあと思った作品。(43歳 女性 パート・アルバイト)

「攻撃の街」1票

読者の声

私には『11PM 』司会者の印象が強い作者。テレビを見ていた頃は、作家とは知りませんでした。後年、いくつか作者の作品を読んだなかで一番面白かったのが『攻撃の街』です。ダークな世界に生きる主人公の息子が誘拐され、さらにダークな相手と闘うストーリーが映像的でした。人間の業のようなものを感じる作品でもありました。(54歳 男性 パート・アルバイト)

まとめ

いかがでしたでしょうか。藤本 義一のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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