西村 寿行おすすめ小説ランキング14選【読書好き37人の声を集めました】

西村 寿行は、動物小説、ミステリ小説、パニック小説など幅広いジャンルの作品を手がける小説家です。

今回は、西村 寿行が残した膨大な数の作品のなかから、読書好き37人におすすめ1冊選んでもらい、その感想をまとめました。人気の高い順に作品を紹介します。

「滅びの笛」7票

南アルプス山麓を登山中のハイカーが人間の白骨死体を発見した。死体は鼠に喰われたものと推論された。70年に一度というクマザサの開花で、鼠が異常繁殖の兆候をみせているという。

関係官庁の対策は後手に回り、犠牲者が続出、事件はただならぬ様相を深めた。―数十億の鼠の大群と人間の凄絶な闘いを描く壮大なサスペンス。

「BOOK」データベース

読者の声

現実世界でも発生をしそうな話で鼠の怖さを痛感することができるストーリとなっており、名作です。(33歳 男性 会社員)

120年に1度というクマザサの結実と、それを餌とする鼠の大量繁殖が招いた悲劇を描くパニック大作。(56歳 男性 無職)

パニック小説のすぐれた作品。鼠が大量発生し、人間を襲い、甲府市は激しい混乱に追い込まれます。(65歳 男性 無職)

とてもスケールの大きい話で読んでいてわくわく感がたまらないです。ネズミ対人間という現実ではありえない戦いで描写が過激ですが続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。(23歳 男性 会社員)

大量発生した鼠と人間との間で引き起こる戦闘を描いた作品です。(27歳 女性 主婦・主夫)

大量の鼠に町、村が襲われ大混乱になります。自然災害や異常な生態系が、人間社会にどんな影響を及ぼすかを考えさせられる作品です。(40歳 男性 パート・アルバイト)

生態系が狂い、そのせいで鼠が人間を襲うという斬新なアイディアがすごい。もしかしたら、本当に起こり得るかもと思わせる筆力がある、パニック小説でスリルがあった。(45歳 女性 主婦・主夫)

「化石の荒野」7票

日本ウラニウム鉱社社長が殺害された。何者かに殺人犯の汚名を着せられた警視庁の仁科刑事は、逃亡中に接触してきたCIAから5万ドルの報酬と引き換えに奇妙な依頼を受ける。保守党大物政治家の長男の山岳での行動調査だ。

徳島県祖谷渓谷、三重県オオトチ谷、中央アルプス…いずれも謎の人骨が発見された場所だ。不可解な動きに連動して、自衛隊特殊部隊と米海軍情報部が暗躍し始める。ハードロマン巨篇。

「BOOK」データベース

読者の声

刑事ハードボイルドなストーリーでスケールが大きくFBI,CIAなど登場が面白かった。(39歳 男性 会社員)

厚木基地から飛び立った最新鋭戦闘機や争いの内容が合って、非常に読み応えあります。(41歳 女性 会社員)

終戦直後までさかのぼり、大物政治家も出てくるスケールの大きさ。推理ものというよりは冒険ものというほうが合っていると思う。(46歳 男性 会社員)

警視庁の刑事二木草介は2人の男にらちされ気を失うところがおすすめ。(36歳 男性 会社員)

陰謀と怨念が複雑に交錯した骨太な展開がスリリングで一気に引き込まれた。(49歳 男性 パート・アルバイト)

ミステリー小説としても冒険小説としても楽しめる贅沢な作品です。読み始めると止まらなくなること間違いなしなストーリー構成になっています。(20歳 女性 学生)

ちょっと古いですが警察に追われながら濡れ衣を晴らそうとする主人公がよかったです。(26歳 男性 無職)

「安楽死」5票

警視庁に、奇妙な通報があった。石廊崎で起きた女性ダイバーの溺死は事故ではなく殺人である、と。妻の裏切り以来、刑事としての情熱を失っていた鳴海は、特命を受け、大病院の看護師であった被害者の調査を開始する。

医療過誤や製薬会社との癒着、患者の自殺関与。病院内部の黒い疑惑を追うが、取り憑かれたように奔走する鳴海刑事に、強大な圧力がふりかかる。人間の尊厳を問い、病院組織の暗部に切り込む社会派ミステリの傑作。

「BOOK」データベース

読者の声

安楽死は患者にとっては良いことでも、医者や看護師たちは葛藤するものと分かったので、命を大切にするべきと思いました。(57歳 女性 会社員)

病院の癒着関係が話を難解、複雑化していて、とても読み応えを感じられる。(20歳 女性 無職)

残酷な現実で受けるしかない、本人の意思なら、誰でも死ぬ権利があるべき。(40歳 女性 主婦・主夫)

45年前に書かれたとは思えないほど、現代に通じる医療の問題をついた作品(30歳 女性 会社員)

刑事のミステリーは数あるが、濃く驚く場面が多く印象的だった。(40歳 女性 主婦・主夫)

「君よ憤怒の河を渉れ」4票

新宿駅西口の雑踏の中で東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、突然見も知らぬ女性から強盗強姦犯人だと告発され指弾される。

濡れ衣を着せられた杜丘は逃走を計り、その日から苦難の逃亡生活を送ることになるが、あまつさえ告発者の女性の殺人現場に遭遇し殺人犯としての汚名さえも着せられてしまう。

謎の真犯人を追い求めながら北海道の原野から小型機による大空への飛翔まで杜丘の怒りの逃避行は果てしなく続いていく…。今や伝説作家である西村寿行が渾身の力を篭めて描いた世紀の冒険小説の傑作長編が、遂に新書版として登場。

「BOOK」データベース

読者の声

関係者がつぎつぎと殺される小説です。興味がわき、読みたくなります。(39歳 女性 会社員)

ミステリー要素からハードボイルド要素まであり、スケールの大きい作品です。(38歳 男性 会社員)

高倉健主演の映画をビデオで先に観て、後日に古本屋でこの本に遭遇して買い求めました。映画よりもはるかにハードボイルドタッチな作風が気に入りました。ベストセラー作家の作品だけに読みやすく、エンターテイメント性に優れた作品でした。(54歳 男性 パート・アルバイト)

話の展開が秀逸で最後までハラハラドキドキさせるストーリーがおすすめポイントです。(33歳 男性 会社員)

「犬笛」3票

音のでない呼び笛。人には聞こえないが犬には聞こえるゴールトン・ホイッスル。秋津四郎の娘良子はその超音波を捉える聴覚を持っていた。ある冬の朝、愛犬鉄を連れて散歩に出た良子は交通事故で記憶を失う。同じ日、事故現場近くで男性の他殺死体が発見された。

そして数日後、良子は何者かに誘拐されてしまう。鉄とともに探索に旅立つ秋津。父と娘を結ぶのはたった一つの犬笛だけだった…父娘の絆を謳った感動の名作復刊。

「BOOK」データベース

読者の声

犬への信頼と愛着を軸として誘拐された女を探すという物語の構成をとっている作品。(25歳 男性 会社員)

誘拐された娘を必死に犬が助けようとするシーン。何とも切なく、犬と飼い主の絆が伝わってくる。(18歳 男性 学生)

飼い犬と協力して、誘拐された娘を救う物語 ペット物が好きな方は是非(29歳 女性 会社員)

「黄金の犬」3票

森林警備官・北守は、羆と闘い重傷を負い入院。北守と別れ別れになった愛犬ゴロは、巨大な政治悪と暴力の前に、孤絶な旅を阻まれながらも、郷愁にかられ東京へ。やっとのおもいで北守夫妻との再会をはたすが、ゴロは再び危機に直面する!

北守は殺され、妻は拉致される。刑事官・安高則行が捜査に乗り出す。人間と犬との愛を謳いあげる感動巨編。

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読者の声

飼い主とはぐれてしまった犬の壮大な冒険と飼い主との絆に感動しました。(44歳 男性 会社員)

飼い主とはぐれた猟犬が故郷を目指して旅をする物語で、動物の持つ帰巣本能がテーマとなる作品(39歳 男性 会社員)

犬やクマが出てきて動物好きな私にはとても面白い作品でした。ハードボイルドな雰囲気も好きです。(39歳 男性 無職)

「旅路はるか」1票

「旅」をキーワードに名作短編を紹介するアンソロジー。地球を離れて遠くの惑星まで行くストーリーから、空港からホテルに行くつもり、という話、さらには心理的な距離感を旅になぞらえた作品まで、緩急自在、多種多様な「旅」。

物語に触れるとき、心は時間と空間を飛び越えます。読書とは、まさに旅そのもの。本書は、ここではないどこかへ行きたいあなたを、新たな読書の世界へと招待する扉です。

「BOOK」データベース

読者の声

旅テーマにした、川端康成、森瑤子、夢野久作、山田正紀、胡桃沢耕史など著名人のアンソロジー。(37歳 女性 主婦・主夫)

短編小説なので読みやすかった。最後まで飽きずに一気読みでした(29歳 男性 会社員)

「魔物」1票

北海道へ当てのない旅に出た警視庁刑事・露無清高を、突然、一台の車が襲いかかった。殺意を秘めた見知らぬ敵に鉄弓を撃ちこまれ、満身創痍となった露無は、原始の森の中に身を隠した。

だが、執拗な死刑執行人の追跡は続く。恐怖の“人間狩り”に隠された驚愕の異常実験。未知の生き物の眸をもつ魔物の正体とは。長編ハード・バイオレンス衝撃作。

「BOOK」データベース

読者の声

戦慄、緊迫、精神の哭き声とともに綴られる孤独な極限の戦いを堪能できます。(42歳 男性 会社員)

「魔の牙」1票

南アルプス山中の鹿沢荘。台風のさなか暴風雨を避けて十数人の男女が集まった来た。銀行強盗、それを追う刑事、新婚夫婦、暴力団員、女子学生たち。

だが、激しい嵐は土砂を流し、老朽化した山荘は軋み崩れはじめる。さらには、牙を剥き出した不気味な獣たちに取り囲まれて―。死の恐怖に怯え、極限の状態に追い込まれていく人々を非情の世界に描く長篇バイオレンス。

「BOOK」データベース

読者の声

閉じ込められた山荘で、極限の状態に追い込まれた人間の取る行動。300ページ程度ながら、深く考えさせられる内容となっています。(40歳 男性 無職)

「峠に棲む鬼」1票

平家の落人部落といわれる鬼無村の全村民が、ある日、忽然と消え失せた!謎を探る逢魔麻紀子の霊夢には、雲切り峠に棲むという透明な鬼と死力を尽くして闘う父・高時の苦悶の形相が……。秘境の地に、果たして何が起こったのか!?

見えない敵に向かって、秘伝の杖術を駆使する羽麻紀子と、警察庁特別捜査員・真庭正之の執念の反撃が始った。著者渾身のハードロマン大作。

「BOOK」データベース

読者の声

昭和ならではの伝承や非科学的な題材も盛り込んだミステリーなストーリーが見ごたえがあっておすすめです。(38歳 男性 会社員)

「蒼茫の大地、滅ぶ」1票

突如、日本を襲ったバッタの巨大な群れは、東北地方で米、野菜を喰いあらし、人々をパニックに陥れた。不信、暴動、輪姦……最悪な事態をむかえ、対策は急を要した。

しかし、政権を維持しようとする中央政府の出した結論は、東北六県を切り捨てる冷酷・非情なものであった。やむをえず、東北地方の県民による「東北地方守備隊」が組織され、中央との対立はついに限界に達する……!

空前絶後の想像力で描く、感動のスーパー・パニック・ロマンの傑作!

「BOOK」データベース

読者の声

中国大陸からトノサマバッタの大群が日本へ飛んできて、農作物を食い尽くす、というお話です。アフリカや中国でバッタ被害が現実に起きていますから、いま読んでもリアルな恐怖を味わえると思います。(64歳 男性 パート・アルバイト)

「症候群」1票

新婚旅行中に新潟で行方不明になっていた女性が、三カ月後、沼越峠で全裸死体で発見された。同じ頃、新潟県の国道沿いでカップルの失踪事件が相次いでいた。新潟県警は全力を挙げて捜査態勢を敷く。被害者の兄である北岡刑事は五頭山麓へと分け入り聞き込みを行う。

しかし、山麓西側の山荘に住む老人が恐るべき欲望に取り憑かれているとは、誰も知る由がなかった…。人間の狂気を描くハードロマン集。

「BOOK」データベース

読者の声

下僕の才一と共に五頭山麓の山家に隠棲するという衝撃的な内容であり、人間が人間を飼うという狂気を堪能できる思慮深い内容である点です。(36歳 男性 自営業)

「鬼の都」1票

人か、鬼か―啖われた異常死体が東京に出現。ただ1人、鬼の正体が見える中丘刑事は、鬼の秘密に迫る。

「BOOK」データベース

読者の声

刑事と鬼との死闘を描いているのが面白い。魅力的なストーリーでバイオレンスな雰囲気も良かった。(46歳 女性 主婦・主夫)

「悪霊刑事」1票

魔の殺人前線、北上す!人の脳を喰らう悪魔蝿に挑む、謎の刑事妙玄直之。殺戮のハードロマン。

「BOOK」データベース

読者の声

謎の刑事と人の脳を喰らう蝿という設定が面白く、ストーリーも魅力的で惹き込まれ、グロテスクな描写が多いのも良かった。(26歳 男性 パート・アルバイト)

まとめ

いかがでしたでしょうか。西村 寿行のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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