大学卒業後に会社員として仕事をするかたわら小説を書き、「オーデュボンの祈り」が2000年の第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューしました。
伊坂幸太郎の作品は、ユニークな登場人物、思わぬストーリー展開、きれいな伏線回収が魅力。映画化された作品も多いです。
今回は、読書好き65人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。
1位「ゴールデンスランバー」11票
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。
行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
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読者の声
仙台の街中の描写が鮮明です。ストーリー展開も緊迫感があり、面白いです。(30 女性 主婦・主夫)
首相の暗殺を企てたとして濡れ衣をきせられた主人公が逃亡して整形をした話(60 女性 パート・アルバイト)
各章の登場人物やストーリーが少しずつ繋がっていて、ひとつひとつは短いが読み終わると壮大な物語を読んだ気持ちになれる。(31 女性 会社員)
スリルと人の優しさ。一つの伏線を2回、回収する構成のうまさ。(45 女性 自営業)
ひょんなことから殺人犯にさせられた主人公が仲間とともに難題に挑む話ですが最後の方の話題の裏切りは驚きがあります。(32 男性 会社員)
最初から最後までハラハラドキドキの展開で次はどうなるんだろうという気持ちで、飽きずに楽しめました。(26 女性 会社員)
とある普通の男性が首相暗殺の犯人とされてしまい、孤独の逃走をする話。ドキドキ感とスリル感がたまりません。(24 男性 自営業)
主人公に無実の罪をきせた犯人がわからない気味の悪さが面白かった。テンポがよく、どんどん読めた。(39 女性 会社員)
突然巨大な陰謀に巻き込まれた主人公青柳雅春(堺雅人)のスリリングな逃亡劇。最後の終わり方はぐっとくる感じで深堀しないあたりも伊坂幸太郎らしい作品だと思った。(29 男性 会社員)
活字でありながら、まるでサスペンス映画を見ているような躍動感に溢れている。(53 男性 会社員)
首相暗殺の濡れ衣を着せられる主人公を描いた作品。所々に伏線があり、しっかり回収されていく爽快感がある。現代のマスコミなどの在り方を考えさせられるような作品です。(24 男性 無職)
2位「重力ピエロ」10票
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。
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読者の声
真実が明かされていくと、重い内容だが、互いに家族を思いやる気持ちが溢れていて好きな1冊です。(47 男性 自営業)
実写化された映画を見て好きになり本も読んでみましたが、複雑なストーリーが素晴らしく伏線の回収もとても綺麗です。放火やレイプという暗いテーマも扱いますが、裏のテーマとしては家族の愛というものが垣間見れる作品です。(25 男性 会社員)
生まれながら残酷な宿命を背負った弟とその兄の絆の強さの美しさが素晴らしいです。生きることは難しいものですが、救いはどこかにあることを教えてくれる作品です。(39 男性 会社員)
放火事件を解明していく二人の兄弟がとても興味深い。謎解きするまでの過程がめちゃ面白かった。(65 男性 自営業)
テーマはとても重く濃い内容ですが、感受性が豊かになる作品です。(38 男性 会社員)
伊坂幸太郎らしい細やかな伏線に加え、当人には何も関係ない罪と、それを受容する家族の姿が美しいです。(35 男性 会社員)
放火やレイプなどの重い話ですが伊坂さんの書く話のせいかそこまで重くなく不思議な気持ちになる本でした(40 男性 会社員)
二人の兄弟の家族愛の物語です。結末では涙なしには読み進む事は出来ないでしょう。伊坂幸太郎氏の作品は奥が深い話が多いです。(45 女性 主婦・主夫)
考えさせられるヘビーな世界が描かれている作品で、何度も読み返したくなります。(38 女性 パート・アルバイト)
ベースは放火事件の謎解きで、サスペンス要素。この謎解きが秀逸。さらに、謎解きだけでなく、家族の愛を感じるポイント。血縁にこだわらず、家族に対して愛情を持つことが大切と感じさせてくれる。(32 女性 自営業)
3位「陽気なギャングが地球を回す」8票
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。
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読者の声
銀行強盗のグループの話でシリーズ化されているのはこの小説くらいじゃないだろうかと思う。映画化もされていてとても好きな作品です。(29 女性 パート・アルバイト)
文章が洒脱でスピード感がある。展開が早くどんどん読み進められるし、どんでん返しにもびっくりする。(32 女性 会社員)
登場人物のキャラクター設定が個性的で最初は意味がわからないが、最後の最後でそれぞれの個性を発揮して伏線を回収するところが気持ちがいい。(30 女性 主婦・主夫)
人を傷つけない銀行強盗四人組の物語。嘘発見器の成瀬、演説の達人の響野、スリの達人の久遠、体内時計の雪子によって華麗なる銀行強盗が計画どおりに実行されてしまうコミカルさがポイントです。(51 女性 パート・アルバイト)
前半の伏線が凝縮されて最後のカタルシスに向かっていく爽快感は伊坂作品の中でも指折り。(29 女性 会社員)
初期の頃の作品。伊坂幸太郎の独特な世界観にハマったのがこの本でした。(46 女性 主婦・主夫)
登場人物が個性的で、テンポの良い展開に引き込まれるストーリーが魅力的です。(39 女性 主婦・主夫)
主要の4人の特異能力が個性的で面白いです。こんなに緩い銀行強盗もいないのではないでしょうか。会話のテンポが良いのでサクサク読めました。(28 女性 主婦・主夫)
4位「グラスホッパー」7票
復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え、男たちは走る。3人の思いが交錯したとき、運命は大きく動き始める…。クールでファニーな殺し屋たちが奏でる狂想曲。書き下ろし長編。
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読者の声
主人公だけでなく殺し屋や押し屋の心理描写もありとても読み応えがあります。(30 女性 主婦・主夫)
映画化した小説ですが、とにかくキャラが魅力的で一気に最後までテンポよく読めます。続けて読めるならマリアビートルもぜひおすすめしたいです。(33 女性 パート・アルバイト)
個性的な殺し屋がでてくる、伊坂幸太郎らしいテンポが良いミステリ作品(30 女性 会社員)
ハードボイルドです。カッコいいです。結末がどうなるかも気になり面白いですが、ハードボイルドの世界を楽しめるのがおすすめポイントです。(36 女性 会社員)
殺し屋と遭遇する一般の人が、いろんな事件に巻き込まれながらも真実と成長をしていく点(35 男性 会社員)
妻を殺された人が復讐をしようとある男を狙っていたらその男が殺されてしまう。 元教師、自殺専門の殺し屋、ナイフを使って人を殺す若者の物語が絡みあう。終盤では話が繋がり大興奮です。(44 男性 会社員)
様々な殺し屋の視点に変わるところや、最後に起こる大どんでん返しに息を飲むこと間違いなしです。(21 女性 学生)
5位「アヒルと鴨のコインロッカー」6票
引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。
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読者の声
「本屋で広辞苑を盗む」という奇妙な犯罪の協力を頼まれた主人公が、2年前に起きた事件について知ることになるというお話で、セリフ回しが軽妙で心地よく、思いもよらない真相に近づいていく緊迫感も楽しめました。(23 男性 学生)
様々な謎が入り組んでいますが最後に一つにつながった時の衝撃がおすすめです。(33 男性 会社員)
設定もストーリーも面白いです。どんでん返しもあって、最後まで一気に読み進めました。実写映画も好きです。(28 女性 会社員)
アヒルと鴨のコインロッカー は、とてもあったかくみれる内容だからです。(39 男性 会社員)
ラストの衝撃がとにかくすごい。しっかり読んでいたはずなのに、騙されていたことに気付いて鳥肌が立つ。(27 女性 会社員)
なるほどそういうことだったのか!パズルのピースがはまったぞ!となります。(41 女性 パート・アルバイト)
6位「死神の精度」4票
CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。
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読者の声
死神がどこか人間臭いところがあり感情移入がしやすい。その為、主役が死神なのに作品に温かさを感じる。(43 女性 会社員)
死神の主人公に共感できないはずなのに愛着が湧き、短編の話と話がつながっていくのが楽しい。(26 女性 会社員)
「オーデュボンの祈り」も良かったのですが、音楽好きでいつも雨という死神の千葉の設定が最後までうまく生かされていて面白いです。(55 男性 会社員)
死神と、死の対象となる人との関係性が面白い。死神が人間の言葉の意味を理解出来ず、考えたり勘違いしたりするのが、良い。(34 女性 主婦・主夫)
6位「オーデュボンの祈り」4票
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。
無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作
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読者の声
まず幻想的な文章と内容に魅せられました。最後の人間に必要なものには共感できましたので好き。(39 男性 パート・アルバイト)
デビュー作ということにびっくり。深い童話。子供の頃のドキドキ感を抱いたまま読み進められます。(26 女性 主婦・主夫)
よく分からない序盤から最後にピースが当てはまっていくパズルのような心地よさがあります。(33 女性 主婦・主夫)
話の展開は、たくさんある作品の中でも一番好きです。最後に素敵な気持ちになります。(39 女性 主婦・主夫)
7位「ホワイトラビット」2票
兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。
ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!?
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読者の声
主人公の妻の誘拐から警察の突入まで物語の展開がテンポ良く面白い。(42 男性 会社員)
ホワイトラビットは、次の展開が楽しくみれます。(41 女性 会社員)
8位「夜の国のクーパー」1票
目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すものだから、驚きが頭を突き抜けた。
「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」猫は摩訶不思議な物語を語り始める―これは猫と戦争、そして世界の秘密についてのおはなし。
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読者の声
私という人間と、トムという名の猫がおりなす奇妙なやり取りや世界観が独特で興味深い。(39 男性 会社員)
8位「魔王」1票
政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント。
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読者の声
普通に見える普通じゃない主人公が、明らかに普通じゃない人たちと戦う点が好きなところです。(34 女性 主婦・主夫)
8位「終末のフール」1票
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。
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読者の声
伊坂幸太郎作品でまずおすすめするんだったらコレ。基本的には短編集だか、それぞれ関係性があって面白くて読みやすい。(52 男性 会社員)
8位「砂漠」1票
「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。
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読者の声
学生時代特有の時間の流れの中で、人間の繋がりのあたたかさを感じさせてくれます。(51 女性 会社員)
8位「逆ソクラテス」1票
逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。
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読者の声
子供たちに元気と勇気を与えてくれる言葉が満載。現実への向き合い方を教えてくれる。(60 女性 パート・アルバイト)
8位「火星に住むつもりかい」1票
「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。
不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!
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読者の声
「平和警察」なる組織が平和乱す住民を取り締まり、えん罪であっても処刑していくストーリー。それに対抗していく市民、そしてある人物の姿がスリリングに、スピード感あふれる文章で展開される。(61 男性 経営者・会社役員)
8位「マリアビートル」1票
幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。
小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!?
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読者の声
新幹線の中で殺し屋が5人もいて、バトルを繰り広げるのが面白くて熱中して読んでしまいます。もちろん伏線回収もあってそこも楽しめます。(35 女性 無職)
8位「フィッシュストーリー」1票
最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。
時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。
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読者の声
伊坂幸太郎さんの作品は、長編で、少し重めの内容が多いですが、この本は短編集で読みやすい。また、今までの作品の登場人物が出ているのもあり、サブストーリー的な要素もあり、大変おもしろい。(34 女性 主婦・主夫)
8位「キャプテンサンダーボルト」1票
発端は山形のホテルだった。借金返済のため一攫千金を狙う相葉時之は、手違いからテロリストに命を狙われる羽目に。絶体絶命の中、かつての級友・井ノ原悠と再会したことで、物語が動き出す――。
蔵王・御釜が発生源とされる感染症「村上病」。同地に墜落したB29。そして、公開中止になった特撮映画。深まる謎と追走劇の果て、明かされる真相とは?
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読者の声
阿部和茂との合作という伊坂作品の中でもかなり異色な作品。蔵王に行ってみたくなります。(48 男性 会社員)
8位「ガソリン生活」1票
のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。
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読者の声
「車」視点という伊坂さんならではのユーモアに溢れた語り口調がポイントです。(25 女性 会社員)
8位「あるキング」1票
山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのか―。群像劇の手法で王を描いた雑誌版。シェイクスピアを軸に寓話的色彩を強めた単行本版。伊坂ユーモアたっぷりの文庫版。同じ物語でありながら、異なる読み味の三篇すべてを収録した「完全版」。
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読者の声
まるで感情が無いような主人公と、その壮絶な人生に色々と考えさせられました。ふと、こういう人っているのかも知れないと思ってしまいました。(51 女性 主婦・主夫)
8位「アイネクライネナハトムジーク」1票
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。
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読者の声
短編だから詠みやすいけど、全ての物語が繋がっていて、全体的なまとまりがいい。(48 女性 パート・アルバイト)
8位「AX」1票
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐために仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。物語の新たな可能性を切り拓いた、エンタテインメント小説の最高峰!?
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読者の声
鬼嫁の言動や親子関係が非常に楽しいです。短編で非常に読みやすかったです。(26 男性 パート・アルバイト)
まとめ
いかがでしたでしょうか。伊坂幸太郎のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。