司馬 遼󠄁太郎おすすめ小説ランキング19選【読書好き58人の声を集めました】

司馬 遼󠄁太郎は、戦国期や幕末期の日本人を描き、膨大な数の歴史小説を世に送り出した小説家です。

本屋にいくと司馬遼太郎の長編小説が何巻もずらりと並んでいるのを目にしますね。

今回は、読書好き58人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。

1位「竜馬がゆく」11票

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。

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坂本龍馬の人柄から歴史的偉業のすべてが込められている大作で、龍馬像を作り上げた。(44歳 男性 公務員)

幕末期に活躍した坂本龍馬の生涯が描かれた作品で龍馬の前向きさ、視野の広さ、更には行動力が伝わってきて、読み手の励みにもなるところがこの作品のポイントです。(48歳 男性 会社員)

この作品を語り出すとキリがないのですが、一番の見どころは龍馬の行動力が好きです。(30歳 男性 経営者・会社役員)

登場人物のセリフがとにかく胸に刺さり、与えられる影響も大きい作品です。(38歳 男性 会社員)

坂本竜馬が本当にこんな人物だったんではないかと思わせてくれるリアリティさ、その上で、とても魅力的な人物である事が文字から読み取れて、長いですがあっという間に読める作品です。(33歳 女性 会社員)

この小説で、司馬が描いた坂本竜馬によって、現在人気の龍馬像を確立させたと言っても過言ではない。(44歳 男性 会社員)

物語を通して、先を読む力や発想の大切さを知る事が出来ます。ビジネスにも役立つ考え方が手に入ります。(28歳 女性 会社員)

幕末の立役者、坂本竜馬の幼少期から、暗殺されるまでの一生をまるでみてたかのように細かく書いた時代小説です、坂本竜馬の革新的な計画や実際したこと、考え方大人になって改めて読むと感動します、(58歳 女性 会社員)

言わずと知れた”龍馬物”の先駆的・代表的な作品、ドップリと”男 龍馬”の世界に浸ることができる作品です。(60歳 男性 会社員)

父親が好きで、私が小さい頃からよく読んでいたのが印象的で、大人になってから私も読みましたが、読みやすかったです。(38歳 女性 パート・アルバイト)

坂本龍馬の生きざまに感動できるだけでなく、この1冊で幕末の歴史を理解できる。(53歳 男性 会社員)

2位「坂の上の雲」10票

明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。この時期を生きた四国松山出身の三人の男達―日露戦争においてコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く長篇小説全八冊。

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今の日本人にはない、いい意味での愛国心をもっていた時代の空気感を感じらます。この国を良くしたい、この文化を広めたい、後進を育てたいという欲の持ち方に感銘を受けました。(35歳 女性 会社員)

有色人種が白人を破ったというのがありますが、これを読む限り全然そうは思えない違う角度からの見方がよいです。(47歳 男性 自営業)

日露戦争に関しての現場の兵士、司令官、政府などさまざまな視点から描きます。ロシアという強大な軍事力を持つ国家に対して当時弱小国に過ぎなかった日本が勝つというストーリーの中で歴史のロマンや愛国心が掻き立てられるそんなストーリーです。(25歳 男性 会社員)

歴史小説ですが読みやすく、幕末の重要人物の活躍がとてもわかりやすく書かれているのでお勧めです。(39歳 女性 主婦・主夫)

戦国時代や幕末を描くことが多いこの作者としては珍しい時代設定の話であることに興味を持ち読みました。部下や年下をまとめたりする立場の人は読んでも損がない小説だと思います。(29歳 女性 パート・アルバイト)

登場人物の群像劇に引き込まれます。明治の人間がどのように生きてきたのかがよく読み取れ、同じ日本人なのに違うところも多く、関心させられた部分もかなりあります。(20歳 女性 学生)

作品のスケールの大きさ、秋山兄弟のキャラクターの対比の面白さ、また個人的に尊敬する正岡子規が登場する事。(38歳 女性 無職)

江戸から明治という激動の時代を生きた3人の人物の生きざまが、日本が近代国家として世界で名を上げていく過程と見事にリンクしている点がおすすめです。(52歳 男性 会社員)

日露戦争で騎馬隊を率いて活躍した秋山好古。「三笠」に乗船し旅順港攻撃でロシア軍に勝利した海軍中佐秋山真之。ともに日本軍の勝利に貢献した兄弟二人の人生が大変面白い。歴史の勉強にもなります。同じ松山出身、正岡子規との交流など読みどころの多い作品です。(60歳 女性 主婦・主夫)

クライマックスでもある、旅順攻略から日本海海戦までの描写が特に壮大な戦争映画のような筆致で読み応えがあります。(45歳 男性 会社員)

3位「燃えよ剣」9票

幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。

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土方の狂気をはらんだ行動が魅力的で惹かれます。身近にはあまりいて欲しくないですが。(35歳 男性 会社員)

新選組副長である土方歳三の生きざまが鮮やかに描かれている作品だから魅力的です。(32歳 男性 会社員)

主人公の土方歳三の真っ直ぐに自分を貫く生き方が丁寧に書かれているところが好きなポイントです。(33歳 男性 パート・アルバイト)

土方歳三の生き方が非常に格好良い。また近藤勇・沖田総司をはじめ芹沢鴨・山南敬助・伊東甲子太郎ら新選組幹部や隊士たち、さらに榎本武揚・大鳥圭介ら関係人物等の描写がひとりひとり非常に興味深く、作者の人物造形の才能が素晴らしい。(54歳 男性 団体職員)

日野の薬売りだった頃から函館で討死するまでの土方歳三の生涯を丹念に描いています。英雄伝というよりは土臭くて武骨な男の物語です。他の登場人物も人間臭くてリアルに表現されていると思います。(57歳 男性 自営業)

幕末で生きた人たちがすごく綺麗に分かりやすく書かれているところがおすすめポイントです。侍として生きようとした人たちの、それぞれの人生が描かれていて、人間味あふれるところが大変興味深い作品となっております。新選組の結成から崩壊まで、リアルに描かれており、目の前に光景が浮かぶような文章が非常に見やすかったと思います。読んだことがない人には一番にお勧めしている作品(33歳 女性 主婦・主夫)

導入部は土方歳三の人間臭さ等で親近感を覚えるが、新撰組結成、新政府軍との戦いなどを経ての成長が描かれ、いつの間にか憧れを感じてしまうほどに引き込まれます。(39歳 男性 会社員)

新選組、幕末好きならぜひ見てほしい一冊です。新選組について、土方歳三の目線から細かく、書かれていて様々な想像を膨らましてくれます!(35歳 女性 会社員)

人生の最後まで新撰組として武士らしく生きた男の姿が描かれていてかっこいいと思いました。(23歳 男性 パート・アルバイト)

4位「項羽と劉邦」4票

紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。

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始皇帝亡き後、生き様も性格も違う二人がどのように出世していくのかよくわかる。(32歳 女性 会社員)

楚の項羽と漢の劉邦の戦いの話です。中国史が好きな人にはお勧めの一冊です。(31歳 女性 主婦・主夫)

項羽と劉邦が頭角を現していく過程と、最後には二人が天下をかけて対決するところ(56歳 男性 自営業)

項羽と劉邦は、文字通り項羽と劉邦の戦いを史実に忠実に描いた作品ですが、特に「四面楚歌」の所以とされる垓下の戦いでの敗軍の将らしからぬ威厳に満ちた項羽の言動や矜持に引き込まれてしまいます。(49 女性 会社員)

5位「国盗り物語」3票

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を“国盗り”の拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。

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美濃のマムシと呼ばれた戦国武将・斎藤道三の成り上がりと波乱万丈の生涯を、圧倒的なボリュームで史実に沿って痛快に仕上げた歴史小説。(48歳 男性 自営業)

岐阜県出身で斎藤道三の生い立ちに興味があり、その事が詳しく描かれている。(34歳 男性 会社員)

司馬遼太郎の表現力の面白さが出ているです。私の想像を超える道三を表現しており新たな魅力に気づかされた部分がおすすめです。(38歳 男性 会社員)

6位「梟の城」2票

織田信長によって一族を惨殺された怨念と、忍者としての生きがいをかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛籠重蔵。その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り、重蔵を捕えることに出世の方途を求める風間五平。戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し、歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作品。

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梟の城は、内容がよく非常に楽しくみれいるからです。そのため選びました。(39歳 男性 会社員)

戦国時代を舞台とした忍者小説。自分自身伊賀出身ということもあり読みました。忍者ものなのですが、時代劇のようでそこに恋愛もあるという少し不思議な作品。服部半蔵や徳川家康なども出てくるのですが、主人公の葛籠重蔵と風間五平は架空の人物というところで少し紛らわしさもありましたが、面白い作品でした。(24歳 男性 会社員)

6位「峠」2票

幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。

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主人公が豪雪地帯に住んでいて、雪かきが重労働で、雪のない地帯に比べて不利だと常々言っていて、江戸の街に出てきて、雪が無い事が素晴らしくいいと感嘆するところが面白かったです。(58歳 女性 主婦・主夫)

江戸後期の侍の生き方が、現代の自分にも当てはまる。歴史では学習しない越州の幕府の話で大河ドラマにしてもよいくらいの濃い内容です。(42歳 男性 無職)

6位「新選組血風録」2票

恋に涙する沖田総司、隊士の心を妖しくときめかす前髪の美剣士、薩摩の間者富山弥兵衛、真贋の判じがたい虎徹に執する近藤勇…幕末の大動乱期、剣に生き剣に死んでいった新選組隊士一人一人の哀歓、生死のかたちを冴え冴えと浮彫りにする。

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幕末の機動捜査隊である新選組について、色々な視点から描いた短編集です。特に有名な京都での仕事ぶりだけでなく結成秘話をも抑えていて、エピソードの一つ一つが長すぎず気楽に手に取ることができる点も含めておすすめしたい良作です。(39歳 男性 自営業)

今でこそ人気のある新選組ですが、隊士たちの個性に焦点が当てられるようになったのはこの作品がきっかけではないかと思います。新選組人気の原点と言っても過言ではない本です。短編集で読みやすいところもおすすめです。(36歳 女性 会社員)

6位「功名が辻」2票

天下にむかってはなばなしく起ち上った織田信長の家中に、ぼろぼろ伊右衛門とよばれる、うだつの上らない武士がいた。その彼に、賢くて美しい嫁がくるという…伊右衛門は妻千代の励ましを受けて、功名をめざして駈けてゆく。戦国時代、夫婦が手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊の痛快物語。全四冊。

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司馬遼太郎作品ではってもめずらしい女性が主人公の作品。戦国時代の女性が生き生きと描かれている。(30歳 女性 会社員)

武士である夫、山内一豊の出世や人付き合いなどに関して、うまく立ち回るために支える妻が、計算高くも無邪気で面白い。(31歳 女性 公務員)

6位「宮本武蔵」2票

生涯に試合うこと六十余度、勝利を得ざることなし―剣の道を極め、「兵法者」の頂点に立ちながらも、「軍学者」としての仕官を求めて果たし得なかった稀代の剣客・武蔵。その自負と屈託を、「天才が往々にして持ついやらしさ」を見据えつつ、鮮やかに描き出す。

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宮本武蔵の生い立ちや半生を独特なタッチで描いた本格派の小説。(39歳 男性 会社員)

宮本武蔵はとても内容が濃く、楽しんで読むことができました。(41歳 女性 会社員)

6位「関ヶ原」2票

東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか。

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戦国最後の最大の合戦を舞台に、己の家の存亡を賭けて参加する各武将の心理描写が素晴らしい。(52歳 男性 無職)

関ヶ原の戦いを石田三成目線で追っていてとても人間臭いドラマに仕上がっている。(42歳 男性 会社員)

6位「ペルシャの幻術師」2票

十三世紀、ユーラシア大陸を席捲したモンゴル軍が占領したペルシャ高原のとある街。モンゴルの将軍とその命を狙うペルシャ人との暗闘を描いた「ペルシャの幻術師」(昭和三十一年、第八回講談倶楽部賞受賞)は司馬氏の幻のデビュー作で、文庫初登場である。同じく文庫初収録の「兜率天の巡礼」等、全八篇の短篇集。

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さらりと読みやすい文章の中に潜む、目を瞑ればまるで自分がイランにおりそこで起こる全てを見ているかのような臨場感が魅力。(30歳 女性 主婦・主夫)

ファンタジーな世界観が素敵です。姫を拐う幻術師っていうストーリーに惹かれます。(31歳 女性 主婦・主夫)

7位「豊臣家の人々」1票

殺生関白秀次、太閤様以上と囁かれた北ノ政所、桂離宮を造営した八条宮、大坂城とともに滅んだ淀殿母子など、ひとひらの幻影のような豊臣家の栄華のあとを、研ぎ澄まされた史眼と躍動する筆で現代によみがえらせ、司馬文学の魅力を満喫させる連作長篇。

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栄華に満ちた豊臣家ではなく、一族の因縁や暗さを描いたところが新鮮でおすすめ。(47歳 女性 会社員)

7位「風神の門」1票

関ヶ原の合戦によって豊臣家が大坂城にとじこめられてしまった時期、伊賀の忍者の頭領、霧隠才蔵は人ちがいで何者かに襲われたことから、豊臣・徳川の争いに次第にまき込まれてゆく。

生来、いかなる集団にも属することを嫌った才蔵であったが、軍師真田幸村の将器に惹かれ、甲賀の忍者、猿飛佐助とともに、豊臣家のために奮迅の働きをし、ついには徳川家康の首をねらうにいたる。

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主人公は霧隠才蔵で大阪の陣での活躍がポイントとなります。デビュー作の梟の城よりも娯楽色が強い作品となっており読みやすい内容です。司馬が作家を始めたばかりの頃の作品ですので後の有名作と比べると違いに驚きます。忍者モノなので何でもありなところが面白いところでしょう。(45歳 男性 無職)

7位「太閤記」1票

日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。

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秀吉が人間的に描かれていて面白い。人たらしだった秀吉が良く判る作品です。(65歳 男性 自営業)

7位「世に棲む日日」1票

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

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吉田松陰と高杉晋作を中心に幕末の長州藩を中心の話です。吉田松陰の狂気と高杉晋作の破天荒さが面白い。(40歳 男性 会社員)

7位「空海の風景」1票

弘法大師空海の足跡をたどり、その時代風景のなかに自らを置き、過去と現在の融通無碍の往還によって、日本が生んだ最初の「人類普遍の天才」の実像に迫る。構想十余年、著者積年のテーマが結実した司馬文学の最高傑作。昭和五十年度芸術院恩賜賞受賞。

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時代考証が適格と思われる所です。おすすめのポイントは、空海が生きた日本の姿が分かるところです。(72歳 男性 無職)

7位「俄ー浪華遊侠伝ー」1票

「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った“どつかれ屋”として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。

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子供ながら無宿人になってしまった万吉が侠客となるまでを、幕末の動乱と絡めてテンポよく描かれている。(40歳 男性 自営業)

7位「果心居士の幻術」1票

超人的な力の持主であるがゆえに、戦国時代の武将たちの運命を左右しながらも、やがては恐れられ殺されていった忍者たちの不可思議な生き様を描いた『果心居士の幻術』『飛び加藤』。そのほか、日本建国の神話に題材を取った『八〓(た)烏』から、幕末・新選組の裏面史を扱った『壬生狂言の夜』まで、歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘りおこした作品集。

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あまり有名な作品ではありませんが、知る人ぞ知る奇人可果心居士を司馬さんが描くとこうなるのか、という妖しくも戦国らしい奸計に満ちた感じが面白いです。(55歳 男性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。司馬 遼󠄁太郎のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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