有川浩おすすめ小説ランキング17選【読書好き70人の声を集めました】

有川浩は、1972年生まれで高知県出身の女性小説家です。

2003年にライトノベル作品「塩の街」で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、その後デビューしました。ライトノベル作家としてデビューした後に文芸作家として作品を発表し活躍しています。

自衛隊を題材にした作品、心温まる日常の物語を書いた作品、青春物語の作品など多数の人気作品があります。

今回は、読書好き70人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。

1位「図書館戦争」16票

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。

名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。

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読者の声

言論の自由を守るというテーマと恋愛の要素がバランスよく構成されている。(41歳 女性 会社員)

図書検閲という、現代ではありえなさそうなことを題材にしていて面白いです。(54歳 男性 会社員)

読んでいると、そんな図書館があるのではと感じてしまうような世界観い引き込まれて、ドキドキしちゃいます。読み始めたらとまれません。(41歳 女性 主婦・主夫)

図書館を舞台にした世界観がとても好きです。本を護るために闘うお話ですが恋愛要素もかなりありおすすめです。(43歳 女性 パート・アルバイト)

図書館の組織等しっかり構想が練られているのはともかく、人間関係がムズキュンが多めで、テンポよく楽しいです。若い女性で好きな人は多いと思います。(32歳 女性 パート・アルバイト)

大切なものを守るために戦う隊員たちの姿がすごく格好いいし、その中に盛り込まれている恋愛模様にもキュンキュンが止まりません。(29歳 女性 主婦・主夫)

物騒なタイトルだけど、中身は甘すぎる恋愛が繰り広げられていて、図書館の意義や重要性を知ることができるだけでなく恋愛小説としてもおすすめです。(40歳 女性 会社員)

映画化・漫画化もされた代表作です。図書が検閲され自由がうばわれた時代に、本を読む自由と戦う図書隊と検閲との抗争、そしてなによりも登場キャラクターの恋愛・友情などがとても心に響きます。(24歳 女性 会社員)

本に対する規制や検閲といった、現代的な問題にどう向き合っていくかという見方がありながらも、恋愛やアクションというエンタメ的な面白さもあり様々な楽しみ方ができるところがおすすめです。(34歳 女性 会社員)

本を巡っての戦い。でてくる登場人物が個性があり、おもしろく読むことができます。(47歳 女性 主婦・主夫)

図書館が武装化され、戦闘が起きたり、その中で繰り広げられる恋愛模様などドキドキしながら読めます。(45歳 女性 主婦・主夫)

有川浩の初期衝動が全て詰まっている作品。恋愛の甘々感とSFとしての焚書ものが絶妙に入り交じる。(32歳 男性 自営業)

なんといっても主役の二人の焦れったい恋愛模様にときめきます。(37歳 女性 自営業)

このシリーズは永遠に続いて行って欲しいと思う位の面白さです。(45歳 女性 主婦・主夫)

2位「阪急電車」13票

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

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読者の声

個人的に通学に阪急電車を利用していたので登場する場所に馴染みが深く、読みやすく面白いストーリーが魅力です。(43歳 女性 自営業)

普段阪急電車を利用する立場なので、おなじみの駅が出てきたりしてとても楽しめた。(39歳 男性 パート・アルバイト)

短編集ですがそれぞれに別の登場人物も出てきて、人とのささいな繋がりが尊く思えます。実生活では敵視されがちな「美人でデキル女」目線の台詞が秀逸です。私は阪急沿線に住んでいたので思い入れがありますが、そうでない人でも周囲の人に優しくしたくなる素敵な小説です。(44歳 女性 会社員)

同じ路線に乗った見知らぬ人間たちが織り成すドラマが、起承転結含め面白く、複雑に書かれている所です(38歳 男性 無職)

阪急今津線の電車内で繰り広げられる人々のドラマが描かれています。切ない失恋や、新しい出会い、ホッとする心温まる物語です。(62歳 女性 パート・アルバイト)

舞台となった阪急今津線にもよく乗るし、沿線に住んだこともある身として親近感を感じる。多少の誇張表現があるが、逆瀬川の孫子や門戸厄神の女子大生などはリアル感もある。(41歳 男性 自営業)

風景の描写がとてもきれいです。あとは様々な登場人物のストーリーが同時展開されるので、感情移入がしやすいです。(30歳 女性 パート・アルバイト)

電車が往復する合間に話が展開する構成の巧みさが見事。電車の中という日常の風景を、ちょっとだけ特別な空間に感じさせてくれます。(34歳 男性 無職)

ありふれた日常の中にある喜びや、切なさなどの心の機微が見事に描かれています。(59歳 男性 自営業)

ローカル電車を舞台にした小さな出来事が少しずつ交差していく。心温まる物語の数々に思わず涙してしまいます。(30歳 女性 主婦・主夫)

ありふれた日常を阪急電車を通じて描く。非常に親近感がある小説です。(47歳 男性 会社員)

一つの電車の上り、下りで起こるちょっとした出来事がとても楽しいです。電車一つでここまでつながって人とのかかわりがあるのはなかなかないです。(25歳 女性 公務員)

阪急沿線に住んでいてるので、なじみの地名がたくさん出てきて楽しいです。大学生二人のウブな恋愛の話が一番好きです。(43歳 女性 無職)

3位「植物図鑑」10票

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。

思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。

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読者の声

ストーリー性の面白さはもちろん、植物についても詳しくなれる。(27歳 男性 会社員)

植物の名前を知ってる事は、ささやかな人生の進歩で、ヘクソカズラを初め雑草と言う草は無く、全ての植物に名前があると仰った昭和天皇の言葉に凛としました。(53歳 女性 主婦・主夫)

恋愛要素だけでなく、植物知識を加えることで生まれる空気感が心地よい。(30歳 女性 会社員)

普段は見過ごしがちな草花を本当に魅力的に描きながら淡い恋心も甘くて心が温まりました。(48歳 女性 主婦・主夫)

こんなにピュアで、ここまで心を揺さぶられる恋愛があるんだ、とビックリ。(47歳 女性 主婦・主夫)

ひょんなことから一緒に住むことになった男性と、少しずつ、一歩ずつ異性として意識しながら恋に踏み出していくところにとてもときめきます。(23歳 女性 会社員)

基本は野草を食べる小説。拾った青年との何気ない日常が楽しいです。読んでいてやたらと山菜を食べたくなりました。(27歳 男性 会社員)

気楽に読めて、最後はとても幸せな気持ちになれる娯楽小説です。少女漫画のような展開なので、キュンキュンします。(32歳 女性 自営業)

心優しい青年と主人公がちょっと変わった同居生活を送るお話です。道草をくいながら少し遠回りな甘酸っぱい恋が楽しめます。2人の会話や日常生活にきゅんきゅんするはずです! (18歳 女性 学生)

春菊やタンポポ等、様々な植物を使った可愛らしい見た目の料理が出てきて、真似したくなるのが、気に入っています。(28歳 男性 会社員)

4位「三匹のおっさん」7票

還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響を与え…。痛快活劇シリーズ始動。

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読者の声

テレビドラマになった原作本で、中年男性3人の有志による市中警備といった面白い内容です。(47歳 男性 自営業)

現代の日本を舞台に、還暦を超えた男性3人がご近所で起きた事件を解決していく爽快なストーリー。(52歳 男性 会社員)

テンポがよくて、ドラマやアニメを見ている気分になるくらい読みやすいです。おっさんたちがだんだんと可愛く見えてきます。(29歳 女性 会社員)

おっさんたちの悲哀と痛快な展開が面白くてあっという間に読めるところが好きです。(43歳 女性 主婦・主夫)

自分と年齢が同じ主人公たちが、困った人をそれぞれが長い人生で得た知見で爽快に解決しているところが格好いいです。(62歳 男性 会社員)

主人公が3人のおっさんで、町内の悪を正していくストーリーです。楽しくて笑える小説です。(50歳 女性 会社員)

有川さんの小説は読みやすさがありますし、笑いとユーモアの要素がたっぷりあるので読んでいて楽しいです!(31歳 男性 会社員)

4位「塩の街」7票

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。

だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作!番外編も完全収録。

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読者の声

塩に体が毒されていく病が蔓延している街が舞台です。未知の病に侵される危険を背負いながらも、懸命に人を愛し、人を信じる姿に、励まされました。(25歳 女性 パート・アルバイト)

まず人が塩になるという現象の発想に驚きました。そして塩に変わっていく人々の背景や感情に感動しました。(43歳 女性 主婦・主夫)

あり得ない世界のストーリーが突然始まるのですが、決して非現実的ではなく、イメージしやすいストーリーで近くや触感までリアルに想像できる、後引く小説です。(41歳 女性 自営業)

世界は終わる瞬間を描いたストーリーです。人は世界が終わる最後まで恋をするという人とはを考えさせられる面白いものです。(43歳 男性 自営業)

塩害で崩壊してゆく世界の中で、出会うはずのない元パイロットと1人の少女の奇妙な生活と塩害の謎を描く部分。(47歳 女性 会社員)

塩害という現実ではありえない未知の災害に襲われて消え去っていく街と人が描かれている点が面白いと思います。(26歳 女性 会社員)

世界が終わりそうな世の中で奮闘する人々の姿が好きです。まるで古代の宗教の話のような、人が塩になる設定が面白いです。(31歳 女性 主婦・主夫)

5位「空飛ぶ広報室」4票

不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い…。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。

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読者の声

航空自衛隊のパイロットではなく、あくまでも広報の仕事が紹介されていてそれが意外に面白いところ(43歳 男性 自営業)

自衛隊の広報室という一般的には馴染みのない世界の物語だけど、主人公の日々の奮闘にこちらも感情移入してしまいます。また、戸惑いながらも広報の仕事に向き合い自分の居場所を確立していく姿は、私の入社当時と重なり初心を思い出させてくれました。(32歳 女性 公務員)

ドラマ化されて有名です。原作を読むとどれほど航空自衛隊を取材されたのか伝わってきて胸をぐっと掴まれます。他の陸海自衛隊にも思いを寄せることができます。読んでるとありがとうと患者でいっぱいになる1冊です。(37歳 女性 無職)

パイロットの夢を断たれ、広報室への異動となった空井とテレビ局記者のリカの成長と恋が面白いです。(51歳 男性 会社員)

6位「フリーター、家を買う。」2票

就職先を3カ月で辞めて以来、自堕落気侭に親の臑を齧って暮らす“甘ったれ”25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。本当にやりたい仕事って?やり甲斐って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長篇小説。

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読者の声

お母さんが認知症になる話で誰にでも、起こりうることで主人公のお母さんのために、立派に成長した姿を読者にも何かが伝わると思いました。(31歳 女性 自営業)

仕事をしている人や、つらい環境にいる人が頑張ろうと思える小説です。めぐり合わせや努力が報われるストーリーはポジティブになれる要素があります。(33歳 男性 自営業)

6位「シアター!」2票

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。

新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。

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読者の声

華やかに見える劇団の裏側を描いた作品です。厳しい現実をコメディに展開することで、大変読みやすく楽しめます。登場人物に超人気声優が登場する点も必見です。(27歳 男性 会社員)

劇団がどうやって運営されているのか、それがとてもコミカルに表現されています。ゴミを小道具に使って舞台を作る場面は主婦の節約術みたいで面白かったです。(22歳 男性 学生)

7位「明日の子供たち」1票

三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

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読者の声

児童養護施設という場所が舞台となる他の小説とは異なる観点に圧倒的され主人公とともに学んでいきます。(25歳 男性 学生)

7位「県庁おもてなし課」1票

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?

悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント。

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読者の声

お役所仕事ばかりしていた公務員が、観光に携わるようになり、民間の人たちとの交流を通じて成長していく姿に感情移入してしまいます。コロナ禍で観光政策に注目が集まる今、読むべき一冊だと思います!(36歳 女性 会社員)

7位「海の底」1票

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。

一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく―ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。

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読者の声

作品のストーリ事態思いもよらない展開で面白い、特にネット上の掲示板が興味本位で書かれている事に対する批判的な記述は同感で、好きなポイントの一つです。(73歳 男性 無職)

7位「レインツリーの国」1票

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。

だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった―。

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読者の声

健常者と聴覚障がい者のたどたどしくも紡ぐ恋愛模様が切なくも温かく、読了後は幸せな気持ちでいっぱいになりました。障がい者がメインヒロインの作品は珍しく、健常者以外の人たちのことを考えるきっかけにもなるかと思います。時間を置いて、必ず再読したいと思う作品の1つです。(32歳 女性 会社員)

7位「ラブコメ今昔」1票

「自衛隊員の皆さんに恋愛や結婚の経験談を語ってもらいたいんです」。二等陸佐・今村和久の前に現れたのは、隊内紙の記者の元気娘・矢部千尋二等陸尉。訊けば、夫婦の馴れ初めを、コラムに掲載したいというのだが!?「みっともない」と逃げる今村、ねばる千尋。一歩もひかない攻防戦の顛末は―!?

様々な思いが交錯する、自衛隊員の結婚を綴った表題作を含む、十人十色の恋模様6編を収録した、国を守る男女の本気印恋愛百景。

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読者の声

作者自身が「自衛隊ものだってラブコメ作品があっていいじゃないか!」という熱い想いから生まれた、自衛隊員の恋愛模様が描かれています。短編なので読みやすいです!(33歳 女性 パート・アルバイト)

7位「ヒア・カムズ・ザ・サン」1票

編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが、真也が見た真実は―。

確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」を収録。有川浩が贈る物語新境地。

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読者の声

パラレルワールドが展開され、切なくて心が温かくなるお話です。(29歳 男性 会社員)

7位「ストーリー・セラー」1票

妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。

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読者の声

二部構成になっていて、それぞれ楽しめますが、両者のつながりがわかった時にまた面白い。(49歳 男性 パート・アルバイト)

7位「クジラの彼」1票

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる…。

表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外編も収録した、男前でかわいい彼女たちの6つの恋。有川浩がおくる制服ラブコメシリーズ第1弾。

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読者の声

自衛隊の人の生活が垣間見えて、とても興味深いお話しでした。そして、そこには切ない恋心もあって、胸がキュンとします。(45歳 女性 自営業)

7位「キケン」1票


ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称「キケン」。部長・上野、副部長・大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。

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読者の声

電気工科大学にある研究部「機研」の部員が不真面目な事を真面目にやるので思わず笑ってしまいます。読んだ人はきっと、こんな青春を謳歌したかったと憧れてしまうと思います。(29歳 女性 無職)

まとめ

いかがでしたでしょうか。有川浩のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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