西村 京太郎は、トラベルミステリーというジャンルの作品を書く推理作家です。
寝台列車や駅など舞台と、鉄道をつかったトリックやアリバイ工作がみられる作品が多いです。十津川警部のシリーズが有名。
列車の名前や地方駅が出てくるので、鉄道旅行好きかつ推理小説好きな人が楽しめる作品が多いでしょう。
今回は、読書好き50人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。
- 1位「寝台特急殺人事件」7票
- 2位「終着駅殺人事件」6票
- 3位「七人の証人」5票
- 4位「華麗なる誘拐」3票
- 5位「天使の傷痕」2票
- 5位「寝台特急「北斗星」殺人事件」2票
- 5位「札幌着23時25分」2票
- 5位「完全殺人」2票
- 5位「ミステリー列車が消えた」2票
- 6位「雷鳥九号殺人事件」1票
- 6位「名探偵なんか怖くない」1票
- 6位「名探偵が多すぎる」1票
- 6位「変身願望」1票
- 6位「鉄道捜査官」1票
- 6位「西日本鉄道殺人事件」1票
- 6位「西鹿児島駅殺人事件」1票
- 6位「寝台特急「はやぶさ」の女」1票
- 6位「消えた巨人軍 – 左文字進探偵事務所」1票
- 6位「消えたトワイライトエクスプレス」1票
- 6位「消えたタンカー」1票
- 6位「十津川警部の逆襲」1票
- 6位「十津川警部 西伊豆変死事件」1票
- 6位「十津川警部 殺しはトロッコ列車で」1票
- 6位「十津川警部 ストーブ列車殺人事件」1票
- 6位「殺しの双曲線」1票
- 6位「奥能登に吹く殺意の風」1票
- 6位「炎の墓標」1票
- 6位「闇を引き継ぐ者」1票
- まとめ
1位「寝台特急殺人事件」7票
寝台特急“はやぶさ”を取材する週刊誌記者の青木は、1号車の個室寝台で、「薄茶のコートの女」を撮影するが、そのフィルムを何者かに抜き取られてしまう。そして、翌日、多摩川に、その女の死体が浮かんだ。彼女は、いつ、どうやって運ばれたのか?犯人と、その目的は? ブームは、ここから始まった!累計一二〇万部を超える、トラベル・ミステリーの金字塔。
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読者の声
小説として洗練されて読みごたえがあるうえに、推理小説としての完成度も高く読後に爽快感を味わえます。(49歳 男性 自営業)
寝台特急殺人事件は西村京太郎の数多くある鉄道ミステリー作品の中の記念すべき第1作目だから。(44歳 男性 自営業)
十津川警部シリーズが好きでほとんど読みましたが、原点とも言えるこの作品は、寝台特急の中で事件が起こるという点がドキドキします。(37歳 女性 会社員)
詰将棋のようにアリバイを潰していく流れは、ロジカルな推理小説です。キャラ描写など、余分な要素が少ない純度の高いミステリ作品になります。(27歳 男性 会社員)
トラベルミステリーの醍醐味を皆に知らせてくれた名作。寝台車の描写も素晴らしい。(56歳 男性 会社員)
寝台列車を舞台にした事件を見事に描いており十津川警部の活躍がおすすめです。(53歳 女性 主婦・主夫)
西村京太郎の鉄道ミステリー第一作であり、オールタイムベストに挙げる人も多い名作です。複数の謎を無理なく絡めて回収する西村トラベルミステリーの真骨頂を楽しめます。(42歳 男性 経営者・会社役員)
2位「終着駅殺人事件」6票
青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく―。
上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。累計一六〇万部の栄光!第34回日本推理作家協会賞に輝く、愛と郷愁の国民的ミステリー。
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読者の声
名探偵コナンの青山剛昌先生もおすすめしている作品で、青森に帰省する際何度も殺人事件が起こってしまう。そのトリックが個人的にはすごく面白く、印象に残っています。(18歳 男性 学生)
登場する人達の人間関係が楽しめますし、怪しい人ばかりで犯人は誰だろうと面白く読み進めることができました。(42歳 女性 主婦・主夫)
西村京太郎の自選ベストには入っていませんが、トラベルミステリとしては、賞も受賞したこの作品が個人的にはベストだと思います。7人が続々死体になっていくのはゾッとすると同時にスリリングです。(38歳 男性 無職)
青森出身の集団就職した人のそれぞれの想いがテンポよく紹介され、伏線も散りばめられているので、最後まではらはらドキドキで読むことができます(62歳 男性 会社員)
巧みに構成された時刻表トリックの面白さと、犯罪の背後に隠された胸をうつ悲劇が同時に楽しめる傑作です。(56歳 男性 無職)
十津川警部シリーズの本作。上野発の寝台列車で同窓会へ向かう元同級生7人。列車内で次々に同級生が殺されていく中で、犯人を追っていく推理が楽しめます。(52歳 男性 会社員)
3位「七人の証人」5票
十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐された。彼が気付いたときには、彼は奇怪な無人島にいた。しかもそこには、ある町の一部分がそっくり再現されていたのだ。次々建物から現われる人間は、皆或る事件の目撃者、そしてやがて展開される狂気のシーン。犯人の狙いは何なのか。意欲充満の会心サスペンス長編。
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読者の声
十津川警部シリーズではこの作品が一番面白くておすすめです。最後まで犯人がわからなくて、意外な結末を迎えます。(51歳 女性 パート・アルバイト)
七人の証人の感情と変化の物語の流れやハプニングの描き方や真相に迫る過程が面白かった。(48歳 女性 主婦・主夫)
十津川警部を誘拐するまでの、手強い犯人が登場する点で、一筋縄ではいかないストーリー展開が気に入っています。(28歳 男性 会社員)
犯人の執念と事件に対する積み重なった小さな疑惑が紐解かれるミステリーがオススメポイントです!(32歳 女性 自営業)
息子の冤罪を信じる父親が孤島に事件現場を再現し、関係者7人を集め証言を取っていくが、そこに矛盾が生じていくストーリーです。最後まで犯人がいるのかいないのかわからなく一気読みしてしまうような作品です。(43歳 男性 自営業)
4位「華麗なる誘拐」3票
「日本国民全員を誘拐した。身代金五千億円を用意しろ」―前代未聞の要求が首相に突き付けられた。警察から協力要請を受けた名探偵・左文字進が解決に奔走する中、事件は予想だにしない展開を迎える!日本誘拐ミステリー史に燦然と輝く名作が、待望の復刊!
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読者の声
何と言っても誘拐犯との攻防が読んでいて非常に面白く興味を惹かれます。(44歳 男性 会社員)
トラベルミステリーにはない壮大なスケールで、グイグイ引き込まれます!(45歳 女性 自営業)
テレビドラマで初めて知り、読んでみたらハラハラ感があって面白かったです。(39歳 女性 無職)
5位「天使の傷痕」2票
武蔵野の雑木林で殺人事件が発生。瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。意味不明の「テン」とは何を指すのか。デート中、事件に遭遇した田島は、新聞記者らしい関心から周辺を洗う。どうやら「テン」は天使のことらしいと気づくも、その先には予想もしない暗闇が広がっていた。第11回江戸川乱歩賞受賞作。
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読者の声
江戸川乱歩賞を取った代表作です。社会問題を扱った作品でかなり考えさせられる作品です。テレビドラマにもなっていますのでそちらもおすすめです。(33歳 男性 経営者・会社役員)
天使の、といういわばキーワードにまつわる被害者の調査から身に迫る危険。読み応えがあるミステリー(47歳 男性 会社員)
5位「寝台特急「北斗星」殺人事件」2票
「『北斗星5号』を爆破する。1億円用意せよ」―「グループ3月3日」を名乗る男からの脅迫がJR東日本へ…。同時刻、同列車内でも謎の怪人物が爆破を警告! 全車両の点検を命じたJRの小池社長は、苦悩の末、1億円を支払い、列車運行を決断した。
ところが、直後、予告どおりロイヤル2号室が爆発、女優の浜野カオリが死亡。第2の爆破を惧れた十津川警部は、必死の対抗策を講じるが…。札幌へ向け、闇夜をひた足る豪華寝台特急「北斗星5号」はなぜ狙われたのか?十津川警部は、元部下の私立探偵橋本と連繋し、JR最大の危機に挑む。
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読者の声
殺人事件とは言え、どちらかと言えば人間ドラマ重視で静かに進展するイメージが強い西村作品だが、この作品は列車爆破という強烈なクライマックスが伴っており、かなり異色で面白い。(45歳 男性 会社員)
寝台特急「北斗星」には、ロマンと夢があります。その列車を舞台に繰り広げられるミステリーは、魅力的です。(42歳 女性 主婦・主夫)
5位「札幌着23時25分」2票
十津川警部は、暴力団組長の殺人罪を立証する重要な証人を、札幌地裁に護送することになった。タイムリミットは、深夜零時!組員たちは、悪徳弁護士佐伯の指示に従い、証人の暗殺を狙う。折からの航空ストのため、東京から札幌へは、乗り継ぎが必要となる。東北新幹線、在来線、青函連絡船、車、チャーター機―追われる側となった十津川と佐伯の虚々実々の攻防。
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読者の声
組織から命を狙われている者を連れて空路が使えない状況で札幌に向かわなければならない十津川警部に手に汗握ります。(43歳 女性 主婦・主夫)
十津川・亀井のコンビが裁判の証人を護衛しながら札幌目指す間に巻き起こるスリリングな攻防が面白い。(42歳 男性 会社員)
5位「完全殺人」2票
“最もすぐれた殺人方法を示した者に大金をやる”空別荘に集められた四人に男は提案した。初対面の四人には共通点があった。それは殺人を犯し、逮捕されなかったということ。すなわち、「完全殺人」の成功者たちだった。凶器の消し方、アリバイ工作、動機の隠蔽、四人は自らの犯罪を語り始めた…。完璧な殺人とは? そして奇妙な提案の真意とは?サスペンス傑作集登場!
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読者の声
短編集なので気軽に読みやすく、しかしそれぞれのトリックがしっかりしているので読みごたえも十分あるところが好きです。収録作品の中では、特にドラマ化もされた「殺しのゲーム」が好きです。(20歳 女性 学生)
それぞれの話がそんなに長くないので、気軽に読める小説になります。(29歳 男性 会社員)
5位「ミステリー列車が消えた」2票
行き先不明のブルートレイン「ミステリー号」が東京駅を出発したまま消息を絶ってしまった。ほどなく犯人から身代金10億円を要求する連絡が入る。速かに応じない場合は乗客の生命は保証できないという。全長250メートルに及ぶ列車を400名の乗客ごとに誘拐するという前代未聞の犯罪に、国鉄当局・警察は翻弄される。十津川警部の活躍は? 奇想天外なトリックの傑作鉄道ミステリー。
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読者の声
前代未聞の列車がまるまる消えてしまうという、何とも想像しがたいストーリーなのですが、身代金も絡む乗客400人を誘拐する事件という、西村先生ならではのあっと驚く展開に惹き込まれる作品です。最後までどうなるかわからず、とても面白くて好きでした。(42歳 女性 自営業)
400人の乗客と列車が突然と消えた作品で、高校生当時読んですごく怖かったけど面白かった作品です。(46歳 男性 パート・アルバイト)
6位「雷鳥九号殺人事件」1票
大阪発金沢行き特急「雷鳥九号」の車内で東京の貴金属商が射殺された。若い女性が容疑者として捜査線上に浮かぶが、事件は思わぬ方向に。金沢でも代議士が射殺され、同一凶器、同一時刻の犯行と断定されたのだ。不可解な事件の謎を解くカギは時刻表。十津川警部の名推理が真相を暴く!傑作トラベル短編推理集。
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読者の声
「そんなことが出来るのか」と思いはするものの、衝撃的なトリックが使われているのがおすすめのポイントです。初めて読んだときにものすごい衝撃を受けました。(23歳 男性 パート・アルバイト)
6位「名探偵なんか怖くない」1票
「三億円事件を再現してお見せしよう」真犯人逮捕のために大富豪が入念に計画した推理ゲーム。クイーン、ポワロ、メグレ、明智といった往年の名探偵たちは抜群の能力を競い合う。だがクリスマス・イヴに予想もしなかった殺人事件が!驚天動地のトリックが圧巻の西村ミステリー。
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読者の声
名探偵と呼ばれるキャラクターへの、ちょっとシニカルな描写が面白いです。(45歳 女性 自営業)
6位「名探偵が多すぎる」1票
別府航路の船上で一堂に会した世界の名探偵、メグレ、クイーン、ポワロ、明智の4人に、かのルパンから届いた挑戦状。ルパン対4人虚々実々の対決はかくして幕をあけるが、ルパンに狙われた宝石商は鍵のかかった船室で殺害され、宝石も奪われる。ルパンは密室殺人で4人に挑戦してきたのか。会心パロディ。
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読者の声
どこか聞き覚えのある名前の探偵たちが出て来て、ある種のパロディのようでおもしろく、楽しく読むことができます。(29歳 女性 主婦・主夫)
6位「変身願望」1票
晩秋の上野公園で浮浪者が凍死した。今年第1号の凍死者として新聞が報じたことから、その素性が判る。意外や大臣経験もある有力代議士だった。なぜ彼が浮浪者に?上司の密命で十津川警部は真相を追求する。すると、またも奇妙な変死事件が発生して――。当代の人気作家が、短編の妙を展開した秀作集。
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読者の声
十津川警部シリーズではあるが、列車は出てこない。珍しく刑事らしい読み切りです。(44歳 女性 会社員)
6位「鉄道捜査官」1票
通勤ラッシュで混雑する朝の新宿駅のトイレで、血まみれの刺殺死体が発見された。被害者は長野県諏訪市から出張してきた中年のビジネスマンで、『スーパーあずさ2号』で着いた数分後に殺されたらしい。新宿東署に設置された捜査本部には一課の腕きき刑事たちが顔を揃えたが、鉄道警察隊から派遣された特別捜査係の新米刑事・川久保にとっては、生まれて初めての殺人事件の捜査であった…。
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読者の声
沢口靖子さん高橋英樹さんが主演でドラマ化された事がオススメポイントです(40歳 女性 主婦・主夫)
6位「西日本鉄道殺人事件」1票
福岡から大牟田へと走る西鉄特急の車内で、九十一歳の元社長が殺された。かつて三連覇に熱狂した西武ライオンズゆかりの地を巡り、鹿児島へ向かう旅の途中だった。被害者の「最後の旅」の目的地を辿り、ライオンズ黄金時代から遡って、十津川警部の捜査は意外な方向へ!
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読者の声
福岡から大牟田に向かう列車の中で老人社長が殺された、警部も鹿児島に向かう所だった、この事件は、西村京太郎のトラベルミステリー作品です。(37歳 女性 パート・アルバイト)
6位「西鹿児島駅殺人事件」1票
西鹿児島行の寝台特急「明星51号」の車中で男が刺し殺された!被害者のポケットには不思議なラブ・レターが!?帰省途中の警視庁田中刑事も同じ手紙を謎の女神田ゆう子から受け取っていた…。接近する台風、降り注ぐ桜島の火山灰、さらに駅に怨みを抱く元殺人犯小西を迎え混乱する西鹿児島駅。その構内で田中刑事も刺殺される。
部下を失った十津川警部は亀井刑事を伴い、嵐と噴煙の鹿児島へ向かう。彼らを待ち受ける第3、第4の殺人!不審な機械を持ち何者かを待つゆう子の正体は?鹿児島本線の終着駅を舞台に、旅情と息詰まるサスペンス!人気絶頂の著者が贈る絶賛“駅シリーズ”第4弾!
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読者の声
火山灰と台風に翻弄される西鹿児島駅の描写が印象的。夏の鹿児島に行った気分になれるところ。(57歳 女性 パート・アルバイト)
6位「寝台特急「はやぶさ」の女」1票
大原鉄鋼の原口企画部長の元秘書・小田あかりが、寝台特急「はやぶさ」のロビー・カーで毒入りの缶ビールを飲まされた。その後、同社の企画課長が毒殺、原口の専用運転手が銃殺と、大原鉄鋼関係者の連続殺人事件が! また、あかりの昔の恋人までが絞殺される。くるくるかわる殺人方法に、十津川警部と亀井刑事はピンチに…
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読者の声
子供のころ乗った寝台特急を舞台にした推理小説で、知っている地名が出てくるのが面白かった。(48歳 男性 会社員)
6位「消えた巨人軍 – 左文字進探偵事務所」1票
ペナントレース終盤の九月、長嶋巨人は甲子園でタイガースとの天王山にのぞむため東京駅から“ひかり99号”に乗り込んだ。しかし監督・コーチ・選手ら総勢三十七名は新大阪に着くことなく忽然と姿を消してしまったのだ。
そして犯人から球団へ身代金の要求が!一体どのようにして屈強な男たちを誘拐したのか?消失トリック不朽の名作がここに!
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トラベルシリーズとは違って、いろんな意味でこの時代に読むとトンデモ感がすごいですがその時代の勢いを感じます。(42歳 女性 会社員)
6位「消えたトワイライトエクスプレス」1票
JR西日本の社長宛てに脅迫状が届いた。「大阪発の寝台特急トワイライトエクスプレスに爆弾を仕掛けた。爆破を回避したければ、金沢駅到着までに現金一億円を列車内に積みこめ。ただし、金沢までに爆弾を見つけることができたなら爆破はしない」という奇妙なものだったのだ!翌日、トワイライトエクスプレスは何事もなく終着の札幌に到着したのだが…。
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読者の声
JR西日本を舞台にしたサスペンスもので、なかなかリアル感のある設定で楽しめます。(47歳 男性 自営業)
6位「消えたタンカー」1票
インド洋上で原油を満載した巨大タンカーが炎上沈没した。船長以下六名が救出されたが、残り二十六名の生死は不明のまま、捜索は打ち切られた。
だが、その船長が変死を遂げ、十津川警部補のもとに、犯人を名乗る人物からさらなる殺人を予告する挑戦状が届く。警察の必死の捜査を嘲笑うように次々と殺害される元乗組員たち。十津川は狡猾な犯人を挙げられるのか!?
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読者の声
事件の解決への過程が間違っていた方向から、もう一つのタンカー事故の報道をきっかけに、真相に行き着くところが面白い。(48歳 男性 自営業)
6位「十津川警部の逆襲」1票
“ひかり116号”の個室で発見された血まみれの男が、おれを刺したのは刑事の十津川―と言い残して絶命した。窮地に陥った十津川の決死の捜索は!?十津川警部の同窓生、かつての恋人らが巻き込まれた四つの事件を描いた傑作集。
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読者の声
元々は2時間ドラマを親と一緒に見て知りました。十津川警部の逆襲は母が本を持っており、読ませて貰いました。ドラマと主役が違うことにまず驚き、ドラマと違う文章でしか描かれない部分に読み惚れていました。(43歳 女性 自営業)
6位「十津川警部 西伊豆変死事件」1票
西新宿のホテルで、中川真由美(36)の刺殺体が発見された。しかし、捜査を進めるうち、彼女は、すでに五年前に、西伊豆・堂ケ島の沖合で溺死している、との情報がもたらされる。どちらが本物なのか?偽者が名前を騙った理由は? 十津川の捜査線上に、オリンピックを連覇した有名ランナーとの醜聞が浮上する。
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読者の声
地味な捜査で事件を解決に導く、十津川警部と亀さんの名コンビです。(59歳 男性 自営業)
6位「十津川警部 殺しはトロッコ列車で」1票
京都の休日を嵯峨野トロッコ列車観光で楽しんでいた女優の衣川愛理は列車内で奇妙な脅迫行為に遭い、嵯峨野警察署に届け出た。数日後、非常勤講師の野中和江が東京に江戸川土手で殺害される事件が発生。捜査が難航するなか、西伊豆で同様の手口の殺人事件が起きる。警視庁・京都府警・静岡県警の合同捜査が始まった。
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京都の、トロッコ列車で女優が観光を楽しんでいたのに、列車内で脅迫状を受けてしまいます。数日後に東京の江戸川で、非常務講師が殺害されてしまいます。連鎖する殺人事件の謎を推理して解いていくのが楽しい作品です。(45歳 女性 パート・アルバイト)
6位「十津川警部 ストーブ列車殺人事件」1票
同人雑誌「北風」の世話人で、F賞を受賞し有望新人と注目されていた菊池順二が、太宰治の生地の雪原で自殺した。井上昭は一年後、菊池のたどったルートの旅に出た。そこで、同人たちで立てた墓標に死にまつわる文字を発見した。
菊池の死の謎を解くには自ら手記を書くことと考え「北風」に掲載した。それに応える形で同人たちもそれぞれの思いを綴った手記を発表したが…。その頃、F賞の予選選考委員である文芸評論家の岡本裕三が殺害された。捜査に乗り出した十津川警部は…。
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文章が読みやすくてキャラクターも魅力的なので面白かった。推理は論理的でしっかりしていてすごいと思う。(39歳 男性 パート・アルバイト)
6位「殺しの双曲線」1票
差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。西村京太郎初期作品中、屈指の名作。
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アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品です。「そして誰もいなくなった」のあとに読んで下さい。(50歳 女性 会社員)
6位「奥能登に吹く殺意の風」1票
能登旅行中の警視庁の北条早苗刑事が、ライフル銃で狙撃された。さらに早苗が泊まった家の娘・田村真理子が、片山津温泉で溺死。警察への恨みか、人違いか。―一方、東京・国立市でバス爆破事件が発生、早苗の同僚四人が死亡した。
絞り切れぬ犯人の動機。いらだつ十津川警部のもとへ、早苗暗殺を予告する挑戦的電話がかかった。みなぎる緊張とサスペンスの傑作。
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読者の声
刑事の仕事にむなしさを感じた北条早苗刑事が、巻き込まれた事件をきっかけに刑事魂を取り戻していく。(47歳 女性 自営業)
6位「炎の墓標」1票
マンモス・タンカーの爆破中止と引きかえに100万ドルを要求する脅迫電話が新太平洋石油にかけられた。100万ドルの振込み先は、バリ島にある小さな商店だった。犯人の真の狙いは何か。また航行中のタンカーをどうやって爆破できるのか。この途方もない脅迫事件の進展があばき出したものは?壮大な推理。
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読者の声
航海中のタンカーへの爆破予告、それに対応する人間模様がリアルで不気味です。(25歳 男性 学生)
6位「闇を引き継ぐ者」1票
人気女性アナウンサーの誘拐事件が発生した。十津川警部率いる捜査一課が事件を担当するが、送りつけられてきた脅迫状には、十津川が数年前に逮捕し死刑になった連続誘拐殺人犯“ジャッカル”の名前が記されていた!「殺人を楽しむために殺す男」と言われ、日本中の女性をパニックに陥れたジャッカル。
死刑執行直前まで、服役中の彼の元に通いつめていた男の存在を知った十津川は、2人の関連性を探り始める…。現代社会の病理に蝕まれた猟奇殺人犯の異常心理を、克明に描いた、渾身の長編サスペンス。
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読者の声
残虐な事件が繰り返されて十津川警部の狂気も垣間見れる作品です。(46歳 女性 会社員)
まとめ
いかがでしたでしょうか。西村 京太郎」のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。
鉄道や駅を舞台にしていて時刻表や列車の名前が出てくる作品が多いですから、旅好きな人は楽しめそうです。
列車で旅行をするときに読むのもいいですね。