道尾 秀介おすすめ小説ランキング12選【読書好き42人の声を集めました】

道尾秀介は1975年生まれの推理小説作家。サラリーマンとして勤務するかたわら執筆活動を行ったのちに専業作家となります。

ミステリーでもありホラーでもある作品、話の最後の展開に驚かされる作品が多いです。

今回は、読書好き42人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。

1位「向日葵の咲かない夏」19票

明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。

「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。

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読者の声

最初はなにげなく読んでいたのだが最後にホラー感が漂ってきて読む終わるときには鳥肌がたった。とても面白かった。(39歳 男性 パート・アルバイト)

現実離れしているイヤミスを味わえる、じっとりと癖のある内容がポイントです。(25歳 女性 会社員)

思わぬラストにびっくりする物語で、道尾秀介の名前を世間に強烈にインプットした作品です。薄暗いイメージもこの小説でつきました。(48歳 男性 自営業)

今まで読んできた中で一番結末に驚いた作品。描写が丁寧に描かれて、とても読みやすいと思います。好き嫌いは分かれると思いますが、自分は好きな作品でした。(35歳 女性 無職)

ミステリーでもあり、ホラーでもあり、物語が進むにつれてどんどん不気味さと狂気が増していきます。読み終わった後にトラウマのような余韻が残る傑作でした。(40歳 女性 主婦・主夫)

残酷な表現が多く、登場人物のサイコパスな感じがポイントです。(33歳 男性 会社員)

全体的に薄暗く、読んでいるだけでじめっとした夏の暑さを思い出すようなところが好きです。(19歳 女性 学生)

現実と幻想が交錯して、子どもの残酷さと不気味な雰囲気が漂い、不思議な読後感が残る。(53歳 男性 会社員)

後にも先にとこんなに読了後なんとも形容し難い気持ちになった作品はこの作品以外ありません。それくらいとても鮮烈で新鮮な内容でした。1度読んだら忘れられないラストが待ち受けています!(32歳 女性 パート・アルバイト)

道尾秀介の作品で初めて読んだんですが正直訳が分からない。なんか気味悪い。でも繰り返し読みたくなる。狂っているのはこの本か?それとも自分なのか?とぐるぐるかんがえる本です。(30歳 女性 主婦・主夫)

最初から最後まで、怪しい雰囲気が満載。世界観も、これがSFなのか、それとも現実的なものなのか、最後の最後まで分かりません。よって緊張感をもって、最後まで視聴できます。(31歳 女性 会社員)

内容は本当難しいのですが理解出来たときや話しの内容繋がった時はうなづかされる。出足のぼくの夏休み感は何処へいったのかと続く展開に目が離せません。(37歳 男性 自営業)

夏なのに暗い話でじっとりとした嫌な感じが記憶に強く残り、最後まで読んでしまう。(26歳 女性 パート・アルバイト)

最初は、小学生でも楽しめそうな内容で明るい感じなのですが、読み進めていくうちに、だんだん怖くなり、事実を知った時は驚き、ただただ呆然といたしました。小説ならではのトリックがあるのが好きで、今まで読んだことのないトリックだったので衝撃的で忘れられません。小説の無限の可能性を知りました。(40歳 女性 主婦・主夫)

フェアとは思えないけどアンフェアでもない予想を超えたどんでん返し、続きが気になるミステリー要素、ほの暗い雰囲気、読後の重苦しさなど、道尾秀介さんらしさが揃った作品です。(39歳 女性 主婦・主夫)

妄想なのか現実なのかわからない独特の世界観が面白いです。 予想通りには展開していかないけど違和感はしっかりと伏線として回収されていくのが気持ちいい。(29歳 男性 自営業)

自殺という衝撃的なシーンからはじまって、ぐいぐい話に引き込まれていくのと、どんでん返しが痛快(30歳 女性 会社員)

主人公ミチオを取り巻く、ノスタルジックで残酷な世界観に、読めば読む程どんどん引き込まれていきます。ファンタジー要素も混ざりつつ、最後にはすべての伏線が回収されすっきり、そして少し切ない結末が待っているため、何度読んでも胸が熱くなる物語です。(25歳 女性 会社員)

主人公の小学生の身の回りに、気味の悪い出来事が次々起こる。謎が解けていくようでいて、謎にはまっていくような感覚がお好きな方におすすめします。正常な人間は誰もいないホラーのような世界観がなんとも後味悪くて印象に残ります。(44歳 女性 パート・アルバイト)

2位「シャドウ」4票

人間は、死んだらどうなるの? ―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの? ―いなくなって、それだけなの―。

その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。

父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。

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読者の声

自ら死を選ぶ人間がなぜいるのか、生きていくというのはどういうことなのか、生と死を考えさせられるのでおすすめです。(21歳 女性 無職)

冒頭から漂う不穏な雰囲気、読者を驚かせるトリックは量・質ともにすばらしく本格ミステリの傑作と言えます。さらにミステリとしての驚きだけではなく、作品の中で主人公の少年の成長がしっかりと描かれた作品でもあります。(26歳 男性 会社員)

騙されました。読み終えた後すぐにまた初めから読んでしまいます。(26歳 女性 主婦・主夫)

見事に騙されました。みんな怪しかったので頭を使いながら読みましたが、とても面白かったです。(28歳 女性 公務員)

3位「背の眼」3票

児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。

そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

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読者の声

ストーリー展開が面白いだけでなく、オチが意外ですごかったです。道尾秀介を知らない方には、ぜひこれをおすすめします。(31歳 男性 会社員)

仄かに怖さを感じるホラー小説でありながら、ミステリー要素もある点がおすすめポイント。読んでいて飽きません。(32歳 男性 会社員)

白峠村で起こった奇妙な児童の神隠し事件が、様々な人を巻き込んでいくミステリーが面白い(39歳 男性 会社員)

3位「カラスの親指」3票

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。

各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。

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読者の声

緻密で雰囲気たっぷりの描写で物語を組み立てたあと、ラストで一気に畳みかけてくる爽快な展開が好きです。一気に読んでしまいます。(30歳 女性 会社員)

人生の分岐点は人さまざま。そんな時に上に行くか下に行くかで、その後の人生が変わっていく。その状況がわかる作品。(42歳 男性 会社員)

読み始めから最後まで飽きることが有りません。また一人ひとりのキャラが個性的で感情移入しやすいです。とても読みやすいので、道夫秀介さんの作品を初めて読む、という方にとてもおすすめの一冊です。(22歳 男性 学生)

4位「片眼の猿」2票

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。

楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

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読者の声

最後にびっくりする事実がわかると同時に主人公達がまっすぐに生きていることに勇気をもらえるところです。(20歳 女性 学生)

最後のどんでん返しにやられます。道尾秀介さんらしいラストで好きです。(34歳 女性 主婦・主夫)

4位「月と蟹」2票

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。

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読者の声

小学校5年生の鋭い洞察力や賢さや危うさに驚かされる小説です。(65歳 男性 自営業)

家庭や学校生活に問題を抱えた少年たちがお互いに向けていた好意が歪みはじめるところがとても胸に刺さりました。自分の小学生の頃の危ういバランスで成り立っていた人間関係を思い出しました。子供が抱えてしまう闇、気を抜くと危険な道に進んでしまいそうになる不安定な心、そういったものが丁寧に美しく描かれていて、一気に読み切りました。(24歳 女性 パート・アルバイト)

4位「ラットマン」2票

結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。胸に迫る鋭利なロマンティシズム。注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。

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読者の声

それぞれの人がそれぞれ少しずつ勘違いをしていることで大きくずれていく物語がだんだん解かれていくところが面白かったです。(36歳 女性 会社員)

描写が細かいので頭の中で映像が進みながらサクサク読める作品です。ある不可解なスタジオでの事件から人の思いやりや愛の形を考えさせられる作品となっております。(29歳 女性 会社員)

4位「ソロモンの犬」2票

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

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読者の声

あまり重くない内容でユーモアさもあるので、とても楽しみながら読む事が出来ます。(38歳 男性 会社員)

動物の習性をうまく表現していて、ミステリアスですが暗くもなく楽しく読めるところがおススメです(43歳 女性 主婦・主夫)

4位「いけない」2票

騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。ラスト1ページが暴き出すもうひとつの“真相”を、あなたは見抜けるか?

第1章「弓投げの崖を見てはいけない」自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。

第2章「その話を聞かせてはいけない」友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か?

第3章「絵の謎に気づいてはいけない」宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。

どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……!ラストページの後に再読すると物語に隠された“本当の真相”が浮かび上がる超絶技巧の3篇。「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなること必至の、体験型ミステリー小説!

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読者の声

この小説には4つのお話がありますが、お話ごとに最後のページに衝撃の結末があり息を飲みます。(34歳 女性 会社員)

とことん騙される短編ミステリー小説でした。ラスト1ページのどんでん返しが堪りません。(25歳 男性 会社員)

5位「龍神の雨」1票

人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。そして今、未曾有の台風が二組の家族を襲う。最注目の新鋭が描く、慟哭と贖罪の最新長編。

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読者の声

じんわりと染み込む余韻がある感動的な作品でした。ラストシーンは雲間から光差し込む感じで希望が持て良かったです。(47歳 男性 自営業)

5位「光」1票

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。

子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。

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読者の声

子供達のさまざまな目線から描かれているところがグーニーズやスタンドバイミーのような哀愁ある冒険で良い。(23歳 女性 会社員)

5位「鬼の跫音」1票

心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。―もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。

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読者の声

この本は、全6編で構成されたホラーとミステリー色が強い短編集です。どの話も予想外の結末が待ち受けており、楽しんで読み進めることができます。特におすすめは「ケモノ」という話です。この話は主人公が使っていた椅子から奇妙な文章を見つけて、それに関連する事件から真相を探していくという話です。その後に、話の最後に驚かされます。(23歳 女性 無職)

まとめ

いかがでしたでしょうか。道尾秀介のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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