有栖川 有栖は、1959年生まれの推理作家です。大学卒業後に書店に就職するも1984年に「月光ゲームYの悲劇’88」でデビューします。
小説の物語のなかに有栖川 有栖という登場人物が出てくるアリスシリーズ、タイトルに国名が入った国名シリーズなど、シリーズものが多く、そして本格ミステリーを楽しめるのが有栖川 有栖の作品です。
今回は、読書好き46人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。
- 1位「月光ゲームYの悲劇’88」5票
- 2位「スウェーデン館の謎」5票
- 2位「46番目の密室」4票
- 2位「暗い宿」4票
- 2位「孤島パズル」4票
- 3位「怪しい店」3票
- 4位「スイス時計の謎」2票
- 4位「朱色の研究」2票
- 4位「双頭の悪魔」2票
- 4位「幽霊刑事」2票
- 5位「インド倶楽部の謎」1票
- 5位「マレー鉄道の謎」1票
- 5位「ミステリ国の人々」1票
- 5位「ロシア紅茶の謎」1票
- 5位「火村英生に捧げる犯罪」1票
- 5位「幻坂」1票
- 5位「女王国の城」1票
- 5位「絶叫城殺人事件」1票
- 5位「長い廊下がある家」1票
- 5位「菩提樹荘の殺人」1票
- 5位「有栖川有栖の密室大図鑑」1票
- 5位「名探偵傑作短篇集 火村英生篇」1票
- 5位「濱地健三郎の霊なる事件簿」1票
- まとめ
1位「月光ゲームYの悲劇’88」5票
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。
その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。
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読者の声
推理小説特有のハラハラドキドキ感はもちろん、ちりばめられた蘊蓄も面白いところがオススメです!(32歳 女性 自営業)
火山噴火の危機の中で推理するハラハラとさせるエンターテイメント性と読者に対しての挑戦的な感じが読んでいて楽しいです。(29歳 女性 パート・アルバイト)
本格的な謎解きと青春小説の融合。このデビュー作を読んでとりこになりました。(56歳 男性 自営業)
大学生サークルの爽やかな山中での青春物語だったはずの物語が一変して火山による孤立、そして殺人事件と一気に状況が変わり緊迫する。(36歳 女性 パート・アルバイト)
陸の孤島で繰り広げられる恐怖の連続殺人事件が勃発。キャンプ仲間が次々と殺されていくストーリーです。最後まで展開がよめない感じがまた良いです。月が不気味に存在している様が面白さを掻き立てます。(43歳 男性 自営業)
2位「スウェーデン館の謎」5票
取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川有栖はスウェーデン館と地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。臨床犯罪学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に訪れたおぞましい惨劇の謎に挑む。大好評〈国名シリーズ〉第2弾!長編ミステリ。
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読者の声
推理のシーンで火村が漏らした、大切な人を守る為なら自分も殺人を犯すと言ったセリフが印象的です。火村の過去に最初に迫った一作です。(25歳 男性 自営業)
「作家アリスシリーズ」でお馴染みの火村さんとアリスの絶妙なコンビの会話も、なぞ解きを考えることも夢中になれる作品です。(29歳 男性 会社員)
名コンビのアリスと火村が挑戦していくストーリーでトリックの仕込みがすごいです。(18歳 男性 学生)
ひっそりとした場所で、痛ましい殺人事件が起きて、ビクッとする怖さを感じられるのが、おススメです。(28歳 男性 会社員)
火村と有栖という名物コンビの活躍と、雪の情景がとても印象的な作品です。(45歳 女性 自営業)
2位「46番目の密室」4票
日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか―。
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読者の声
本格ミステリながら、一種のパラレルワールド要素が含まれています。学生&作家シリーズが合わせ鏡になっており、それを踏まえて読むとより深く物語を楽しむことが出来ます。(27歳 男性 会社員)
推理小説の王道で謎ときしながら当たっているのか楽しみながら読むことができます。推理小説が好きな人ほど違った犯人を予測してしまうストーリになっているところが面白いです。(62歳 男性 会社員)
推理小説の中ではかなり読みやすい方になりますが、設定や状況などは他の作家よりも工夫や奇抜さがある方なので夢中になって最後まで読み進められます。(47歳 男性 自営業)
巧みな構成にうなった。推理しがいがあるのでゲーム的に楽しめました。(39歳 男性 パート・アルバイト)
2位「暗い宿」4票
廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島の極楽めいたリゾートホテル、冬の温泉旅館、東京都心の豪華なシティホテル…。様々な“宿”で起こる難解な事件に、臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖が挑む、本格ミステリ作品集。
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読者の声
日本各地の様々な民宿・旅館・リゾートホテルが舞台。各地でおきる難事件を、主人公が解決していく場面が読みどころです。(52歳 男性 会社員)
火村&アリスの活躍が面白い作家アリスシリーズの中で、旅の雰囲気が味わい深くて読みやすい短編小説。(57歳 女性 パート・アルバイト)
それぞれの宿を舞台にしているため飽きないし、古典ミステリーに日本的なホラー要素も加わって、独特の世界観があるところが好きです。(20歳 女性 学生)
リゾートホテルや旅館など様々な宿を舞台とした事件が起こり、ミステリーだけではなくホラー要素もあって楽しいです。旅行気分を味わえる作品です。(42歳 女性 主婦・主夫)
2位「孤島パズル」4票
紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。
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読者の声
孤島の別荘を舞台にモアイパズルと称するパズルをめぐり事件が展開していく推理小説でオススメ。(40歳 女性 主婦・主夫)
江神シリーズの2作目です。「双頭の悪魔も」おすすめですが、よりフーダニットを推理しやすい作品なので、好きな人はチャレンジしやすいと思います。(33歳 男性 自営業)
凝ったトリックが好みの方には、ぴったりの作品で是非おすすめしたいです。(20歳 男性 学生)
この作品はスリリングでもあり、先が知りたくて目が話せなストーリーです。(42歳 女性 無職)
3位「怪しい店」3票
推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持ってこう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。
骨董品店“骨董 あわしま”で、店主の左衛門が殺された。生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは…(「古物の魔」)。ほか、美しい海に臨む理髪店のそばで火村が見かけた、列車に向けハンカチを振る美女など、美しくも恐ろしい「お店」を巡る謎を、火村と有栖の名コンビが解き明かす。火村英生シリーズ、珠玉の作品集が登場。
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読者の声
短編集なので読みやすいし、それぞれが変わったテイストでありながらコンパクトにまとまっているところが好きです。(29歳 女性 無職)
犯罪学者・火村英生准教授と作家・有栖川有栖の名コンビが、美しくも恐ろしい「店」の謎を解き明かす短編集です。(59歳 男性 自営業)
気楽に読める短編集です。異世界に入り込んだような気分にさせてくれます。(45歳 女性 自営業)
4位「スイス時計の謎」2票
二年に一度開かれていた“同窓会”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか…。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解きの醍醐味が堪能できる超絶の全4篇。ご存じ国名シリーズ第7弾。
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読者の声
腕時計がなくなった現場、2年に1度集まるリユニオンという癖のあるインテリたちとの推理戦で、精密なスイス時計のような論理で追い詰めていく展開が好きです。(40歳 男性 無職)
論理的な思考を積み重ねて犯人を追い詰める火村英生の魅力と発想の面白さ。(56歳 男性 無職)
4位「朱色の研究」2票
“2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。これが先生のゼミに入った本当の目的です”臨床犯罪学者・火村英生が、過去の体験から毒々しいオレンジ色を恐怖する教え子・貴島朱美から突然の依頼を受けたのは、一面を朱で染めた研究室の夕焼け時だった―。
さっそく火村は友人で推理作家の有栖川有栖とともに当時の関係者から事情を聴取しようとするが、その矢先、火村宛に新たな殺人を示唆する様な電話が入った。2人はその関係者宅に急行すると、そこには予告通り新たなる死体が…?!現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔。
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読者の声
ロジックが非常に良かったことと、アリスの推理小説論も格段に面白かったことです。(44歳 男性 会社員)
殺人事件に関して先生からゼミに入ったのがきっかけ、火村と貴島がポイント。(27歳 男性 パート・アルバイト)
4位「双頭の悪魔」2票
クイーンばりのロジックで密閉状況における推理問題に挑戦しつづける江神二郎。彼を主人公にしたこのシリーズも、本書で三作目。クイーンでいえば、著者がこの敬愛する先人の作品の中でイチオシの『オランダ靴の謎』に相当します。第3回鮎川哲也賞受賞作。
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読者の声
高知の山奥で展開する奇怪な出来事の連続。主人公を含む仲間の推理が面白い。(47歳 男性 会社員)
本格ミステリで、最後の最後まで犯人がわからないので、推理をしながらドキドキ感を楽しめる。あとキャラクターが魅力的で、シリーズ化になっているのではまるとコンプリートしたくなります。(40歳 女性 会社員)
4位「幽霊刑事」2票
俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された…はずが幽霊に!?しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて…。いったい真犯人は誰なんだ!そして俺はどうなってしまうんだ!ミステリーとラブストーリーが融合、二〇〇一年度本格ミステリー・ベスト10入りの傑作。
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読者の声
殺されて幽霊になった主人公がなぜ殺されたのかを霊感がある後輩刑事と共に調べるミステリーです。切ない気持ちになる作品です。(50歳 女性 会社員)
ちょっぴり切ないラブストーリーの要素もあり、ミステリーが好きな人はもちろん、推理小説初心者に読みやすいです。(37歳 女性 会社員)
5位「インド倶楽部の謎」1票
前世から自分が死ぬ日まで―すべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。
その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!
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読者の声
登場人物が溌剌と生き生きとしていて、性格やイメージが頭にすぐに浮かび上がってきて、より深く物語に没頭できる読みやすい小説です。(30歳 男性 会社員)
5位「マレー鉄道の謎」1票
旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6弾。
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読者の声
国名シリーズの中でも奇抜な密室トリックが楽しめる名作です。マレーシアの異国感を味わえる文章も魅力です。(42歳 男性 経営者・会社役員)
5位「ミステリ国の人々」1票
これぞミステリ!と膝を打ついかにも“らしい”52人。あの名探偵から、つい見逃してしまう存在まで、名編の多彩な登場人物にスポットライトをあて、世相を織り交ぜながら、自在に綴ったエッセイ集。作家ならではの読みが冴える、待望のミステリガイド!
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読者の声
ミステリ国の人々をおすすめしたいです。有栖川有栖自身の読書体験も綴られていて引き込まれます。(41歳 女性 無職)
5位「ロシア紅茶の謎」1票
作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。
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読者の声
国名シリーズの第1作。トリックも割とわかりやすく、また短編なので読みやすいです。(48歳 女性 自営業)
5位「火村英生に捧げる犯罪」1票
「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」。臨床犯罪学者・火村への挑戦状が予告する犯罪とは―。洒脱。諧謔。情熱。驚き。本格推理の旗手の技に酔う。
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読者の声
臨床犯罪学者の火村と相棒である有栖が事件の解決をしていくストーリーがおすすめです。(53歳 女性 主婦・主夫)
5位「幻坂」1票
雨の坂道で出会い、恋におちるも、自意識のために、愛する女を死に追いやってしまった作家の苦悩が哀切な「愛染坂」。坂に棲みついている猫たちの写真を撮るために訪れた女子高生が、その夜から金縛りと奇妙な悪夢に悩まされる「口縄坂」。
大坂で頓死した松尾芭蕉の最期を怪談に昇華した「枯野」など9篇を収録。大阪の町にある「天王寺七坂」を舞台に、その地の歴史とさまざまな人間模様を艶のある筆致で描く。
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読者の声
大阪の実在する七つの坂が舞台になっていて怖いというよりは不思議な感じに引き込まれました。(42歳 女性 パート・アルバイト)
5位「女王国の城」1票
ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は“女王”が統べる聖地らしい。
場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける―奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に“入国”を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で―。
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読者の声
新興宗教団体に監禁された状況での事件解決という設定が面白かったです。(43歳 女性 主婦・主夫)
5位「絶叫城殺人事件」1票
黒鳥亭、それがすべての始まりだった。壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘…。殺人事件の現場はそれぞれ、独特のアウラを放つ館であった。臨床犯罪学者・火村英生と作家・有栖川有栖のふたりが突きとめた、真相とは。
そして、大都市を恐怖で覆い尽くした、猟奇的な連続殺人!影なき殺人鬼=ナイト・プローラーは、あの“絶叫城”の住人なのか!?本格推理小説の旗手が、存分に腕を振るった、傑作短編集。
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短編小説をまとめた物で作家アリスシリーズの一つでありながら、シリーズの順番通りに読まなくても気にせずにサクサクと読めます。また、人間のゾッとする恐ろしさや悲しさが作品の全体に表れているので推理系の2時間ドラマが好きな方にオススメです。(29歳 女性 無職)
5位「長い廊下がある家」1票
廃村に迷い込み、辿り着いた“幽霊の出る”家。そこには、隣の家と地下で繋がる、長い長い廊下があった。
一方、老夫婦の住む屋敷の離れには、ネズミ講で多くの人を騙し、かろうじて収監を免れた男が転がり込んでいた。あまり使われなくなった別荘では、事故とも自殺ともつかない転落死体が発見され、三つのコップの一つには、トリカブトの毒が入っている―。
多彩な事件、鮮やかな解決、わだかまる人間心理の闇。苦味も極上の本格推理傑作集。
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読者の声
長い廊下がある家は、トリックが絶妙で論理的かつ心理的にハラハラドキドキさせられました。(48歳 女性 主婦・主夫)
5位「菩提樹荘の殺人」1票
アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇!
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読者の声
彼の作品には、探偵と補佐役が登場するが、その補佐役を本人が演じるというスタイルを取っています。時にして探偵を喰う場面が多くて面白いです。(43歳 男性 自営業)
5位「有栖川有栖の密室大図鑑」1票
「密室」、それは本格ミステリにおける魅力の一つ。1892年から1998年に発表された密室が登場する名短編、名長編より有栖川有栖がセレクトし、磯田和一の詳細なイラストを添えて贈る。
世界初の長編密室ミステリとされるイズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』をはじめ、名探偵・金田一耕助の初登場作品である、横溝正史『本陣殺人事件』など、絵になる密室41作をどうぞ。
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読者の声
密室トリックを集めたという異例の内容で、読んでいるだけで楽しく怖くなれます。(25歳 男性 学生)
5位「名探偵傑作短篇集 火村英生篇」1票
臨床犯罪学者・火村英生と助手・有栖川有栖のコンビが、美しく謎を解く、多彩な事件を散りばめた短篇集。火村と怪人物との丁々発止の対決を描く「ジャバウォッキー」、犯人を論理的に割り出す本格ミステリの王道「スイス時計の謎」、誘拐事件の意外な顛末とは?「助教授の身代金」他、全6篇を収録。
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読者の声
短編集で読みやすい。初めて火村シリーズを読む人におすすめの代表作です。(42歳 女性 会社員)
5位「濱地健三郎の霊なる事件簿」1票
探偵・濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。
ホラー作家のもとを夜ごと訪れる幽霊の目的とは?殺人事件の被疑者が同時刻に複数の場所にいたのは、トリックか生霊か?生者の嘘を見破り、死者の声なき声に耳を傾ける心霊探偵が、驚くべき謎を解き明かす。ミステリと怪異の融合が絶妙な、新シリーズ!
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読者の声
鋭い推理力と幽霊を透視する能力を持つ心霊探偵・濱地健三郎が大活躍する作品です。(50歳 女性 自営業)
まとめ
いかがでしたでしょうか。有栖川 有栖のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。