畠中 恵おすすめ小説ランキング14選【読書好き38人の声を集めました】

畠中 恵は1959年生まれの作家。イラストレーター、マンガ家を経てから小説家となった経歴の持ち主です。

妖怪と人間を物語を面白おかしく描く作家で、しゃばけシリーズが有名。ファンタジーであり、時代小説であり、ミステリー要素もある作品です。

今回、読書家38人にアンケートをとり、畠中 恵の作品のなかで一番好きな作品を選んでもらいました。感想とともに結果をお伝えします。

「しゃばけ」19票

江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。

若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

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読者の声

妖怪と人間が織り成す、美しく優しい世界観が魅力的です。特に、皆に愛される若だんなが素敵です。(45歳 女性 自営業)

体が弱いくせに色々な事件に顔を突っ込んで、何かと前のめりな若旦那と、そんな若旦那をハラハラしながらに守る妖怪たちのやり取りが好きです。(47歳 女性 パート・アルバイト)

病弱な若旦那を囲む妖怪たちの、あたたかく・優しい心遣いや思いやりに癒される。この要素がサスペンスの酷薄さを際立たせて良い。(31歳 男性 会社員)

人気シリーズの第一作であり、非常に読みやすいです。歴史モノ+ミステリーという堅いイメージですが、それを補う愉快な妖怪の仲間達とのやりとりにほっこりしつつも楽しく読み進められます。一番の魅力は主人公を始めとする魅力的なキャラクター達です。(31歳 女性 会社員)

主人公の一太郎がサポートしてくれる兄2人に恵まれており、読んでいて「自分もああいう家庭に生まれたかった」と感じます。(29歳 男性 無職)

ボディガードのような妖、膝に乗ってくる鳴家たち。こんな妖なら自分の周りにもいていいよ、とほのぼのする辺り、珠玉です。(49歳 男性 会社員)

江戸の大店長崎屋の跡取り息子である若だんな一太郎と、妖怪たちが事件を解決していくファンタジーな小説です。(36歳 女性 会社員)

キャラクターが魅力的で、若だんなと過保護な妖怪たちの関係がかわいくて好きでした。さくっと読める時代物ファンタジーです。(37歳 女性 自営業)

江戸の町で起こった殺人事件を、妖怪の手を借りながら解決していく過程が面白いです。ただ単に解決するだけでなく、登場キャラの心の脆さなどが丁寧に描写されており、非常に非常に濃厚な1冊に仕上がっています。(36歳 男性 自営業)

和ファンタジーで読みやすく、個性豊かなキャラクターがとても魅力的なところです。(26歳 女性 パート・アルバイト)

妖怪が元々大好きで友人におすすめされて読み、世界観に魅了されました。ストーリーも重すぎず読みやすいため、妖怪が好きな人にはとてもおすすめです。(19歳 女性 学生)

この作者の代表作しゃばけの一冊目です。江戸の町を舞台とした時代物ですが、文面は現代風でファンタジーな内容なので、子供でも楽しめる内容だと思います。(34歳 女性 会社員)

とても読みやすく、時代物ファンタジーが新しいなと思いました。特に好きなキャラクターは鳴家です。小さい鬼ですが、怖くはなくとても可愛い存在です。他のキャラクターも面白く個性的なキャラばかりなので、どんどん読みすすめることが出来ます。(27歳 女性 会社員)

登場人物のキャラクターが豊かなところが最大の魅力です。病弱だけど、優しくて妖達から慕われている主人公の若旦那。若旦那を幼少時から守っている佐助と仁吉。屏風のぞきや猫又のおしろ、貧乏神の金次等、毎回個性的な妖達が活躍し事件を解決します。一話完結型で、読み易く、年代問わず楽しめるところも魅力です。(36歳 女性 主婦・主夫)

10年ほど続くシリーズ小説の原点となる作品ですが、妖怪たちと主人公の関わり方も不思議で面白いです。ほんわかした気分にさせてくれる小説です。(33歳 女性 会社員)

廻船問屋の体の弱い若旦那が、妖怪の手を借りつつ事件を解決していく様が面白いです。本当に体が弱いのでその都度倒れたりしますが、周りの人や妖が懸命に支えている所もいいです。(58歳 女性 主婦・主夫)

手代二人と一太郎のやり取りがすごく微笑ましいから。すごく面白い。(18歳 男性 学生)

妖怪というおどろおどろしいテーマでありながら、胸を温かくさせてくれるような世界観が魅力的です。(27歳 女性 会社員)
キャラクターが魅力的で、時代描写もわかりすいので、時代小説初心者でも気軽に読めます。児童小説を卒業したい子どもにもおすすめです。(34歳 女性 主婦・主夫)

「つくもがみ貸します」4票

江戸は深川で損料屋を営む出雲屋では、主人の清次と妻のお紅、跡取りの十夜とともに、そんなつくもがみたちが仲良く賑やかに暮らしていた。ひょんなことから、大江戸屏風に迷い込み、二百年前にタイムスリップしたり、旗本屋敷の幽霊退治にかり出されたり。

退屈しらずのつくもがみたちが、今日も大奮闘! 

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読者の声

初めて読んだ畠中さんの小説がこれです。畠中ワールドに一気にハマりました。独特なシチュエーションなのあっさり読めて、最後にホロリ来る。入門編によいのではないでしょうか。(41歳 男性 会社員)

派手さは無い素朴な物語で、ほのぼのとした雰囲気が楽しめるところが面白いです。(44歳 男性 無職)

江戸時代の古道具屋を舞台にした、経営者の姉弟と付喪神が宿った古道具たちのほのぼのストーリー。(56歳 男性 無職)

大昔の話しだがものを使い捨てないろうそくの芯まで大切に使う心に感動した。(50歳 女性 自営業)

「いちねんかん」2票

江戸の大店長崎屋の主夫妻が旅に出かけ、父から店を託された若だんなは大張り切り。しかし、盗人に狙われたり、奉公人となった妖が騒ぎを起こしたり、相変わらずのてんやわんや。おまけに江戸に疫病が大流行!

長崎屋に疫病神と疫鬼が押しかけてくるし、若だんなは無事に長崎屋と皆を守れるの〜? 波乱万丈なシリーズ第19弾!

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読者の声

この作品は、江戸時代を舞台に面白くありながら事件にも巻き込まれる人々が見所です。(42歳 女性 無職)

一年間、長崎屋の主を任された若旦那の成長を軽妙洒脱な筆致で描いた秀作です。(59歳 男性 自営業)

「アイスクリン強し」2票

ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。

そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。

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読者の声

明治の文明開化した時代が舞台ですが、その時の華やかな服装や食べる物の変化が知れて楽しいです。登場人物達の軽快なお喋りもほのぼの読めます。(32歳 女性 主婦・主夫)

文明開化の当時ではまだ珍しかった西洋菓子、明治という時代を生きる若者と謎解きが合わさった雰囲気がとても魅力的です。(29歳 女性 パート・アルバイト)

「ちんぷんかん」2票

「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!?三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて―。

兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第六弾。

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読者の声

第6巻の登場人物である若旦那がうっかりとある処へと行ってしまいそうになるところ。(28歳 男性 無職)

短編集であり、短編のなかでも「はるがいくよ」は切なく、名作に思えます。(25歳 男性 学生)

「ぬしさまへ」1票

日本橋大店の若だんな・一太郎は、めっぽう身体が弱く、くしゃみひとつとしただけで布団にくるみ込まれてしまう始末で、放蕩なんてことは、夢のまた夢。そんな若だんなの身の回りを守っているのは、犬神・白沢・屏風のぞきといった摩訶不思議な連中たち。

でも、店の手代に殺しの疑いをかけられたとなったら黙っちゃいられない。若だんなの音頭のもと、さっそく妖怪たち総出で調べに乗り出すのだが…。若だんなと妖怪たちが、難事件を次々解決!史上最弱だけど、最強の味方が憑いてる若だんなの名推理。

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読者の声

若だんなと周囲の妖怪たちがまるで生きているみたいに感じられ、時代劇なのかそうでないのか、怪奇ものなのかそうでないのか、人物描写がとても楽しくてこんな世界があったらな、と思える物語です。(51歳 女性 主婦・主夫)

「ちょちょら」1票

間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。

そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい―。兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。

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読者の声

江戸留守居役の仲間が、新米留守居役の主人公をいじめているふりをしながら育てていく所です。(53歳 女性 パート・アルバイト)

「明治・妖モダン」1票


明治・妖モダン (朝日文庫)

「江戸が終わって20年。妖たちがそう簡単にいなくなると思うかい?」モダン銀座の派出所に勤める巡査・原田と滝の元へは、瞬く間に成長する少女や鎌鼬に襲われた噂など、不思議な厄介ごとばかり持ち込まれて…!?ゾクゾク妖怪ファンタジー、第1弾。

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読者の声

明治初期の銀座におこる不思議で不穏な事件とそれを追う巡査の物語がなんとも切ない。(43歳 女性 主婦・主夫)

「おおあたり」1票

長崎屋にまたまた事件が。金次がもらった富札が百両以上の大当たりだったのだ!

噂を聞きつけた人々が金の無心に寄ってくる一方で、当たり札が偽物ではないかという疑いも出てきて――。栄吉の新作菓子の成功が招いた騒動に、跡取りとしての仕事を覚えたい一太郎の奮闘、場久が巻き込まれた夏の怪異、そして小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も堪能できる、めでたくて晴れやかな第15弾。

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読者の声

現代の宝くじで言う富くじが大当たりしたことで周りの人たちの騒動を面白く表現してあり、とても興味深い内容でした。(49歳 女性 会社員)

「みぃつけた」1票


みぃつけた しゃばけシリーズ

ひとりぼっちで寂しく寝込む幼い一太郎が見つけた「お友だち」は、古いお家に住み着いている小さな小さな小鬼たち。ちゃんと仲良くなれるかな。しゃばけシリーズ番外編。

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読者の声

家に住み着く小鬼たちと仲良くなれるとてもかわいいお話でした。(48歳 女性 主婦・主夫)

「まんまこと」1票

女好きの悪友が念者のふりをしろと言いだした!?嫁入り前の娘にできた子供の父親は一体誰なのか。玄関で揉めごとの裁定をする町名主の息子として生まれた麻之助。これが、たいそうなお気楽もので、周囲は気がもめるのだが。ふうわり胸が温まる畠中恵ワールド新シリーズ。

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読者の声

麻之助が、町の難問奇問に立ち向かう姿に驚き、人間はここまで可能性が秘められていると分かりました。(42歳 男性 会社員)

「とっても不幸な幸運」1票

ここは「酒場」という名の酒場。腕っ節の強い店長が仕切るこの店では、常連たちが頭を悩ませていた。店長の娘が100円ショップで買った「とっても不幸な幸運」という缶を開けた瞬間、不思議なものが現れるからだ。

しばしば拳も飛び交う推理合戦の末に、彼らは真相に辿り着くことができるのか?「しゃばけ」シリーズなどで絶大な人気を誇る著者の現代版ファンタジックミステリー!

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読者の声

新宿の酒場に集う常連客の「不幸な幸運」話を、温かく切ない幻想的なミステリーです。(50歳 女性 自営業)

「ゆんでめて」1票

屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?

上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのか―。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。

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読者の声

しゃばけシリーズが好きなのですが、読み進めていくうちにこの巻の数話が特に印象に残っています。上方から来た女の子の話が切なかった。(55歳 女性 自営業)

「うそうそ」1票

日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに!

初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾。

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読者の声

「しゃばけ」シリーズには珍しい長編作品で、読みごたえがあります。(40歳 女性 パート・アルバイト)

まとめ

いかがでしたでしょうか。畠中 恵のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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