橘 玲おすすめ作品19選【読書好き39人の声を集めました】

橘 玲は出版社で編集の仕事をした後、経済小説「マネーロンダリング」で作家デビュー。小説だけでなく、社会批評、人生論、投資などの著書も書いていて、きれいごとではない社会の現実を見せてくれます。

今回は、読書好き39人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。人気の高い順で紹介します。

「言ってはいけない -残酷すぎる真実-」12票

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない―だが、それらは絵空事だ。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。

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読者の声

社会のタブーとされるような美人とブスの生涯格差、外見や学歴が及ぼす差などに言及する。(25歳 男性 会社員)

遺伝はどれほど影響するのか、考えさせられました。犯罪者の生い立ちや脳科学への興味が深まりました。(28歳 女性 会社員)

実はみんなが本当はそうではないと思っていても、口に出しては言えないことを代弁してくれているところ。(63歳 男性 無職)

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではないというところが好き(30歳 男性 主婦・主夫)

社会がいかに冷酷かを書いているので、共感出来る要素が多かったです。(45歳 女性 会社員)

労働時間により昇格するのであって、女性だから昇給昇格しないのではないこと。(23歳 女性 主婦・主夫)

人種や性別による遺伝的な差の存在について書かれていて、面白い。(36歳 女性 団体職員)

知らないことが多く書かれていて、勉強になる。遺伝にまつわることが描かれていて参考になる。(45歳 女性 主婦・主夫)

「人は外見が9割」など、小さいころから思っていたけれど誰も堂々とは肯定しなかったことを、はっきり明示してくれる潔さがあります。(39歳 男性 会社員)

なかなかおおっぴらには言えないことが書かれていて刺激的で面白く私は好きでした。(33歳 男性 会社員)

データに基づいて話を展開するため、解りやすく、納得できる内容になっている。(55歳 男性 会社員)

ズバズバと書いてあるので理不尽なことを言っているようでもなんだか納得できて面白かったです。(31歳 女性 パート・アルバイト)

「貧乏はお金持ち」3票

グローバル資本主義の台頭とともに、楽園を追われるようになったサラリーマン。望むと望まざるとにかかわらず、すべてのものがフリーエージェント化していく。残酷なまでに自由な世界を、どう生き抜くべきなのか? 「雇われない生き方」とそのための「ファイナンスの技術」を描いたベストセラー!

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読者の声

年功序列と終身雇用について考えさせられました。とても勉強になる一冊です。(39歳 女性 主婦・主夫)

節税に関してわかりやすくサザエさんを例に用いて説明していて分かりやすいと思いました。(23歳 男性 パート・アルバイト)

とても難しい内容ですが、社会において凄く得る物がある作品です。(38歳 男性 会社員)

「幸福の資本論」3票

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本から、「幸福に生きるための土台(インフラストラクチャー)」の設計を提案。超充、リア充、旦那、金持ち、退職者、ソロ充、プア充、貧困の8つの人生パターンから「幸福」のカタチを選択するヒント。

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読者の声

資本について考えるきっかけを与えてくれる、そして自分の今までの行動を振り返って未来を考え直させられるような作品になっています。(20歳 女性 学生)

幸福の捉え方は人それぞれだが、幸福は全て基本となる土台が確立されて得られるものだと分かる。小難しい話も、かなり分かりやすく書かれている。(25歳 女性 会社員)

自分が追い求めるべき幸福とは一体何なのか、色んな面から考えることが出来る。(20歳 女性 無職)

「マネーロンダリング」3票

香港在住の元・ウォール街のファンドマネジャー工藤秋生は、香港の銀行口座開設の手助けなど、脱税を目的とした、もぐりのコンサルタント業をしていた。ある日、日本の知人からの紹介で工藤を美しい一人の女・若林麗子が訪ねる。

「じつは五億円を日本から海外に送金し、それを損金として処理したいのです」工藤に求められたスキーム、それは完全に脱税の指南だった…。そして四ヶ月後、麗子は消えた。五億ではなく五〇億の金とともに。麗子はどこへ消えたのか?

金融のことを何も知らないはずの麗子が、五〇億もの金をどうやってあとかたもなく消し去ることができたのか?そして、そもそも麗子が話を持ち込んだ「五億の金」とは、どんな“ファンド”だったのか?金融を知り尽くした新人作家による、驚天動地の“脱税”小説。

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読者の声

誰も救われない内容ですが、人生とはこんなものだと考えさせられるなと思います(29歳 女性 会社員)

経済に疎い私でしたが、十分に楽しめました。しかも、飽きることなくスーッと読みきれました。面白かったです。(53歳 女性 公務員)

マネーロンダリングのやり方を理解できる経済小説で、読んでいて思わずハラハラドキドキする(60歳 女性 パート・アルバイト)

「永遠の旅行者」2票

元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した―。謎とスリルの上巻。

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読者の声

税知識(節税・脱税)や海外移住に関心のある人には興味のあるテーマです。ストーリーもしっかりしているので読んで学べる小説です。(33歳 男性 自営業)

内容が盛りだくさんすぎて、説明が多すぎるのが若干気になりますが、丁寧に読んでいくと世界に入っていかれます。(42歳 男性 会社員)

「ダブルマリッジ」2票

桂木憲一は自分の戸籍謄本に仰天した。婚姻欄に妻・里美と並んで「ロペス・マリア」なるフィリピン人女性の名前が。いつの間に重婚に?そもそも日本では重婚は禁止では?

そこには、日本が経済発展の中で置き忘れた「新日系フィリピン人」問題が絡んでいた。国際司法の穴を突く、事実に基づく驚愕の物語。

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読者の声

東南アジアを舞台にしているので近国で少し親近感があるものの、詐欺や金銭絡みのやや汚れた部分が垣間見えるダークな内容が印象的な作品でした。(35歳 男性 会社員)

外国の婚姻証明書は日本で正式に通用しますから、軽い気持ちで現地の女性と結婚するとその記録は日本でも終生消えません。重婚の悲劇を書いた名作です。(48歳 男性 自営業)

「(日本人)」2票

「日本人」が考える「日本人」のイメージはすべて間違っている。それはすべて西欧社会が作ったものだからだ。「日本人的なもの」とは、よくいわれる“世間”(ムラ社会)ではなく、“世俗”(神を信じずに功利的に生きる)の方にある。

実は西欧人以上に日本人は、合理的な考え方を好む民族なのだ。従来の論をすべて覆した全く新しい日本人論!

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読者の声

日本人が考える日本人のイメージを覆されるそんな作品で実は功利主義的な日本人の本質を捉えた作品。(27歳 女性 主婦・主夫)

作者のもつ新しい見解は、非常に参考になります。海外から見た日本人のイメージを払拭した時、本当の日本人とは何かを教えてくれます。(65歳 男性 無職)

「読まなくてもいい本」1票

「何を読めばいいんですか?」と聞かれるたびに困った。「読むべき本」が多すぎる! だから「実は読まなくてもいい本」を決めればいいのでは、と考えた。

「知のパラダイム変換」が起きた今、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、ICT(情報通信技術)の分野で「読むべき本」が浮かび上がる驚きの読書術。文庫版書下し「リベラル化する世界の分断」を加えパワーアップして再登場! 

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読者の声

読まなくていい本の事を書いてあるし読まない事で時間の無駄を無くす事が出来るのでお奨めになります。(28歳 女性 会社員)

「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」1票

朝日新聞に代表される戦後民主主義は、なぜ嫌われるのか。今、日本の「リベラル」は、世界基準のリベラリズムから脱落しつつある。再び希望をとり戻すにはどうすればいいのか?現象としての“朝日ぎらい”を読み解いてわかった、未来に夢を与える新しいリベラルの姿とは。

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読者の声

批判ばかりが多いメディアに対して、一石を投じるような社会派の内容。(39歳 男性 会社員)

「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」1票

1999年に刊行されるや、大反響を巻き起こしたあのベストセラーが、ついに待望の文庫化!人生の成否は、8割の経済的土台(インフラ)次第。人生プランを大きく狂わす「不動産」と「保険」、この2つの大きな買い物をすべきか、どんな選択をすれば没落人生を歩まずに済むか、徹底検証。

世にあまたあるポジティヴ人生論をけっして信じてはいけない。人生をネガティヴな側面から考えれば、そこに真の幸福へと続く一本の「黄金の道」が見えてくる。

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読者の声

「家を買う(or借りる)」「保険に入る」について、知っておくべき基本的な考え方がわかります。10年以上前に読みましたが、内容的に古くなっておらず、今なおさら役立っています。(55歳 男性 自営業)

「人生は攻略できる 君たちはどう生きるか お金と仕事と幸せの授業」1票

これからの時代に必要なのは、新しいお金に関する考え方と成功哲学。本書は、大切だけど、学校や大人は誰も教えてくれない「橘流・これからの時代のお金との付き合い方&働き方」を述べた一冊。

中高生から若手社会人、その親御さんまで、幅広い世代に読まれるべき、橘氏の決定版!

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読者の声

お金への考え方を変えてくれたところ。お金は自分が自由になるために必要なものだということを教えてくれた。(28歳 女性 会社員)

「上級国民/下級国民」1票

「下級国民」を待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占する少数の「上級国民」たち。ベストセラー『言ってはいけない』の著者があぶり出す、世界レベルで急速に進行する分断の正体。

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読者の声

橘さんの作品はすべてそうですが、きちんとデータを出しながら自分の意見や仮説を説明しているところです。そのうえで、ネットや現実社会の中での上流と下流社会の真の意味での違いをエビデンスベースに説明してくれています。(38歳 男性 会社員)

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」1票

ワーキングプア、無縁社会、孤独死、引きこもり、自殺者年間3万人超など、気がつけば世界はとてつもなく残酷。だが、「やればできる」という自己啓発では、この残酷な世界を生き延びることはできない。必要なのは、「やってもできない」という事実を受け入れ、それでも幸福を手に入れる、新しい成功哲学である。

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読者の声

人間が生きていくうえで、すべての理論にたいし曖昧な表現をしない。複雑で苦しい世の中を理屈だけではいきられない。勿論根性論はもってのほか。やれば必ずできると考えるのでなく、できないものはできない本質を考える必要がある。屁理屈の通じない著者である。(54歳 男性 会社員)

「臆病者のための株入門」1票

初心者のためのやさしい株入門決定版! 「こんなに親切に説明してあって役に立つ株の本はないと思います」と著者自らが太鼓判を押す。なぜって、商売がらみで書かれたり語られたりする投資の本の中にあって、ニュートラルな立場から、合理的に、人生設計の中で、株や投資を位置づけているから。

ふつうの人でも、あらゆる株必勝法のインチキを見破り、カモられずにお金を増やす方法を徹底して追究しています。ちょっとクールで、かなり知的。画期的な株入門書の誕生です。株をやらないつもりの人でもやりたくなる?

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読者の声

株式取引初心者向けの新書で、株取引の仕組みや経済犯罪の事例などを分かりやすく説明している。文が堅くなく、説明の仕方もフランクな口調・表現なので株取引が理解できなくても読み物として楽しめる。(28歳 男性 会社員)

「雨の降る日曜日は幸福について考えよう」1票

ささやかな幸福を実現することは、それほど難しくはない。必要なのはほんの少しの努力と工夫、自らの人生を自らの手で設計する基礎的な知識と技術だ。黄金の羽根のエッセンス!!

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読者の声

幸福を実現するについてというか、人生について考え、その中で投資を考えるところがおすすめです。(58歳 男性 会社員)

「もっと言ってはいけない」1票

この社会は残酷で不愉快な真実に満ちている。「日本人の3人に1人は日本語が読めない」「日本人は世界一“自己家畜化”された民族」「学力、年収、老後の生活まで遺伝が影響する」「男は極端、女は平均を好む」「言語が乏しいと保守化する」「日本が華僑に侵されない真相」「東アジアにうつ病が多い理由」「現代で幸福を感じにくい訳」…人気作家がタブーを明かしたベストセラー『言ってはいけない』がパワーアップして帰還! 

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読者の声

人種と知能に関して書かれていて考えることがあるなと感じる内容です。(26歳 女性 主婦・主夫)

「タックスヘイヴン Tax Haven」1票

東南アジア最大のタックスヘイヴン、シンガポールのスイス系プライベートバンクから1000億円が消えた。日本人ファンドマネージャーは転落死、バンカーは失踪! マネーロンダリング、ODAマネー、原発輸出計画、北朝鮮の核開発、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ…。

名門銀行が絶対に知られてはならない秘密とは? そして、すべてを操る男は誰だ?

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読者の声

国際金融の舞台裏に存在する闇の部分を抉り出すスリリングなストーリーな小説。(56歳 男性 無職)

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」1票

自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。

黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。

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読者の声

資本主義社会で生きていくとはどういうことかについて、本質的な部分が書かれている点。小手先のテクニックで稼ごうとする投資本とは違う点。(24歳 男性 会社員)

「2億円と専業主婦」1票

はたらく妻の生涯賃金は2億円!共働きでリッチに暮らすか? “下級国民”予備軍になるか? 100年生きてしまう時代、あなたはどちらを選びますか。半日で34万ビュー、コメント1000件の炎上本『専業主婦は2億円損をする』がバージョンアップして登場!

節約や貯金や副業では追いつかない。世帯収入を最大限化する最良の道、それは妻もはたらくこと!男も女もしあわせになる、新しい生き方

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読者の声

損得の話にはなるが、女性の人生についての駆け引きが見えるところが面白かった。(40歳 女性 主婦・主夫)

まとめ

いかがでしたでしょうか。橘 玲のおすすめ作品を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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