白石 一文おすすめ小説ランキング10選【読書好き33人の声を集めました】

白石 一文は1958年、福岡県福岡市生まれ、出版社での勤務を経て、2000年に「一瞬の光」でデビューしました。2010年には、「ほかならぬ人」で直木賞を受賞。

仕事、恋愛、結婚、家庭など人間の運命と心理を巧みに描く作品が多いです。

今回、読書好きの方々にアンケートをとり、白石 一文の作品から1冊を選んで感想を書いてもらいました。その結果をランキング形式でお伝えします。

1位「私という運命について」9票

恋愛、仕事、結婚、出産、家族、死…。大手企業に勤務するキャリア女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、「運命」の不可思議とその根源的意味を鮮やかに描いた書き下ろし900枚、待望の刊行。

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読者の声

色んな経験をして運命は変えられないのか、心の通じ合う人を見つけ出せる昔の感情や考え方が頭を巡る気がして新鮮に読めました。(48歳 女性 主婦・主夫)

この作品はタイトルを見て自分を重ねてしまい衝動的に購入して良かったと思える素敵な内容でした。(42歳 女性 主婦・主夫)

読み終わった後、自分がこれまで歩んできた人生を振り返りたくなる話です。(45歳 女性 自営業)

主人公の女性が元恋人の母親より貰った手紙を切欠に、その後の人生に影響を与えていく様が読みどころです。(52歳 男性 会社員)

20代から40代までの女性の誰しもが抱えるであろう悩みが描かれていて、客観的に女性を見られるところが面白い。(38歳 女性 パート・アルバイト)

女性の人生におけるイベント、出産や結婚に対する不安など様々な共感が生まれる作品です。(25歳 男性 学生)

幸せとはなんなのかということを考えさせられる話でした。共感できることもたくさんありました。(29歳 女性 無職)

二十九歳から四十歳までのある女性の人生が描かれている。運命とは何かを考えさせられます。(50歳 女性 自営業)

自分の人生を考えて見た時、「人生とは運命に左右されるものなのか?」それとも「自分自身で切り開いて行くものなのか?」を考えさせられる物語ですので非常に共感深い作品だと思います。(44歳 男性 会社員)

2位「ほかならぬ人へ」6票

「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」…妻のなずなに裏切られ、失意のうちにいた明生。半ば自暴自棄の彼はふと、ある女性が発していた不思議な“徴”に気づき、徐々に惹かれていく…。

様々な愛のかたちとその本質を描いて第一四二回直木賞を受賞した、もっとも純粋な恋愛小説。

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読者の声

「愛とは何だ」という難問に、真正面から取り組み書き上げた直木賞受賞作品です。(50歳 女性 自営業)

恋愛模様がとても美しく切なく沁みていき、純粋な恋愛だと思います。(48歳 男性 会社員)

恋愛も結婚も、自分の思いどおりにはいかない。ベストな相手は死ぬまで見つからない。それが人生です、哀しい現実を思い知らされます。編集者の解説の本当の孤独とは何かが一番心に突き刺さりました。(62歳 男性 パート・アルバイト)

恋愛も結婚も、自分の思いどおりにはいかない。ベストな相手は死ぬまで見つからない。それが人生です、哀しい現実を思い知らされます。編集者の解説の本当の孤独とは何かが一番心に突き刺さりました。(62歳 男性 パート・アルバイト)

愛とは何か、人が人を愛するとき、何があるのか。。など人間の持つ繊細な感情、愛について考えさせられる作品です。(19歳 女性 学生)

価値観の合う人と出会えた主人公の幸福感を共有できてとても希望がわくところ。(49歳 男性 会社員)

恋愛の要素が強いものの、従来の恋愛ストーリーとはまた異なっているのに注目すると、また違った視点で見れると思います。(29歳 男性 会社員)

3位「一瞬の光」5票

三十八歳という若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリート・橋田浩介。彼は、男に絡まれていたところを助けたことがきっかけで、短大生・中平香折と知り合う。

社内での派閥抗争に翻弄されるなか、橋田にとって彼女の存在は日増しに大きくなっていった。橋田は、香折との交流を通じて、これまでの自分の存在意義に疑問を感じ、本当に大切なことを見いだしていくのだった…。

―混沌とした現代社会の中で真に必要とされるものは何かを問う、新たなる物語。各紙誌書評で絶賛と感動の声を集めた気鋭のデビュー作、待望の文庫化。

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読者の声

主人公が日本を代表する大企業の課長になったエリートサラリーマンが、企業で奮闘していく。人間関係、恋愛、経済の要素を持った小説です。(37歳 女性 パート・アルバイト)

人との出会いによって自分の存在意義を問うようになったのは哲学的で素晴らしいです。(50歳 男性 会社員)

38歳の超エリート社員の挫折を通して描かれる人生の光と影の深みある描写。(56歳 男性 無職)

かなり重い作品だと思ったがタイトルの通りその一瞬に光を求めていこうと日常を頑張る応援本に映りました。(44歳 女性 会社員)

親子二代で直木賞を受賞した著者の本名デビュー作で、エリートサラリーマンと孤独な短大生の交流を描いた感動作です。(59歳 男性 自営業)

4位「僕のなかの壊れていない部分」3票

大手出版社に勤める29歳の青年、松原直人。とびぬけた記憶力と研ぎすまされた論理展開能力を持つ彼は、生と死の意味を求めて日々自問自答を続けている。

論理を超えた温かな視線で生をとらえる恋人、獣じみた性で結びついたセックスフレンド、親の愛情を受けずに育った女子大生、目をみはるほど美形で厭世的な青年など、個性の強い人間たちが織り成す世界の中で直人が見出したものとは…。

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読者の声

驚異的な記憶力をもつ東大卒の主人公の一風変わった思考力と世界観を描いた作品。思考がかなりマイナスではあるものの、頭が良すぎるからこその考えなのか、共感はないものの引き込まれる。(42歳 男性 会社員)

幼少期の経験からトラウマができた主人公がトラウマを抱えながら生きていくストーリーです。主人公の価値観は理解できなくとも、こういう人生の送り方もあるということが学べます。(32歳 女性 自営業)

美しい恋人、枝里子をサプライズで京都に誘った。それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった。そんな男の心のむき出しの叫びが描かれている作品でおススメです。(44歳 男性 自営業)

4位「火口のふたり」3票

結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあった―。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、ふたたび過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は? 恋愛小説の名手・白石一文が描く、極限の愛。

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読者の声

主人公が離婚、失職といった問題がありながら、従妹である直子と再会することで今を生きることの大切さに気づかせてくれた点。(31歳 男性 会社員)

東日本大震災は、いろいろと作品に影響を与えていたが、それよりも女性の異常さに惹かれた。「えっ、どうして。」って展開についていくのがやっとでした。確か、映画化されてます。(43歳 男性 自営業)

従姉であり元恋人の直子の結婚式に出席するため再会した賢治。スッキリする話ではないけれど官能的で印象的。(43歳 女性 主婦・主夫)

4位「一億円のさようなら」3票

連れ添って20年。発覚した妻の巨額隠し資産。続々と明らかになる家族のヒミツ。爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争。いまを生き抜く大人たちに贈る極上娯楽小説。

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読者の声

平凡なサラリーマンが長年連れ添った妻の秘密を知り、翻弄されていく姿がかなりジェットコースターのようでどんどん読み進めてしまいます。(47歳 男性 会社員)

妻に多額の遺産があると知った主人公が、妻との価値観との差に悩みながら、お金では買えない愛などに気付いていく人間味ある物語が好きです。(30歳 女性 自営業)

妻の秘密と、一億円で新たな生活をはじめるという設定が面白かったです。(30歳 女性 会社員)

5位「彼が通る不思議なコースを私も」1票

友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。

彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって…。生への根源的な問いを放つ傑作長編。

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読者の声

特殊能力を持つ主人公と不思議な出会いで結ばれた夫婦の話ですが、主人公の行動に深い意味があることがわかります。生きていくことは大変ですが、大事にすることに意味があることを教えてくれる内容になっています。(62歳 男性 会社員)

5位「永遠のとなり」1票

部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ、何もかもを捨てて故郷・博多に戻った青野精一郎。肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように、結婚と離婚をくりかえす津田敦。48歳となった、小学校以来の親友ふたり。やるせない人生を共に助け合いながら歩んでいく感動の再生物語。

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読者の声

うつに苦しむ友人とがんに命を削られていく男、そんな友人の交流がつづられています。どこにでもあるような会話やしぐさがつつくものの、その一つ一つが優しさに満ちたものに感じられていく不思議な作品です。(58歳 男性 主婦・主夫)

5位「愛なんて嘘」1票

恋人の家に転がり込んできたのは、とっくの昔に離婚したはずの彼の元妻だった。ひとつの場所にとどまることのできない女の存在が二人の関係を変える(「夜を想う人」)。一度は別れを選び、それぞれが新しい伴侶を見つけ、子供も授かった元夫婦の約束とは(「二人のプール」)。

裏切りに満ちたこの世界で、信じられるのは私だけ? 平仮で幸福な愛の“嘘”に気づいてしまった男女を繊細な筆致で描く六篇。

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読者の声

結婚や恋愛を主人公が切望している。正解のない人生を忠実に再現されてとてもいい作品です。(34歳 男性 学生)

5位「もしも、私があなただったら」1票

大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川啓吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない―。人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされてゆく。企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。

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読者の声

性にしろ、生き方にしろ人間の本能がうまく描き出されている作品で感情移入しながら読むことができました。(46歳 男性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。白石 一文のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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