唯川 恵おすすめ小説+エッセイ21選【読書好き42人の声を集めました】

読書好きの方々に唯川 恵の作品からおすすめの1冊を選んでもらいました。その結果を感想とともにお伝えします。

「彼女の嫌いな彼女」9票

「お局さま・瑞子・35歳」「腰掛け・千絵・23歳」。お互いを理解し合えないOL二人は、一方で自身の恋愛にも悩んでいた。そんな時「エリート社員・冴木・27歳」が現れ、二人は恋敵に。しかし、冴木赴任の本当の目的は――。

仕事、恋愛、結婚、年齢を重ねることへの焦り……オンナならではの悩みが尽きない。そんなOLたちの熾烈なバトル、そして友情を爽やかに描く。同名TVドラマ原作(1993年、2002年)。

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読者の声

女性同士の陰湿な部分、こだわりのポイントに共感します。年齢の違う二人の女性のそれぞれの視点から描かれ、その展開が面白いです。(35歳 女性 会社員)

長編小説で二人の女性を主人公とする作品。女性という程に女性という生き物を描いているにも関わらずストーリーにスピード感がある為か嫌味も感じず同性として共感しつつも楽しめる作品です。(57歳 女性 無職)

女同士の強い嫉妬など、女性の怖い一面がリアルに描かれていて非常におもしろいです。読み始めると常に次の展開が気になる内容になっています。(20歳 女性 学生)

エリート会社員を2人の女が奪い合う話ですが、女の嫉妬がまざまざと描かれていて話の展開が面白かったです。(66歳 女性 主婦・主夫)

2人のOL女性がエリート男性を奪い合うが、それぞれの視点で交互に書かれていて感じ方の違いが面白い。嫉妬心や女の怖さがリアル。展開が以外なのも面白く一気に読める。(40歳 女性 主婦・主夫)

男を奪い合う女のバトルが描かれていてすごく見入ってしまう作品です。(26歳 女性 主婦・主夫)

女同士の戦いが面白い。読む年代によって色々考え方が変わるのも面白い。(39歳 女性 主婦・主夫)

女の嫉妬、仕事に対するスタンス、男の人に対してのアピールなど女の人の裏も表も的確か表現されてる点が面白いです。(44歳 女性 パート・アルバイト)

女心が鮮明に書かれている作品です。読めば、最後まで読んでしまいます。(39歳 男性 会社員)

「肩ごしの恋人」7票

自立した女は他人も自分も信じられない。女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。第126回直木賞受賞。 

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読者の声

るり子と萌の性格がよく描けていてコントラストが楽しかったです。(39歳 男性 無職)

るり子のどこまでも貪欲で自分に常に正直であり続けるスタイルに不覚にも憧れてしまった。(20歳 女性 無職)

萌とるり子という二人の女性の姿を通して描かれる、女性という存在の本質とその表現がよい。(56歳 男性 無職)

直木賞受賞作。たくさんのきらめくフレーズが勉強になる珠玉の恋愛小説。(48歳 男性 自営業)

自立しており自分も他人も信じられない女、女を武器に結婚するもその後の生活が続かず離婚を繰り返す女を描く。(25歳 女性 会社員)

登場人物がとても身近に感じ、「そういうの、あるある」と思いながら読める作品です。(42歳 男性 会社員)

近いようで遠い二人の女性の生き方に焦ったさを感じたり、共感したりできるところが好き。(40歳 女性 会社員)

「燃えつきるまで」3票

誰もが一度は経験する、絶望に近い失恋。ハウジングメーカーでチーフを務める31歳の怜子は、5年間付き合った耕一郎に突然別れを告げられる。そろそろ結婚を、と考えていた矢先のことだった。

理由がわからず、どうしても別れを受け入れられない怜子は、苦しみ、それまで最優先してきた仕事も手につかなくなる。そして、彼の新しい恋人の存在に絶望し、堪えていた気持ちが決壊してしまう…。

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読者の声

5年間付き合った彼氏から別れを告げられ、仕事にも手がつかず苦境に立たされた主人公を描いた作品。(27歳 女性 主婦・主夫)

恋愛の失恋に抽出した作品で紆余曲折ある価値観、人生観が楽しめる繊細な内容になっています。(35歳 男性 会社員)

恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる、失恋のお話です。(22歳 男性 自営業)

「恋人たちの誤算」2票

弁護士事務所に勤める流実子と一流商社のOLの侑里は、高校の同級生で25歳。卒業以来、連絡の途絶えていた二人が思いがけない形で再会した。夢を実現するためなら、自らの体も武器にする流実子。

自分を棄てた男とやり直すために、婚約を解消する侑里。愛なんか信じない。愛がなければ生きられない。それぞれの「幸福」をつかむための、がむしゃらな闘いが始まった。

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読者の声

ディープな内容で、恋に溺れる心情がとてもリアリティがあり共感しやすいです。(38歳 男性 会社員)

大切なものを捨ててまで幸せを追う女達を描いている、作品です。(41歳 女性 パート・アルバイト)

「手のひらの砂漠」2票

平凡な結婚の、その先に待っていたのは思いもよらぬ夫の暴力だった。シェルターからステップハウス、DV被害女性ばかりで運営される自然農園…。

離婚を経て少しずつ自立を果たそうと模索する可穂子だが、元夫・雄二の執拗な追跡の手が迫ってくる…急増する配偶者間暴力被害とストーカー殺人事件。現代の闇に恋愛小説の女王が切り込む、衝撃のノンストップサスペンス。

「BOOK」データベース

読者の声

DV被害者のニュースを見るたび逃げればいいのにと思うけど、この作品でその疑問がなんとなく理解できた。(26歳 男性 パート・アルバイト)

DVを取り入れた作品。離婚した後も執拗に追いかけてくる夫が怖くて、どうなるんだろうとラストまでドキドキさせられるのがおすすめポイントです。(45歳 女性 主婦・主夫)

「めまい」2票

「私、きれいになりたいの」ある夜、美容外科クリニックを開業した庸子のもとを訪れたのは、高校時代に苛めぬいた吉江だった(「きれい」)。

恋人の話を楽しげにする章吾。ずっと愛してきたのに、彼は私を親しい友人としか見てくれない(「誰にも渡さない」)。

女が男を心から愛したとき、行き着く果てはどこなのか。愛と背中合わせの狂気、その恐怖と哀しみを描く10人の女たちの物語。

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読者の声

元々はジャケ買いでしたが、読んでそれ以上の衝撃でした。めまいとはよくつけたもので、ザ サスペンスではありませんが、ゾッとしたい人にはオススメです。(42歳 女性 会社員)

オムニバス形式で色々な状況の女性たちが日常の中で出会う恐怖の感情が書かれている。(38歳 女性 パート・アルバイト)

「キスよりもせつなく」2票

失恋の痛手もまだ癒えない知可子は27歳のOL。予定のない週末、偶然に会った同僚の有季から彼氏と紹介されたのは、知可子をふった張本人だった。レンタルビデオ店で出くわした男を仮の恋人に仕立てあげ、その場をしのいだ知可子だが、皮肉な恋の運命が回りはじめる…。

知可子と、彼女を巡る女たちそれぞれの愛の選択、恋の行方は? 迷い悩みながら、ひたむきに恋する女たちの姿を描く長編。

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読者の声

モト彼を忘れきれないでいた女性の平凡な生活がある日一変するヒューマン作品。(39歳 男性 会社員)

バブルという時代の女性の心の動きと男女関係の絡み合いが時代を感じて面白い。(45歳 女性 主婦・主夫)

「ヴァニティ」2票

「こんなはずじゃなかった」との戦いだ―。恋や仕事、そして結婚に精一杯な“彼女”たちが、ふとした瞬間につまずく虚栄。それはいつかの、あるいはこれから出会う、あなたの姿かもしれない。

泣きながら、それでも明日に向かう人々を、巧みに描き込んだ色とりどりの物語。アンソロジー等に掲載された貴重な中短編を、特別な装いで一冊にまとめて贈る、極上の傑作集。

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読者の声

それぞれ違った立場の女性が描かれていてその女性たちの気持ちそれぞれに共感できる(31歳 女性 会社員)

ちょっと感傷的な気分に浸りたいときはこの本に頼ります。大人な心情をありのまま描いた作品で、人間味があって面白いです。(20歳 女性 学生)

「啼かない鳥は空に溺れる」1票

愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。

千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。

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読者の声

娘に依存する毒親の話なのですが、幾つになっても母親の呪縛から逃れられない娘がリアルに描かれています。(45歳 女性 公務員)

「瑠璃でもなく、玻璃でもなく」1票

欲しいものは確かなもの。確かな約束、確かな未来、形の見える幸せ。…美月・26歳。忙しい仕事の逃げ場として結婚に行き着いたのに、今は結婚の逃げ場が仕事になっている。…英利子・34歳。ひとりの男性を挟んで交錯する、ふたりの人生のゆくえ。

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読者の声

人間の気持ちが分かりやすく書かれているので、哲学的な感じでした。(55歳 女性 経営者・会社役員)

「彼の隣の席」1票

恋の相手は選べない。気がつくと、既にだれかを愛している。奔放な男性を愛して苦しむ主人公。不倫、同棲という不安定な愛に生きる女性たち。甘く、切ない恋愛模様。

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読者の声

友人の婚約パーティーで再開した芽衣子と彰生。大学4年で大手出版社の文学賞を受賞したという話はどこかで聞いたことのある話のようだが、その一作で姿を消したという展開。一年後を想定し別れゆく二人。指の隙間からサラサラと手にしたものがこぼれ落ちてゆく。ラストシーンは寂しい。(57歳 女性 自営業)

「淳子のてっぺん」1票

山が好きで、会社勤めをしながら国内の様々な山に登っていた淳子。「エベレスト?女なんかに登れるもんか」その言葉に奮起し、彼女は女性だけの隊で世界最高峰を目指す。

苦しい資金繰り、寝る暇もない膨大な準備、隊員同士の軋轢を乗り越え、8848メートルの頂きに立った淳子の胸に去来したのは…。登山家・田部井淳子さんの挑戦を完全小説化。

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読者の声

女性で初めてエベレストに登頂した田部井淳子さんをモデルに書かれた小説です。女性に限らずみなに勇気をくれる作品です。(48歳 男性 会社員)

「海色の午後」1票

海の見える部屋に暮らす遙子は、システムエンジニアの仕事をもち、医大生の恋人もいて、それなりに満ち足りた生活を送っている。だが、有力者の父から見合いの話が持ち込まれたことで平穏な日々にさざ波がたってゆく。

恋愛、仕事、結婚、親子関係、様々なしがらみの中で揺れ動く20代の女性の心模様を描く。コバルト・ノベル大賞を受賞した著者のデビュー作。

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読者の声

20代の女性の恋愛、仕事、親子関係、結婚など、ありふれた日常の中での揺れ動く女心。 窓から見える海はやがて建つマンションで遮られ今より小さな景色しか見えなくなる。それはまるですべてを味わうことはできない人生のよう。でも、それでもいい。(51歳 男性 自営業)

「永遠の途中」1票

どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろう。あなたのつぶやきは、誰に届くの?直木賞作家・唯川恵、待望の最新作!長編小説。

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読者の声

結婚とは、人生とは色々と考えてしまう作品で、2人の女性を通して様々な問題を投げかけられているようで面白いです。(30歳 女性 主婦・主夫)

「雨心中」1票

施設育ちの芳子と周也は、実の姉弟のように生きてきた。芳子にとって、周也はこの世で唯一「私のもの」といえる存在だ。周也は仕事が続かないが、芳子は優しく受け入れる。周也を甘やかし、駄目にしてきたのは自分だと芳子はわかっていた。そう、周也が「罪」を犯した時でさえ―。直木賞作家による究極の恋愛小説。

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読者の声

児童施設育った男女2人が過剰なまでに純粋に想う気持ちがすごく良かったです。(26歳 男性 会社員)

「愛に似たもの」1票

母親のようにはなりたくない。美貌と若さを利用して、すべてを手に入れてやる(『真珠の雫』)。親友の真似をして人生の選択をしてきた。ある日を境にふたりの立場が逆転。その快感が(『ロールモデル』)。過去の失敗は二度と繰り返さない。たとえ自分を偽っても、今度こそ結婚までこぎつけなければ(『教訓』)。など、

幸せを求める不器用な女たちを描きだす8編の短篇作品集。第21回柴田錬三郎賞受賞作。

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読者の声

登場する女たちの心理描写が上手い。後ろ暗い内容は読み手も共感する部分があり、ドキドキする。(31歳 女性 会社員)

「セシルのもくろみ」1票

優しい夫と優秀な息子と幸せに暮らす専業主婦の奈央。友人に誘われ軽い気持ちで応募した、女性誌「ヴァニティ」の読者モデルに合格したことから、徐々に生活が変っていく。

華やかな女性誌の世界に渦巻く女たちの様々な思惑に戸惑いながらも、奈央は自分にもまだ“負けたくない”気持ちがあることに気づく―人気No.1アラフォー女性誌「STORY」の好評連載小説、待望の単行本化。

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読者の声

普通の主婦が、ふとしたことから雑誌のモデルを務める事になって、どんどん変わっていく主人公にワクワクする所が良いです。主婦におすすめの小説です!(42歳 女性 会社員)

「さよならをするために」1票

まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。―約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。

恋はいつしか壊れていくもの―終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。

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読者の声

身近に感じるストーリー性で、疑似体験をしながら読み進めることができる点が面白いと感じました。(46歳 男性 会社員)

「「さよなら」が知っているたくさんのこと」1票

ひとりで抱えてるのは、ちょっと辛い。でも、誰に話せばいいのかわからない…そんなこと、あなたにもありませんか?

たとえば、恋ができなくて、気持ちばかり焦るとき。本当の友達がいないと感じたとき。気を使いすぎて疲れたとき。大好きな人とうまくいかなかったとき―泣きたい、でも泣けない、そんな夜、この本を開いてみて下さい。きっとあなたにも「大丈夫」が届くはずです。

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読者の声

人との付き合い方に疑問を抱いたときに読むと、すっと心が軽くなったような気持ちになる作品。(20歳 男性 学生)

エッセイ2作品を紹介

「ロンリー・コンプレックス」1票

不幸ではないけれど、満ち足りてもいない。それなりの快適な生活をしてはいるけれど将来を考えると漠然とした不安を感じたりして。生きがいを見つけたい、恋愛したい、結婚もしたい、でもこの先わたしはどうなるんだろうか。

希望と不安をかかえて20代を生きてきた著者が、同じような思いを抱くあなたに答えます。すべてのシングル女性たちに贈る等身大のエッセイ。

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読者の声

独身女性の悩みに真摯に向き合い、励ましてくれる内容となっている。(37歳 女性 パート・アルバイト)

「バッグをザックに持ち替えて」1票

取材のためのはじめての登山が辛くて、山なんてやめた…はずだった。それが浅間山を皮切りに、谷川岳や八ヶ岳、そして富士山、ついには標高五〇〇〇メートルを超えるエベレスト街道を歩くまでに。何が楽しいのか? 辛いのにどうしてまた登ってしまうのか? 山道具から下山後の宴会まで、さまざまな山の魅力を描いた傑作エッセイ。

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読者の声

飼い犬がきっかけで軽井沢に移住したところでそこから登山に目覚めエベレスト街道トレッキングを目指すまで、時には命に関わるような危険なこともありました。(30歳 男性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。唯川 恵のおすすめ作品を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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