池井戸 潤おすすめ小説ランキング17選【読書好き64人の声を集めました】

池井戸 潤は、ビジネス・経済小説を中心に、スポーツや政治のジャンルも手がける人気作家です。

今回、池井戸 潤の作品のなかから読書好き64人におすすめの1冊選んでもらい、その感想をまとめました。その結果をランキング形式で紹介します。

1位「下町ロケット」21票

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。

特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた―。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編! 第145回直木賞受賞作。

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読者の声

ドラマにはまり、小説も買いました。大きな夢を持っている姿がかっこいい。熱い思いで仕事に向かう様に感動し涙してしまいます。(36歳 女性 自営業)

「花咲舞が黙ってない」をおすすめします。主人公の花咲が、銀行トラブルを解決していく様子がとっても面白です。(26歳 女性 会社員)

日本古来の町工場の優秀なエンジニアが、大手重機器メーカーと対等に技術を共有すること(59歳 男性 自営業)

中小企業が技術力で大手企業に立ち向かっていく姿に共感を覚えます。ドラマでは演出が色々と過剰で、そちらばかりに目がいきますが、ストーリーはこちらの方がよく分かります。(47歳 男性 自営業)

現在の世界ではデジタル化や効率化など多くがパソコンや機械に依存しておりますが、とても人情味があり中小企業を適切にとらえた小説だと感じております。(34歳 男性 会社員)

夢を追いかける人々、そこでの挫折、奮起、チームワークや人生劇。(44歳 男性 会社員)

ドラマで見てから、小説を読んでみた。難題を乗り越えていく所がとても良い。(45歳 女性 主婦・主夫)

夢実現へ向けたプロジェクト、そして仕事に対する自身のプライドと熱い思いを持つ仲間達で、今の日本の社会が抱える闇に立ち向かう本当の仕事人のお話だと思います。感動というよりも心が熱くなる元気が出る勇気をもらえるお話です。(42歳 男性 自営業)

手に汗をかくほどドキドキやワクワクが強い作品です。ドラマもあるので合わせて見るとより面白いですよ。(32歳 女性 自営業)

この作品は、いつしかテレビで放送される様になり作者の代表作ともなる良い内容です。(42歳 女性 無職)

下町の工場のプライドをかけた商品作りに目が離せません。日本人ならではの職人気質な人間模様を書いてあるのでストーリーに厚みがでます。(31歳 女性 主婦・主夫)

下町の町工場と大手企業との考え方の違いが面白く、下町目線で考えていくようになる点が面白いです。(59歳 女性 主婦・主夫)
夢やプライドをしっかりと持って苦難を乗り越えていく主人公を応援したくなりますし、最後はとても感動しました。(42歳 女性 パート・アルバイト)

町工場の努力が大成功に繋がった話なので、私もそのような人になりたいと思いました。(47歳 男性 会社員)
誰もが知るほど有名な作品です。映画化されていることもあり、話のテンポが良くてぐいぐい、さくさくと読めてしまいます。(19歳 女性 学生)

特許戦略がよく分かる、メーカー技術者必読の企業小説。技術者って奴は、開発に夢中になるあまり知的財産権に無頓着になりがちですが、そこを意図的に突かれると会社存亡の大事になると思い知らされます。その上でなお、技術者たちの純粋で熱い思いが胸に響き、オチが分かっていても何度も読み返したくなる小説です。(58歳 女性 会社員)

主人公役の阿部寛が中心となってロケット開発の部品を作りながら奮闘する物語です。トラブルや敵に翻弄されながらも目標に向かって突き進んでいく姿に心打たれます。(35歳 男性 会社員)

夢なんて忘れてしまいがちなこの世の中でどんな風に生きていくのかを考えさせされる内容がすごくいいと思います。(41歳 女性 パート・アルバイト)

主人公の佃の仕事に対する情熱が魅力的です。大きな組織にも技術力を誇りに思い、屈しないところが良いです。(33歳 女性 公務員)

自分の夢を追い求める事で諦めてはいけないという勇気を貰いました。(31歳 女性 自営業)

下町の小さな企業が、国策事業を請け負うような大きな企業と、対等に技術力を競い、戦い、最後には協力し合う関係になっていく。ひたむきに頑張るところがとても面白い小説です。(62歳 女性 パート・アルバイト)

2位「七つの会議」6票

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。

いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。

どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

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読者の声

会社に勤める様々な人物の話を、それぞれの視点で描かれた群像劇であり、すべて読むと、それぞれの話がつながっていて面白い。リアルな社会が描かれていて、読みやすい。(39歳 男性 会社員)

短編ごとに語り手が変わっていくところが好きです。それぞれの語り手の心情から一つの結末に結びつくのがとても爽快です。(29歳 男性 会社員)

オムニバス形式ながら大変読みやすく、最終章で誰の物語だったか分かる、その構成力に脱帽しました。(27歳 男性 会社員)

組織と個人の相克の中で、人としてどうあるべきかを問い詰めた傑作です。(50歳 女性 自営業)

男同士のマウンティングが凄まじいです。ネジのくだりでは、仕事とはこんなにも地を這うような泥臭いものなのかと、慄然とさせられる。鮮やかなストーリー展開も見事です。(44歳 女性 主婦・主夫)

一体何が隠されているのかハラハラさせる展開、驚きのラストがたまらない。(29歳 男性 会社員)

3位「鉄の骨」5票

中堅ゼネコン一松組の若手、富島平太が異動した先は、「談合課」と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾くぞ――たしかな技術力を武器に、真正面から入札に挑もうとする一松組の前に、「談合」の壁が立ちはだかる。

組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!

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読者の声

公共事業の入札に伴うゼネコンの談合の実態とそこに関わる人々の思いをリアルに描く秀作。(56歳 男性 無職)

建設業界にもともと就職希望していたので。談合がなかなかなくならない仕組みがわかります。(47歳 男性 会社員)

建設業界のリアルな裏側が描けている作品でした。大手ゼネコンを相手に奮闘する、中堅ゼネコンの社員たちの奮闘と苦労をリアルに感じる作品です。建設業界で働く方には、特にオススメの作品だと思います。(30歳 女性 自営業)

650頁という長編です。手に取ったときは読み終えれるか不安になりましたが、大手ゼネコンの談合を扱った内容で、大変面白く読みだしたら止まらない感じで、毎晩夜更かしになってしまいました。(50歳 女性 会社員)

ゼネコンに勤める若手社員が自社が関与する談合について思い悩む姿を描いているのですが、談合は社会正義あるいは悪なのかをこの小説は問うています。少しでも公共事業に関心のある人にはぜひ読んでもらいたい作品です。(43歳 男性 自営業)

3位「オレたちバブル入行組」5票

大志を抱いてバンカーとなり、今では大阪西支店融資課長を務める半沢直樹。

ある時支店長命令により五億円もの融資を行った会社があえなく倒産した。融資ミスの責任をすべて半沢に押し付け、醜い保身に走る浅野支店長。沸き上がる怒りを抑えながら、半沢は巨額の債権を回収するすべを探る。

やられたら、倍返し――ここから痛快リベンジ劇が始まる!

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読者の声

半沢直樹シリーズの第一弾です。読み始めたら一気に読めてしまう秀逸な作品です。(50歳 女性 主婦・主夫)

話題となった半沢直樹シリーズの原作小説。銀行内で繰り広げられる様々な人間模様が読み応えあります。(52歳 男性 会社員)

読む者を心地良くスカッとさせてくれるエンターテインメント作品です。(39歳 女性 無職)

半沢直樹シリーズの第一作です。半沢の気持ちを思うと途中読むのがしんどくなりましたが、見事やり返してました。(34歳 女性 主婦・主夫)

半沢直樹シリーズの第一作で、善と悪との対比が明確になっていて、読み進めていくと困難に立ち向かう主人公に肩入れする気持ちが抑えられなくなります。ドラマと同様に楽しむことができます。(62歳 男性 会社員)

4位「ようこそ、わが家へ」4票

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。

さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。

一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

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読者の声

誰にでも起こりえる内容で、読んでいてハラハラドキドキさせられる内容です。(43歳 女性 主婦・主夫)

日常にひそむ見えない悪意が怖くて、それが他人事ではないとハラハラするところが面白いポイントです。(40歳 女性 会社員)

今そこにある恐怖のような、日常的なモヤモヤみたいなものを感じることができる。(43歳 男性 会社員)

逆恨みで、数々の嫌がらせを受ける恐怖のハラハラ感。家族で乗り越える爽快感。(43歳 女性 主婦・主夫)

4位「陸王」4票

埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化! 

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読者の声

足袋製造会社が生き残りをかけて今までの足袋の技術からスポーツシューズを作り上げる過程が面白いです。(63歳 女性 会社員)

ドラマ化される前に読んでいました。スポーツショップで働いているので興味深く読めました。(33歳 男性 会社員)

陸上選手の靴を作り上げる男たちの奮闘を描いていてドラマチックで面白かった。(39歳 男性 無職)

小さな老舗の足袋屋が大手スポーツメーカーに妨害などを受けながらもそれに負けることなく立ち向かっていく姿に感動を覚えたからです。(45歳 女性 主婦・主夫)

4位「空飛ぶタイヤ」4票

走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!

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読者の声

リコール隠しの大企業を中心とした社会という理不尽さ巨大さに対して、主人恋が挑む戦いが困難さがうかがえます。(33歳 男性 自営業)

テーマは重い題材ですが、最後まで気が抜けない展開は読み応えがありました。最後は正義が勝つ事を信じて読みました。(50歳 女性 無職)

実際の事件をモチーフにした小説で映画化もされています。企業のモラルについて考えさせられるところがポイントです。(33歳 男性 会社員)

財閥系の企業のしがらみや既得権益に真っ向に戦い打ちひしがれながらも自分が正しいと思う事を真っ直ぐにやれる姿にあきらめない強さを学べる。(32歳 女性 パート・アルバイト)

4位「ノーサイド・ゲーム」4票

未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。

かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。アストロズを再生せよ―。ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。

「BOOK」データベース

読者の声

左遷されたエリート社員がラグビー部の再建に挑む様子がとても胸が熱くなります。また企業買収に絡み次々に明かされる真実には驚かされます。(44歳 男性 会社員)

社会人ラグビー部のスポーツの勝負のみならず、ビジネスとは切り離せない苦悩を超えていく男たちの心の動きが描かれているポイントがおすすめです。(39歳 女性 主婦・主夫)

弱小チームから這い上がる情熱を感じました。ラグビーの楽しさもこの小説で知れました。(30歳 女性 会社員)

仕事で左遷されてしまうという逆境に立たされた主人公が、そこから復活していく姿に心打たれました。ラグビーがわからなくても楽しめました。(35歳 女性 自営業)

5位「民王」2票

混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。低迷にあえぐ支持率を上げようと意気込んだのも束の間、まさかの”事件”に巻き込まれ、国民に醜態をさらすことになる。

その頃、泰山のバカ息子・翔にも異変が。夢か現か、新手のテロか。直面する国家の危機に、総理とバカ息子が挑む”笑撃”のサスペンス。彼らは果たして、日本の未来を救えるのか――。

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読者の声

政治の裏舞台を軽快なテンポで楽しみつつ親子の絆も感じられた読みやすい作品です。(43歳 女性 主婦・主夫)

総理と息子が入れ替わって漢字を読み間違える、という現実の政治の世界でもありそうな内容で笑える小説です。(59歳 男性 自営業)

5位「架空通貨」2票

女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、二人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。江戸川乱歩賞受賞第一作『M1』を改題。

「BOOK」データベース

読者の声

仮想通貨の題に会社経営と銀行業務の金融にまつわる話を盛り込んだ作品です。(48歳 女性 主婦・主夫)

とある企業が破綻し、調べていくにつれて円以上に力を持った闇のお金の存在が明らかになる。(50歳 女性 自営業)

6位「不祥事」1票

東京第一銀行事務部調査役についた相馬健。問題をかかえる支店に独り「臨店指導」する彼に、念願の部下がつけられるという。

しかし、そこにやってきたのは花咲舞。上司を上司とも思わないスーパー問題女子行員だった―さまざまなトラブルを解決に導き、腐った銀行を内側から叩きなおす迷コンビの活躍を描く、痛快オフィスミステリー! 

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読者の声

ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作ですが、ドラマ版と違い花咲舞だけが正しいのではなく、彼女に影響されてた周りが正しい方に進んでいくのが良かった。(34歳 男性 会社員)

6位「銀行仕置人」1票

通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。五百億円もの巨額融資が焦げ付き、黒部はその責任を一身に負わされた格好で、エリートコースから外された。

やがて黒部は、自分を罠に嵌めた一派の存在と、その陰謀に気付く。嘆いていても始まらない。身内の不正を暴くこと―それしか復権への道はない。メガバンクの巨悪にひとり立ち向かう、孤独な復讐劇が始まった。

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読者の声

痛快な銀行員の復讐劇!通常の池井戸潤の小説とは少し毛並みが違います。ヤクザや裏金融の闇が書かれているので、馳星周が好きな方も読むべき(44歳 男性 会社員)

6位「ロスジェネの逆襲」1票

ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。

ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作! 

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読者の声

半沢が子会社の証券会社に飛ばされてから、銀行に返り咲くまでの頭脳戦と行動力に引き込まれます。憎い相手をぎゃふんといわせてくれるので最後はスッキリした気分になれます。(42歳 女性 パート・アルバイト)

6位「ルーズヴェルトゲーム」1票

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが―社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは。

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読者の声

池井戸潤さんの他の作品同様、次から次に困難が降って来るけれど、最後にはスキッとさせられる作品です。野球好きにもとても楽しめます。(59歳 女性 主婦・主夫)

6位「シャイロックの子供たち」1票

たたき上げの副支店長、社内恋愛中のOL、お調子者の課長代理…出世のため、家族のために奮闘する行員たち。現金紛失事件をきっかけに不穏な空気がたちこめ、一人の男が失踪した。

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読者の声

半沢直樹と同じく、銀行が舞台になっていますが、連作短編集です。一つ一つの話がつながっていき、どんでん返しがあり、読み応えのあるミステリーでした。(55歳 女性 パート・アルバイト)

6位「かばん屋の相続」1票

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。

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読者の声

京都で実際に起こった、かばん屋のお家騒動がモデルになっていると思います。驚く結末になっています。(49歳 女性 会社員)

6位「BT’63」1票

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋…。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる―。父と息子の感動長編。

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読者の声

隠された過去を追う物語で、社会の闇や不気味さもあり、長編でありながら夢中で読み進めるお話でした。池井戸潤の中では異色な感じです。(51歳 女性 主婦・主夫)

まとめ

いかがでしたでしょうか。池井戸 潤のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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