高橋 克彦おすすめ小説ランキング21選【読書好き42人の声を集めました】

高橋 克彦の推理小説、時代小説の作品から、読者アンケートでおすすめの小説を21冊を選び紹介します。投票が多い順に紹介していくので、どの作品を読もうか考えるとき、ぜひ参考にしてください。

「写楽殺人事件」10票

謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。後世の美術史家はこの謎に没頭する。大学助手の津田も、ふとしたことからヒントを得て写楽の実体に肉迫する。

そして或る結論にたどりつくのだが、現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きていて―。浮世絵への見識を豊富に盛りこんだ、第29回江戸川乱歩賞受賞の本格推理作。

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読者の声

浮世絵をめぐる推理ミステリーで歴史の真実と絡めている点が面白いです。(39歳 男性 会社員)

浮世絵師写楽の謎に迫りながら殺人事件を解決していく。写楽の謎の結論に納得してしまいました。(44歳 男性 会社員)

美術にも闇があると思えば恐ろしいどころか、複雑な気持ちになってくると思わせる内容でした。(53歳 女性 団体職員)

江戸川乱歩賞受賞作でラストにびっくりします。本格派のミステリー小説。(65歳 男性 無職)

現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きているところがお勧めのポイント。(42歳 男性 会社員)

写楽は何者だったのかという謎を丁寧に考察しており,江戸時代と現代の事件を絡ませています。作者の浮世絵への造詣の深さに圧倒され,ミステリーの面白さにあっというまに読破してしまいます。(59歳 女性 パート・アルバイト)

謎の絵師と呼ばれた東洲斎写楽についての人物像などを追う物語。(25歳 男性 会社員)

本格的なミステリーで、読んでいてとても引き込まれていく作品です。(38歳 男性 会社員)

浮世絵を巡る殺人事件から、歴史をしることの出来る作品である。(49歳 男性 会社員)

冒頭から、誰が写楽だったかが、分かるのがポイントです。デビュー作でもありますので、本格的なミステリーを味わいたい方へオススメです。(45歳 男性 自営業)

「緋い記憶」4票

古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。

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読者の声

記憶にまつわるホラー。ひんやりとした気持ちになります。記憶シリーズはいくつもあってどれもおすすめです!(40歳 女性 パート・アルバイト)

記憶というものは、時には自分に都合のいいように曲げられているかもしれない。そんなことを気づかされました。(46歳 男性 会社員)

昔の記憶を少しずつ取り戻す過程で、こうだったはずなのにと不安と恐怖に向き合う主人公の葛藤を描いた作品。人間の記憶がいかに曖昧なのかを再認識させられます。(40歳 男性 パート・アルバイト)

主人公が友人から自分の故郷である岩手の住宅地図を借りたことから始まる物語。記憶をたどっていく内に徐々に違和感がこみ上げてきくる。高度成長期前の東北地方を舞台に描いたミステリー作品。(29歳 男性 無職)

「火怨」4票

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。八世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弓流為は遊撃戦を開始した。

北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。

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読者の声

朝廷との戦いを描いた物語で、内容がおもしろく、読んでしまうからです。(39歳 男性 会社員)

坂上田村麻呂とアテルイの戦いを蝦夷側からの視点で東北の風土を絡ませて描く歴史大作。(56歳 男性 無職)

歴史小説なんですが、熱い男たちの戦いが胸熱!東北シリーズ全て大好きですが、これが全ての始まりです!(33歳 女性 会社員)

平安時代の蝦夷の反乱を描いた作品で坂上田村麻呂とアルティとの戦闘を描く。(27歳 女性 主婦・主夫)

「七つの怖い扉」3票

「ねえ、私、生まれてから一度も“怖い”と思ったことがないの。あなたのお話で、私に“怖い”ってどんなものか教えて下さいな」―。

ある作家は哀切と戦慄が交錯する一瞬を捉え、またある作家は「予感」でがんじがらめにする秘術を繰り出した。そしてまたある作家は、此岸と彼岸をたゆたうが如き朧な物語を紡ぎ出した…。

当代きっての怪異譚の語り部が腕によりをかけて作り上げた恐怖七景。

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読者の声

少し怖い話を読みたい特に、いい小説です。私は内容が好きです。(41歳 女性 会社員)

元々怖い話、ホラーが好きな為引き込まれた。幽霊だけでなく、色々な怖さがあった(29歳 男性 会社員)

小池真理の康平の背中、夢枕獏の安義橋の鬼人を喰らふ語、など七つの怖い話し作品集。(37歳 女性 主婦・主夫)

「天を衝く」3票

織田信長が天下布武を掲げた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、ついに宗家を見切った。戦の天才「北の鬼」九戸政実が、武者揃いの一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡る。

著者が故郷を舞台に熱き思いを込めた歴史巨編「陸奥三部作」の最終章、待望の文庫化。

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読者の声

戦国時代ものの歴史小説は何冊か読んできましたが、これほどまでに武士道を感じられた作品は始めてでした。小さな国の当主が強大な権力に立ち向かってゆくさまは、誰もが頑張れと感情移入してしまうほどのものです。それにスケールも大きく、本当に満足のゆく作品です。(20歳 男性 パート・アルバイト)

歴史上あまり語られない豊臣秀吉に抵抗する九戸氏の生き様が感動した。(47歳 男性 会社員)

時代小説、時代劇などでもなかなか表立って取り上げられない陸奥が舞台となっているのがイチオシポイントです。時代小説好きにおすすめです!(22歳 女性 学生)

「炎立つ」2票

陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。

源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!!

講談社文庫

読者の声

圧倒的な豊臣秀吉軍に立ち向かう九戸党の生き様考え方がかっこいい。(42歳 男性 会社員)

非常に歴史がある本です、平安時代の東北地方を背景にして物語です、(40歳 女性 パート・アルバイト)

「総門谷」2票

ピラミッド、ナスカ地上絵、極移動、ノストラダムス…世界のあらゆる超常現象を呑み込む「総門谷」とはいったい何か!?UFO目撃事件を発端に、仲間とともに敢然と謎に挑み、地球征服を企てる「悪」に立ち向かう者こそ、若き超能力者・霧神顕!「吉川文学新人賞」受賞作。噂の超時空伝奇巨篇!

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読者の声

そして彼らの上に、総門と名乗る人物がいる。この総門が超能力者で、その力で死体からどうなっていくのか(51歳 男性 自営業)

オカルト好きの人だけでなく、幅広い人が楽しんで読める作品になっています。読んでいていろいろな知識を得られるおもしろいストーリーです。(20歳 女性 学生)

「竜の柩」1票

龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人(くきこうじん)たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。

龍=ロケット、神=エイリアン。高橋克彦の大作『竜の柩』全6冊を、ひとつにまとめてお届けします。

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読者の声

日本古代史からはじまり、メソポタミア、エジプト、ヨーロッパまで及ぶ壮大な歴史の謎を紐解いていくエンタメフィクションです。(35歳 男性 会社員)

「眠らない少女」1票

妻が娘に語っていた「あまのじゃく」の物語を聞いていた「私」は、自分の故郷に伝わっていた凄惨な「あまんじゃく」を思い出し…。前世の記憶と怨念が凄絶な惨事を引き起こす表題作など厳選の10編。

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読者の声

うりこひめとあまのじゃくを作品の題材としている短編ホラー小説で読みやすい作品(39歳 男性 会社員)

「北斎の罪」1票

キリスト教美術の研究家である橋本教授に呼ばれた私は、そこで『北斎漫画』の画稿を見せられた。彼の話によれば2人の共通の友人であり、代議士の秘書の弦巻が、この真贋を鑑定して欲しく持込んだものだという。

橋本としては本物らしいが、専門家の目で確かめてもらいたいため、美術雑誌の編集者である私を呼んだらしい…。美術を利用する政界の黒い体質を暴いた表題作他6話のミステリーで織りなす著者のトワイライトゾーン。

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読者の声

浮世絵などをあまりなじみがなかったものを題材にしているのが新鮮で好きでした。(38歳 男性 会社員)

「風の陣【立志篇】」1票

陸奥国から平城京に黄金を運ぶ護送役となった若き蝦夷・丸子嶋足は兵衛府の官人として都に留まり、異例の出世を遂げる。やがて、彼は奈良朝を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱の渦中に自らの身を投じたのであった…。

『炎立つ』の時代を遡ること三百年、迫り来る奥州動乱の兆しのなかで躍動する若き蝦夷たちの志を描く。

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読者の声

平安京の時代の物語で「火怨」にも出てきた歴史上の人物の若かりし頃の青春や時代が移り行く中でのおどろおどろしい日本の歴史が描かれている作品だと思います。(25歳 男性 パート・アルバイト)

「白妖鬼」1票

物狂帝と呼ばれた天皇が十七歳で譲位し、内裏の陰陽寮から各地に派遣された術士たちは解任され、謎の烏天狗に襲撃された!

陸奥で異変を知った陰陽師・弓削是雄は、数奇な運命に導かれた仲間とともに都をめざし、人心を操る鬼との死闘を繰り広げる。胸躍る歴史伝奇長篇。

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読者の声

陰陽師、弓削是雄が主人公の怪奇譚です。陰陽師と言えば安倍晴明が有名ですが、あえてこの人が主人公というのが面白いです。魑魅魍魎を相手にする不気味さや謎解きの要素もあるので最後まで飽きさせません。(43歳 女性 会社員)

「前世の記憶」1票

イッタイコレハ、誰ノ記憶ナンダ…。催眠療法で見知らぬ少年の記憶を取り戻した男。表題作など八篇。直木賞受賞の記憶シリーズ第二弾。

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読者の声

八編のどれも面白く引き込まれる。実は、忘れたままでいた方がいいこともあるのかもしれないと思わされる。(20歳 女性 無職)

「星封陣」1票

東北の一村がいま奇怪な勢力に狙われる。古代、蘇我氏に敗れた物部氏一族が東北にとてつもない秘宝を封じ込んだという。それを守る物部の末裔に対し、秘宝奪取に権力と暴力を使える巨大組織が襲いかかる。

村人の主緋星幸丸は自分が秘宝の鍵を握るると自覚、仲間と共に絶望的戦闘に決起する。伝奇超大作。

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読者の声

東北に封じた秘宝を守る物部氏一族とそれを狙う巨大組織との戦いが面白い。またキャラがみんなかっこよく、壮大なストーリーに惹き込まれた。(46歳 女性 主婦・主夫)

「時宗 巻の壱 乱星」1票

奥州藤原氏を滅ぼした源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから五〇年、源氏に代わってその実権は北条一族の手に移っていた。第五代執権となった北条時頼は国のあるべき姿を求め、己れの信ずる道を突き進んでいく。

だが、その頃、海を隔てた大陸の彼方からはかつてこの国が遭遇したことのない未曾有の危機が迫りつつあった…。

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読者の声

自軍が有利になるように、相手が失策を犯すように、互いにじわりじわりと追い詰めていく様子は、囲碁や将棋のようでなかなか趣深いです。(28歳 男性 自営業)

「私の骨」1票

実家の床下から偶然見つかった古びた骨壷には、なぜか私の生年月日が記されていた……。旧家に残る恐るべき因習と哀しいまでの親心を描いた表題作をはじめ、心理の奥底に潜む恐怖を通して人間の本質に迫る傑作ホラー短編集。

「私の骨」「ゆきどまり」「醜骨宿」「髪の森」「ささやき」「おそれ」「奇縁」の珠玉の七編を収録。

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読者の声

ホラー短編集ですが、表題の「私の骨」は実家の土地から出てきた謎の遺骨にまつわる切れ味鋭いミステリーで傑作です。(48歳 男性 自営業)

「広重殺人事件」1票

広重は幕府に暗殺された?若い浮世絵学者津田良平が“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。だが津田は、愛妻冴子のあとを追って崖下に身を投げてしまう。

彼の死に謎を感じた塔馬双太郎が、調べてたどりついた意外な哀しい真相とは?深い感動の中で浮世絵推理3部作ついに完結。

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読者の声

好きな浮世絵などの話が出てきてとても楽しめました。ミステリーとしても良くできていました。(39歳 男性 会社員)

「京伝怪異帖」1票

伝蔵こと、稀代の人気戯作者・山東京伝が、風来山人・平賀源内、安兵衛、蘭陽らの仲間とともに、奇怪な事件に挑む。源内秘蔵の天狗髑髏にまつわる奇談、生きては帰れぬ地獄宿、恋女房に取り憑いた悪霊、そして背後に見え隠れする権力者の陰謀―。

多彩なキャラクターが縦横無尽に活躍する、痛快時代ミステリー。

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読者の声

戯作者の山東京伝が平賀源内とともに様々な怪異事件に挑んでいくストーリーが面白く、時代物としてもミステリーとしても良作だった。(26歳 男性 パート・アルバイト)

「鬼」1票

都の闇に鬼や悪霊が潜んでいたころ、密命を受け、頻発する怪異に立ち向かった陰陽寮の術師たちは、怪異の背後に何を幻視したのか? 鬼が紡ぐ、妖かしの新物語集。

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読者の声

タイトルは鬼になっていますが、鬼よりも人間の心の方が実は怖いということを思い知らされました。(26歳 女性 会社員)

「バンドネオンの豹(ジャガー)」1票

衛星写真に何と八千万年前に絶滅したはずの恐竜が写っていた。ところは南米ギアナ高原。一方、大阪万国博会場では、宝石盗難と女子高校生の失踪事件が起き、大騒ぎに。地球の二極で生じた二つの怪事件はやがて時間空間を超えた大活劇に合流する。夢とロマンが横溢の大冒険小説。

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読者の声

多彩な登場人物が繰り広げる縦横無尽かつ畳み掛ける展開がスリリングで一気読み出来た。(49歳 男性 パート・アルバイト)

「だましゑ歌麿」1票

江戸を高波が襲った夜、人気絵師・喜多川歌麿の女房が惨殺された。歌麿の絵に込められた風刺を憎む幕閣から妨害されながらも、事件の真相を追う同心・仙波の前に、やがて明らかとなる黒幕の正体と、あまりに意外な歌麿のもう一つの顔とは!?浮世絵研究の泰斗でもある著者が、満を持して放つ傑作時代小説。

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読者の声

喜多川歌麿や山東京伝といった浮世絵師、戯作者たちが活躍するシリーズです。ミズテリ要素もある時代劇で、江戸の文化が好きならおすすめです。(32歳 女性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。高橋 克彦のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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