「夢幻の如く」がどのような作品なのか、読者によるマンガのあらすじと感想です。
「夢幻の如く」はどんなマンガ?
「夢幻の如く」はスーパージャンプ(集英社)にて1991~1995年まで連載されていた漫画です。
作者は昔から数々の名作を生み出してきたレジェンドでもある本宮ひろ志先生。
夢幻の如くのコミックスは全12巻で、完結済みとなっています。
作品の概要は歴史物。
戦国時代の覇者「織田信長」がもし本能寺の変で死んでいなかったら?という設定の漫画で、本能寺の変以降に信長がどういった活躍をするかを描いた作品です。
「夢幻の如く」のあらすじ・ストーリー
本能寺の変で信長は亡くなる・・。これが本来の歴史です。
この作品では不思議な現象によって自決寸前だった信長は、森蘭丸と共に本能寺から転移させられます。
しかし、その後の信長は自分が死んだように見せかけます。
すでに自分は死んでいる人間だ。天下取りは生きた人間がすべきことであると。
だからか山崎の戦いで明智光秀が亡くなった後も、信長は表舞台には出てきません。配下であった羽柴秀吉の前に姿を見せるものの、秀吉は主君・信長を殺害しようと企てます。
信長を人知れず殺してしまえば、天下は自分の所へ転がってくると考えて。
信長は秀吉の妻「ねね」と会うことで暗殺を防ぎ、秀吉に天下を取らすべく一武将となって秀吉に仕えます。秀吉に協力して賤ケ岳では柴田勝家を打ち倒すものの、それを機に信長は行方不明に。このままでは秀吉に天下を取られる・・と焦る徳川家康は在野にいる信長を味方につけ、秀吉と争います。
こうして史実とは違う形で日本統一はなされ、西日本を秀吉・東日本を家康に任せて信長は世界を獲りにいきます。
「夢幻の如く」を読んだ感想
日本だけでなく世界でも活躍する信長という設定に興奮しました。
信長を過大評価し過ぎだろうと感じる人もいるかもしれませんが、そこが良かったですね。
印象に残ったのは、家康の裏切りによって大陸派遣軍が壊滅状態になった場面ですね。家康・島津・長曾我部等の裏切りにより、信長は少数の兵を連れて日本から逃げるようにして旅立ちました。
退却時に秀吉は死にそうになったのですが、信長は秀吉を助け出して脱出します。秀吉は助けてくれてお礼を信長に伝えるのですが、この時の二人のやり取りが最高に良かった。
戦乱の世で覇者となった織田信長。
信長の後をついで天下平定を成し遂げた豊臣秀吉。
この二人なら世界を相手にしても大丈夫・・いや世界平定を成し遂げるかも?と思わせるシーンで、この先の展開をワクワクさせられました。
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