「俺は星間国家の悪徳領主!」がどのような作品なのか、読者によるライトベルのあらすじと感想です。
「俺は星間国家の悪徳領主!」はどんな小説?
小説投稿サイト「小説家になろう」に連載しているライトベルで、作者は三嶋与夢。
現在も小説家になろうサイトにて連載は続いており、オーバーラップ文庫より書籍が発売されました。書籍版ではイラストが追加されており、読みやすくなっています。
内容は、主人公異世界転生系がベースとなっています。
普通の異世界転生物と違い、舞台は宇宙。主人公リアムは両親から領地の管理を任され、領主となります。前世の知識に基づいて悪徳領主になろうとするものの、価値観の違いから領民から愛されていく事に。
「俺は星間国家の悪徳領主!」のあらすじ・ストーリー
本作の主人公はリアム・セラ・パンフィールド。前世の記憶を持つ転生者です。
悲惨な人生を過ごしていた男の元へ「案内人」がやってきます。最悪な人生を送っている男に同情し、次の人生では幸せになるよう案内人は転生させてあげました。案内人に感謝する男・・。
しかし男を不幸にしていたのは案内人でした。人間の負の感情を好む案内人は男を不幸にし、転生後も不幸になるよう画策します。男はリアムに転生し、その事実を知らないが故に案内人を感謝するのでした。
領主として転生したリアムは、前世の鬱憤を晴らすべく領民を不幸にしてやる!と悪徳領主を目指します。
しかしその方法が他の悪徳領主と違いました。領民から税を絞りとるにしても、領民を富ませてからの方が税金は多くとれる。前世の知識を持つリアムはこういった方策をとるのですが、他の領主は領民から搾り取る事だけしかしません。それ故に施しをしてくれるリアムに領民達は感謝します。
リアムを陥れようと案内人は動くのですが、結果的にすべてリアムにとってプラスへと繋がります。これは案内人のおかげだ!案内人が見守ってくれている!とリアムは案内人に感謝するのですが、その感謝の気持ちこそ案内人にとっては毒。
案内人は苦しみながら、リアムを潰そうと新たな手を考えます・・。
「俺は星間国家の悪徳領主!」を読んだ感想
異世界転生+宇宙物ということで、どんな内容に仕上がっているのだろうか?と恐る恐る読んでみました。するとこれがなかなか面白い。
特にスカっとしたのは、宇宙海賊戦ですね。他の悪徳領主は宇宙海賊を放置したり、それ処か裏取引をしていたりします。しかしリアムからすると、宇宙海賊を倒せば財宝が手に入るしボーナスみたいなもの。愛機アヴィドを駆り、宇宙海賊相手に無双する姿はスカっとしました。
リアムは金目当てで宇宙海賊を倒したものの、他の領主と違って海賊を退治してくれた!と領民達は大喜び。このギャップも笑えます。
またボーナスの宇宙海賊をくれるなんて案内人ありがとう!とリアムは感謝します。
もちろん案内人にそんな気はなく、リアムを潰す為に宇宙海賊を仕掛けたんですけどね・・。こういったギャップが面白いと感じました。
Amazonや楽天で購入して読むことができます。
その他、「俺は星間国家の悪徳領主!」が読める電子書籍ストアはこちらです。