「指輪物語」様々な種族の人たちが世界平和のために悪に立ち向かう物語【あらすじ・感想】

「指輪物語」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「指輪物語」を読んだきっかけ

映画を見たのがきっかけです。タイトルは「ロード・オブ・ザ・リング」で、中学生の時に見ました。

それまでファンタジー作品にはある程度興味がありましたが、壮大なスケールの世界観とストーリーが面白かったので、原作もきっと面白いだろうと思い、映画を見たそのすぐ後に本屋に行って買いました。

どんな小説?

「指輪物語」は全てを統一する恐ろしい魔力を持った指輪を棄却し、世界の平和を取り戻そうという物語です。

友情や恋愛要素もありながら、様々な種族の人たちが「世界平和」という一つの目的を持って悪に立ち向かう、壮大な物語です。作者J.R.R.トールキンの世界観を存分に楽しめる作品だと思います。

あらすじ

かつて世界には「ホビット」と呼ばれる小さい背丈でよく食べる種族がいました。その長的な存在のビルボ・バギンズの誕生日のお祝いがホビット庄で盛大に行われました。しかしその日のうちに、彼は忽然と姿を消してしまいます。

月日が流れ、ビルボの甥で養子のフロド・バギンズが、ビルボが残していったと思われる金色の指輪を見つけます。何の変哲もない指輪ですが、その指輪には恐ろしい魔力が込められていて、それを手にしたものを取り憑かせ、人格も変えてしまいます。

持ち主は「サウロン」という恐ろしい精霊で、かつては世界を闇で覆い支配しようとした者です。今はその実体を持たず目だけの存在ですが、指輪を取り戻そうと恐ろしい魔物を使って血眼になって探しています。魔法使いのガンダルフはフロドがその指輪を手にしたことを危険に思い、彼に裂け谷という場所へ向かうよう指示しました。

フロドは庭師のサム・ギャムジーや友人のメリアドク(メリー)・ブランディバック、ペレグリン(ピピン)・トゥックと一緒に旅に出ます。紆余曲折を経て、ストライダーと呼ばれる人間の助けや様々な人々との出会いを通して、何とか裂け谷に辿り着きました。

裂け谷のエルフのエルロンドは、危険な指輪をどうするか、他のエルフやドワーフなど様々な種族を集めて会議を開きます。そこで滅びの山という火山の火口に投げ入れれば破壊できるので、誰が行くのかという選択に迫られます。

フロドは悩みながらも自分が行くことを志願し、そこにサムやメリー、ピピンの3人、ストライダーことアラゴルンとボロミアという人間が2人、エルフはレゴラス、ドワーフはギムリ、そして魔法使いのガンダルフと9人の仲間が集まりました。

9人は苦難の道を超えていきましたが、途中で魔物の襲撃にあって3つに分かれて行動するようになります。それぞれ悪に立ち向かい、特にアラゴルン達6人は各地の魔物を倒しながら、滅びの山へむかうフロドやサムを助けます。

遂に指輪が火口に投げ入れられますが、それが元で心身ともに病んでしまったフロドは、数年後エルフたちと一緒に病のない楽園アマンへと旅立ちます。サム達はその行方を見守り、家に帰りました。

読んだ感想

映画もスケールが素晴らしかったですが、原作はさらにそれを超えるものがあって、頭の中で想像しながら読んでいくのがとても楽しかったです。

この作品で特に感じたことは、一人では大きなことを成し遂げることは難しい、誰かが必ず支えてこそできるものなのだということです。フロド自身も指輪の魔力に耐えながら進んでいましたが、何度も何度も誘惑に負けそうになりその度に温厚な人格が180度変わるようなこともありました。

それでも彼の側にはいつもサムがいて、挫けそうになるフロドを励まし続けました。時には指輪を一時的に預かったこともありました。それでも彼は誘惑にちっとも負けませんでした。

サムの支えはフロドにとってかけがえのないものだったと思います。そして陰ながら支えていたアラゴルン達の力もとても重要だったと思います。彼らがいなければ魔物の勢力は拡大して、フロド達をどんどん阻んでいったでしょう。

これから大きな目標に立ち向かう時、この作品を思い出して、いろんな人の力を借りながらも乗り越えていけたらと思います。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。電子書籍はありません。

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