「怪盗レッド」英才教育を受けてきた中学生男女2人が怪盗として悪人と戦う【あらすじ・感想】

「怪盗レッド」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「怪盗レッド」を読んだきっかけ

怪盗系のお話がとても好きで、読みやすい本を探していたところこの本に出会いました。この本を読むと、日常とは違うドキドキ感であったり、ワクワク感を得られると思い読むことにしました。

人間離れした2人の中学生が、父たちを継ぎ二代目怪盗レッドとなって世間の注目を浴びるところに魅力を感じました。

どんな小説?

「怪盗レッド」は、著者・秋木真、イラスト・しゅーによる冒険小説です。角川つばさ文庫の主力シリーズ作品で、累計発行部数120万部(2020/06時点)を突破しています。

英才教育を受けてきた中学生男女2人が、怪盗として悪人と戦うなかで、仲を深めお互いを一番理解し、協力し合える関係になっていく小説です。

あらすじ

主人公のひとり、紅月飛鳥(アスカ)は幼い頃に母親をなくし、料理人の父親と二人暮らしをしていました。ごく普通の少女(本人はそう思って育ってきたが、実際は初代怪盗レッドである父親のもとで英才教育を受けていた)の運命が大きく変わったのは、中学校入学を控えた春休みでした。

ある日、紅月家にもうひとりの主人公で、アスカと同い年の無愛想ないとこである紅月圭(ケイ)が圭の父親と引っ越してきた日でした。そこでアスカとケイは、父親たちが以前世間を騒がせていた「怪盗レッド」であることを告げられました。

冷静で頭脳明晰なケイはすぐにことを理解したが、アスカは全く理解することができませんでした。そんなアスカに追い討ちをかけるように父親たちはその家業である「怪盗レッド」を継ぎ、ふたりで二代目「怪盗レッド」として活動するように告げたのです。

冷静なケイはじぶんはともかく、女の子であるアスカに怪盗レッドは難しいのではないかと不安を告げました。しかしアスカの父親は、得意げにあることを話したのです。なんとアスカは幼少期から様々な英才教育を受けてきていたのです。

ビルの壁を登ることも、ピッキングもその教育の中で培った技術なのです。そんな常人離れした身体能力を持っているので、ケイの心配は必要なくなりました。そして同様にケイも英才教育を受けており、ハッキングや情報収集のスキルを身につけていました。

父親から「怪盗レッド」の家業を継いだふたりは、お互いの能力を理解し、アスカが現場に乗り込み、ケイは無線で司令をおこない、怪盗として悪党と戦うことになったのです。中学生探偵・白里響とは良いライバルとして何度も対戦することになりました。

響は怪盗レッドの正体が女性であることを隠してくれる一面もあり、ライバルではあるが時には協力し悪党に立ち向かうこともありました。怪盗ファンタジスタをめぐっては、アスカとケイの知らない情報がたくさんでてきました。

最初はチームワークもあまりよくなく、喧嘩も多かったふたりですが、怪盗としての仕事を行ううちに仲も深まり阿吽の呼吸で任務に挑めるようになりました。

読んだ感想

怪盗としてのふたりの成長を感じることができるのがこの小説の醍醐味だと思います。ケイの情報収集能力やスキルには毎回驚かされますが、アスカの人間離れした身体能力にも同じように驚かせ飽きることのない話展開となってます。

アスカは今回何をしてくれるのか、など考えて小説を読んでいくのが好きでした。怪盗と戦うシーンの緊張感は文字からもすごく伝わってくるので、読者までも緊張してしまいます。

作戦が変更になった時も、ケイは柔軟な対応をしており、その冷静さにはいつも惚れてしまいます。怪盗を始めてからのふたりの関係性の変化を感じるのが一番好きな時間です。喧嘩もたくさんしていたふたりが、お互いを信頼し、信じていく姿にはとても感動させるものがありました。

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