「北の砦にて 新しい季節 ~転生して、もふもふ子ギツネな雪の精霊になりました~」のもふもふに癒される【あらすじ・感想】

「北の砦にて」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「北の砦にて」を読んだきっかけ

この作品とは『小説家になろう』で出会いました。 仕事でのストレス解消のため、癒し・もふもふを求めていたところ、 「子ギツネの姿をした精霊の主人公のほのぼのした話」というあらすじが目に入り、これぞ求めていたものではと読み始めました。

どんな小説?

子ギツネの姿をした雪の精霊と騎士たちとの、ほのぼの交流ファンタジー小説です。 元々はWeb小説ですが、書籍化された現在でも『小説家になろう』で読むことができます。 著者は三国司さん。5巻まで刊行されており、いずれも可愛らしい子ギツネのイラストが目印です。

あらすじ

キツネの姿の雪の精霊として生まれた主人公ミルフィリア。彼女は、日本人だった前世の記憶を持っていました。まだ幼いミルフィリアは母のスノウレアと雪山で暮らしていましたが、ある日スノウレアが1ヶ月ほど王都へ行くことに。

ミルフィリアは留守番を言いつけられますが、寂しさに耐えかねてスノウレアを追いかけることを決めます。母を追いかけ山を下りたミルフィリアですが、人の子どもに追いかけられ、砦に侵入。そこで国の第9支団の副長である隻眼の騎士に出会います。

ミルフィリアは最初こそ怯え警戒したものの、餌付けされ、隻眼の騎士と仲良くなるのでした。母を追いかけることは諦め、砦で待つことを決めたミルフィリアは、他の騎士たちとも交流を深めていきます。

騎士たちといっしょにご飯を食べたり遊んだり、雪の精霊と知られることなく、ただの子ギツネとしてミルフィリアは楽しく平和な日々を過ごしていました。しかし、母の戻ってくる時が近付いてきます。

山に戻らなければと思うミルフィリアですが、隻眼の騎士をはじめとした砦の騎士たちとの別れがつらく、一歩を踏み出せません。そうこうするうちに、大変な吹雪が何日も続く事態がやってきます。どうやら雪の精霊スノウレアが怒っているようだ、と推測する騎士たちは、その怒りを解くために山へ行くことを決めます。

ミルフィリアもそれについていこうとしますが、ただの子ギツネだと思われているミルフィリアは留守番をさせられてしまいます。吹雪の原因である自分がいかなくてはと焦るミルフィリア。一方で山へ向かった騎士たちはスノウレアと対面し、その怒りを真正面から受け止める窮地に陥っていました。

嫌な予感でいっぱいになったミルフィリアは、騎士たちを守るために精霊の力を使って山へ急行。暴走する母を必死で止めたのでした。騎士たちは無事でしたが、母が帰り、ミルフィリアも山への生活に戻ります。

意気消沈する騎士たちですが、翌日にはミルフィリアが遊びにやってきて、それからも雪の精霊と騎士たちの交流は続いていくのでした。

読んだ感想

主人公ミルフィリアのもふもふ・可愛らしさに癒されるのはもちろんですが、主人公以外の精霊たちや、砦の騎士たちの個性豊かなキャラクターにも惹かれるものがあります。様々な個性の精霊と人間の交流が温かく描かれているからこそ、余計に胸がほっこりとするのかもしれません。

精霊と人間では共通点もあるけれど違うことも多く、すれ違いもありますし、精霊を利用しようとする人間も現れます。けれど、ミルフィリアと騎士たちは互いを思いやって過ごしています。互いを守りたいと行動し、もし相手が間違ってもきちんと正す。

現実の世の中では同じ人間同士でも争いが絶えませんが、こんな優しい世界になればいいのにと思い、そうなるように互いを尊重していかなければと考えさせられました。

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