「ドアD」大学テニスサークルの仲間内でのサバイバルホラー【あらすじ・感想】

「ドアD」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「ドアD」を読んだきっかけ

親指さがしを読んでサバイバル系のホラーの山田悠介作品にはまったことがきっかけです。他の作品を探していた時に、友人に教えてもらった小説が「ドアD」という本でした。

どんな小説?

大学のテニスサークルの飲み会に参加していた、松浦優奈・加納千佳・小野照之・山岡友一・野々村美紀・牧田竜彦・清田翔太・城島豊の8人。

飲み会後、それぞれの自宅に帰宅したはずが見知らぬ密室の部屋に閉じ込められていて、脱出するにはだれか1人の命を犠牲にしなければいけない状況。8人の人間性も見ることができるサバイバルホラー小説です。

あらすじ

豊の誘いで大学のテニスサークルの飲み会をすることになった、松浦優奈・加納千佳・小野照之・山岡友一・野々村美紀・牧田竜彦・清田翔太・城島豊の8人。飲み会後、それぞれの自宅に帰宅したはずが気が付いたら密室の光のない部屋に閉じ込められていた。

部屋は全部で7つあり、どうやらこの部屋を脱出するには誰か1人の命を犠牲にする必要があった。8人のメンバーなのでたった1人しか助からない状況。

1つ目の部屋は扉の解除ボタンと小さな穴があった。その穴から突然水が入ってきて、扉の解除ボタンを押し続けないと脱出できない部屋になっている。

2つ目の部屋は1つ目の部屋と同じ扉の解除ボタンと小さな穴があった。扉の解除ボタンを押し続けないと脱出できない状況は同じだが今度は、ガスが出てくる部屋になっている。

3つ目の部屋は、残った6人が通ってきた通路から男の子が入ってくる。無表情でどこか不気味だった。話しかけても反応がない男の子がこの部屋を脱出するための鍵となる。

4つ目の部屋は床一面ガラス張りの部屋だった。突然床が開き、蟻地獄のように砂の中に埋もれていく仕掛けとなっていた。

5つ目の部屋は4つの鉄の椅子が置いてある部屋だった。4つの椅子のうち1つが死刑に使われる電気椅子をなっていた。

6つ目の部屋は木で造られた橋があり、その先に脱出用の扉がある。上下は暗闇でどのようになっているのかが分からない。木で造られた橋も途中で壊れていて前に進めない。脱出用の扉の近くに別の吊るされた橋があるが誰か一人が端から落ちて犠牲にならなければ降りてこないようになっていた。

7つ目の部屋はテーブルの上に赤と青の薬が置いてある。予想はつくと思うが、1つは毒が入っている。残った1人が最後の部屋を出るとそこは砂漠地帯となっていた。しばらく歩いていると、6人の人影が見えてくる。残った自分を入れると7人。先ほどの脱出部屋の最初の人数は8人…。本当の1人になるまでこのサバイバルは続いていく。

読んだ感想

松浦優奈・加納千佳・小野照之・山岡友一・野々村美紀・牧田竜彦・清田翔太・城島豊の8人の性格・人間性が小説を読んでいくとよく分かり、つい感情移入してしまいました。

また、誰が犠牲となるのかが最初読んだ段階では全くわからないので、まさかこの人が!と思ったことが何回もありました。私の感情移入で残ってほしいと思っていた人が次々に犠牲になる中、生への執念が強く、最後の部屋を出るときもそう簡単にはいかないところがこの小説の面白いところです。

小説を読みながらその情景が頭の中に浮かんでくるので自分もその場にいるような感覚になります。ハラハラドキドキの展開が多く、こういったサバイバルホラーが好きな人には是非お勧めしたいです。

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