「誰の味方でもありません」テーマに沿って独自の意見を展開する【要約・感想】

「誰の味方でもありません」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「誰の味方でもありません」を読んだきっかけ

「誰の味方でもありません」を読んだキッカケとしては、メディアに多数出演されている古市さんの作品であったからです。非常にストレートな自分のありのままの意見を放ってくださるので、聞いていて痛快であると思いました。

どんな本?

「誰の味方でもありません。」は古市さんが自分自身が提案したテーマごとに沿って、今はどうだろうか?この問題についてはどうだろうか?昔はどうだったんだろうか?それを踏まえてどうあるべきなんだろうか?と言う昨今のテーマについて独自の意見を展開してくれている点が非常に好きです。

あらすじ

古市憲寿さんの「誰の味方でもありません」については、非常にユニークな小説で、古市さん独自の視点で切り込んでくれている点が素晴らしいと思えます。「はじめに」から始まる内容として、この頃の日本は、何だか怒りっぽい。

不倫や不貞行為。セクハラやパワハラ、女性や外国人への差別「不適切動画の流出」など、とにかく毎日のように誰かが怒られていると言う中で、ツイッター等でそれらが盛り上がり、それをテレビのワイドショーが取り上げて日本中から糾弾されると言う内容がお決まりのパターンであると言う内容です。

誰が見ても明白に何らかの「問題」のありそうな人物や事象を取り上げていることがほとんどであるので、そのような日本での風潮から切り込んでくれている所が独自視点で非常に良い内容であると思えます。

章ごとに分かれており、例えば、「炎上したいわけではありません」と言う章では、非常に多数の短編のコラムからできており、例えば、「みんな乙武さんがうらやましかったんもか」と言う内容から始まり、なぜ彼らは炎上しないのか?と言う切り口で、炎上してもオカシクないはずの人物である、いつも批判している芸能人で叩かれてもオカシクないハズである、マツコデラックスさんや、乙武さんについても、不倫騒動等で炎上しないのか?と言う人間の心理をたくみについている点が非常に痛快です。

マツコデラックスも乙武さんについても古市さんからすれば炎上しない理由としては、最大の理由としては、「うらやましくないから」と言う世間一般の論理が合致しているからであると言うことであります。

これについては、非常に納得できまして、古市さんからの観察によりますと、「うらやましくない人」は炎上しにくいと言うことがわかりました。炎上の裏側には嫉妬があり、その嫉妬の対象にならなければ何も注目されないと言うのが非常に面白い視点であるなと言うことが分かりました。

読んだ感想

古市さんの独自の視点で様々な口調で、短編を物語っている点が大変すばらしいと思いました。短編のコラムの後には必ず、古市さん独自の意見と見解によるオチが展開されているので、毎回のコラムを読みながら、オチも経験して、「あっこう言う考え方もあるんだ」と言う形で納得できる点が非常に素晴らしいと思いました。

現代人は本当にせかせかしているのか?と言う内容では、今の日本人の性質がよく表れているなと思いました。

多くの人々がネットのコンテンツを見る時には、とにかく「時間対効果」を気にしていること、いかに短い時間で、多くの情報を入手できるか?と言う意味で、ツイッターについては、まさに時間帯効果が表れており、1つ1つの投稿が短く多様な話題を一気に確認できること等、日本人の最近の傾向にも切り込んだりしてくれている点が秀逸であると思います。

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