「ドリアングレイの肖像」嫌いになれないドリアン あらすじ・感想

「ドリアングレイの肖像」がどのような作品なのか、読者による小説のあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「ドリアングレイの肖像」を読んだきっかけ

この小説を読もうと思ったのは、とある映画をみたことがきっかけでした。

その映画とは、「オスカーワイルド 」です。この小説の作者です。そして、その映画を見たときに物凄く美しい描写が多くて、そしてオスカー自身にも興味を持ちました。

話が上手で賢くてお洒落で目立っているこの人の書く小説はどんなものなんだろうと。そして、「ドリアングレイの肖像」を発見し、すぐに読み始めました。

「ドリアングレイの肖像」はどんな小説?

このお話は、絶世の美貌を持つドリアンという美青年が、とある人に出会い、自分の若さと美しさの価値に気付き、さまざまな哲学に感化されていくうちに自分の美しさが永遠であればいいのに、ということを願うようになります。

そしてある日、友人に描いてもらた自分の肖像画に変化が起きていることに気付きます。そこには、描いてもらった時の若くて美しい自分の姿よりも、少し醜くなった自分の姿があったのです。

それから、ドリアンはとある女優に恋をしますが、悲しい結末でその恋は終わります。ドリアンの言動に、醜い感情や考えや行動があるたびに、その絵はどんどん醜くなっていくのですが、ドリアン自身の波打つような綺麗な金髪、青眼、頬は薔薇のように紅く誰もがそこに美を認める美しさは決して衰えることはありませんでした。

それからも、さまざまな悲劇が怒っていきます。その度に、肖像画の方のドリアンは目も当てられないほどに醜悪な姿になり、かつての面影はなくなり、一方で実物のドリアンはどれだけ年数が経ってもあの頃のままずっと美しいのです。どんどん恐ろしくなっていくドリアンですが、そんな彼を待ち受けていたのは意外な結末でした。

「ドリアングレイの肖像」を読んだ感想?

この小説を読んでいて、何より魅力的だと思ったのは、ヘンリー卿でした。逆説の多い、口のうまい掴み所のない人ですが、小説の中で声が良いということを何度も強調してあります。

人をうっとりさせてしまうような、ときには笑わせて、ときにはドリアンを励ましたヘンリーは無責任な発言で人に影響を与えてしまうちょっと危険な人ではあるけれど、魅力で溢れていると感じました。

そして、何よりドリアンは、どんどん悲劇に落ちていくのに、どこか最後まで怖いとは思えず、そして、嫌いにもなれませんでした。

ドリアンというキャラクターのいいところや苦悩なんかを知ってしまっているからでしょうか、すっかりと愛着が湧いてしまって、ここに出てくる人たちは不思議だけれど、キャラクターの魅力が強烈な作品でした。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。

その他、「ドリアングレイの肖像」が読める電子書籍ストアはこちらです。

コミックシーモア  BOOK☆WALKER  ebookjapan  BookLive!  honto  ブックパス
タイトルとURLをコピーしました