「レベッカ」がどのような作品なのか、読者による小説のあらすじと感想です。
「レベッカ」を読んだきっかけ
ヒッチコックの映画をいろいろ見ていた時に「レベッカ」を見ました。ストーリーの面白さと意外な展開にひかれて原作を読みたくなりました
「レベッカ」はどんな小説?
レベッカの概要 モンテカルロで出会ったお金持の男性と結婚した「わたし」はマンダレイという大きな館に住むようになります。
「わたし」はレベッカという妻を亡くした夫と幸せな結婚生活を築こうとしますが、マンダレイには亡くなったレベッカの妖気がたちこめており、「わたし」を苦しめるます。事実は夫はレベッカを愛していたわけではなかったことがわかり、「わたし」と夫は結婚生活をやり直そうとするのでした。
「レベッカ」のあらすじ・ストーリー
「わたし」はモンテカルロで知り合ったマキシムと電撃結婚しました。美しいお屋敷、マンダレイで「わたし」が暮らすようになりましたが、レベッカを崇拝していた女中が「わたし」を憎み、陰険なやり方で「わたし」に常にレベッカを思い出させるのでした。 周囲の人も絶世の美女であったレベッカといつも「わたし」と比較しているように思えたのです。
ある夜、レベッカの遺体がのった小舟が発見され、舟の底の栓が抜かれていたため、レベッカは事故死ではなく、殺されたという事実が発覚します。実はマキシムがレベッカを殺して小舟と一緒に海に破棄したことを「わたし」に告白します。
レベッカが他の男性との間に子供が出来たのでマンダレイの跡取りができた、と夫に話したために殺したのですが、事実は末期の子宮癌であり、妊娠は不可能な状態でした。わざとマキシムに妊娠したと告げ、自分を殺させるように仕組んだのだ、とマキシムは告げました。
マキシムはレベッカを愛していなかった、ということがわかり、「わたし」は自信を取り戻し、マキシムの殺人罪をかばい、レベッカの自殺、ということをレベッカを癌と診断した医者の証言で証明したことで無罪の判決が出る様にしたのでした。 レベッカの女中は半狂乱になり、マンダレイに火をつけ、自分も焼死するのでした。
「レベッカ」を読んだ感想
悪女であるレベッカの美しさ、強さについ惹かれながら読んでいました。イギリスの美しいお屋敷の生活やレベッカの美しさを想像すると更にこの小説はおもしろく読めました。
「わたし」の善良さと愛情深さも惹かれるところがあり、しかし、病気には負けたレベッカもわざと夫に殺させるように仕組んだレベッカが勝利した、というマキシムの言葉に反感と同感と両方感じました。レベッカの肖像画もなく、「わたし」の名前も出てこない小説ですが、そこがまたサスペンスの色を濃くしているように思いました。
Amazonや楽天で購入して読むことができます。ただ、電子書籍はありません。
その他の電子書籍サイトでも「レベッカ」は読むことができません。
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