「ちょびっツ」で恋の切なさを知るマンガ【あらすじ・感想】

「ちょびっツ」がどのような作品なのか、読者による小説のあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「ちょびっツ」はどんなマンガ?

2000年9月から2002年10月まで「週刊ヤングマガジン」で連載されたCLAMP原作のSFラブコメディです。

人間の形をしたパソコンが普及するなか、機械に疎い純朴な青年と、ある重大な秘密を抱える少女とのラブストーリーを描いた作品です。
機械に心は芽生えるのか。人と機械の恋愛は可能なのかという疑問が鮮明に描かれています。

「ちょびっツ」のあらすじ・ストーリー

北海道から上京した、浪人生の本須和秀樹は、ある日のコンビニ帰り、捨てられていたパソコンの少女を拾いました。

悪戦苦闘の末にスイッチを入れて起動した少女は、何を聞いても「ちぃ」としか答えず、秀樹はそのままちぃという名前にするのでした。

不思議なことに、ちぃはどのメーカーからも販売されていない機種で、秀樹は彼女にはなにか秘密があると感じるようになるのでした。そして、ちぃの不可解な行動から、彼女が感情で行動するといわれる伝説のパソコンChobitsではないかと思うようになるのでした。

やがて、秀樹はちぃに隠された危険な機能と、ちぃのなかに眠る、彼女の姉の存在を知ります。それは、人間に恋をしてしまったがための悲劇でした。やがて、ちぃは秀樹のことを「アタシだけのヒト」と決めたことで、彼女に秘められた機能が発動するのでした。

「ちょびっツ」を読んだ感想

究極の愛という言葉がぴったりの作品だと思いました。

機械と人間による、親子の愛や姉妹の愛、そして恋人としての愛。あらゆる愛がこの作品には詰まっていました。

元々、ちぃの姉であるフレイヤが生まれたのは、人型パソコンの生みの親である三原一郎が、妻の千歳のために造ったパソコンでした。他人から愛され、そして愛するようにと組み込んだシステムによって起きた悲劇には、言葉では言い尽くせないほどの衝撃がありました。

自分を造ってくれた一郎を、「アタシだけのヒト」として認識し、その報われない愛に苦しみ、とうとう倒れてしまいました。フレイヤにとって、ちぃが「アタシだけのヒト」を見つけることこそが幸せなのだろうと思いました。

だからこそ、秀樹の純粋さにちぃを託すことを決めたのではないでしょうか。秀樹は、とてもまっすぐな青年です。駆け引きやズルができない、とても不器用な青年です。でも、ちぃを愛する心だけは誰にも負けません。

すべてが終わり微笑みあう二人の姿が、とても初々しくて素敵でした。そして、ちぃのすべてを受け入れ、彼女と共に歩むことを決めた秀樹の決意も素敵でした。そして、この作品には機械と愛を育む様々な人が出てきました。

亡き姉に似せてパソコンへの想いに揺れる少年や、パソコンと結婚をした青年といった、様々な愛の形が描かれています。彼らは、パソコンだから相手を愛したわけではないのです。かけがえのない存在だからこそ愛したのです。これから先の未来。人型をしたパソコンが誕生するかもしれません。そのときに、この作品のようにパソコンと愛を育む日もくるのかもしれないと思いました。

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