「東京貧困女子」インタビューして得られるリアルな声【あらすじ・感想】

「東京貧困女子」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「東京貧困女子」を読んだきっかけ

私が東京貧困女子を知ったきっかけとしましては、図書館に東京貧困女子の小説が置いてあることが、きっかけとなりました。図書館に東京貧困女子と言うタイトルがあり純粋に気になりました。

どんな作品?

東京に住んでいる女子が、どのような形で、落ちぶれる形になったか?

上京に憧れて東京に憧れて東京にたどり着いたのは良いものの、そこからの生計を立てる手段がなく、やむを得ず風俗に身をうずめてしまうと言う形になる生い立ちがリアルに描かれている作品となり、非常に興味がそそられました。

あらすじ

それぞれの少女や、女性にスポットがあてられて、なぜネカフェ住まいになっているのか?どうして、このような毎日のお金に困るようになってしまったのか?と言う状況から、ひも解いて一人ひとりの女性にインタビューして得られるリアルな声が非常に生々しく、今の東京貧困世界の状況であると思いました。

中流層が増えていると言うこともありましたが、やはり、まだまだ、下流の層の広がりも多く、そのような中で、貧困の女性がどのように生きていけば良いのか?どのように生き抜いていくのかと言う力強さも描かれております。

貧困は他人事ではない。東洋経済オンラインで1億2000万PVを突破した人気連載で、なぜ人気があるのか、と言うのが手に取るように分かります。今風俗で働いている女性が非常に多く、なぜ、風俗で働かなければならない状況になってしまったのか?

そのひとつの理由としては、奨学金の問題でした。奨学金があり、それを返済できない実情があり、アルバイトを普通にしていたのであれば、お洒落な大学生生活を過ごすことができない!そのような状況の時に、つい甘い声の囁きに身を委ねる形となってしまい、好きでもない中年のデブでハゲなオッサンに抱かれながら、「どうしてお金がいるの?」と言う状況に返答のしようがなく・・・それぞれの女の子たちの状態がリアルに伝わってきます。

奨学金という名の莫大な借金に苦しむ女子大生。壮絶なパワハラ・セクハラが横行する職場に耐える派遣OL。明日の食費にも事欠く高学歴シングルマザー等、どうしてお金に苦しむことになってしまったのか、それぞれの視点で話をリアルに読み取っていくことができます。

読んだ感想

身の丈に合わない行動をしてしまう欲求に負けてしまったりすれば、一気に人生が転落してしまうのだなと言うことがよく分かりました。

援助交際や、風俗の世界にひとたび足を踏み入れてしまったら、その金銭感覚が普通になってしまい、もうもとの生活には戻れないんだなと言うことがよくわかりました。

やはり人間は、生活水準を上げることは普通に誰しもが夢見ている内容で簡単に生活レベルを上げることができますが、これが、生活水準を落とすとなりますと、誰も生活水準を落としたくない!落とせない!みっともない!かっこ悪い!と言う状況が非常に伝わってくるものでありました。

多くの女子大生、女子高生、社会人の女性に見ていただきたい作品であると思いました。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。

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