電子書籍ストアとは?始め方や基礎知識を解説

電子書籍ストアとは、電子書籍ストアとは、マンガ・小説・ビジネス書・実用書などの書籍の電子版を取り扱うサービスのことです。

電子書籍とはデジタル画面で読む書籍のことで、スマホやパソコンで読んだり、専用の端末を購入・使用して読みます。

WEBサイトを訪問して、そこで書籍の電子版である電子書籍を購入することができます。

電子書籍の種類

電子書籍ストア・サービスは作品をどうやって読むのかによって、

  • 電子書籍を購入し、いつでも読むことができる購入型のストア
  • 一定の期間だけレンタルをして読むことができるレンタル型のストア
  • 定額で指定の電子書籍を好きなだけ読める読み放題型ストア

の3つに分けることができます。

購入型

電子書籍を購入し、いつでも読むことができるのが購入型のストア・サービスです。

ふつうの紙の本を買う感覚と同じですね。1冊1冊に価格がつけられていて、1冊ごとにWEB上で購入をします。

購入した後は、いつでもどこでもスマホなどのリーダーがあれば、電子書籍を読むことができます。

お試しで一部無料で読めるようになっていることが多いです。たとえばマンガなどので何巻もある作品の場合に、最初の1巻だけ無料で読むことができるなどです。

レンタル型

一定の期間だけレンタルをして読むことができるのがレンタル型のストア・サービスです。

一般的な物のレンタルと同じようなものです。

メリットは購入型よりも安い料金で電子書籍を読むことができることです。また、読んではみたけどあまり面白くない作品だった場合にも痛手が少ないですね。

デメリットはレンタルなので返却期限になったら書籍が読めなくなってしまうこと、購入するよりも作品が少ないことです。1回読んだらその後読み返すことがないのでしたら、レンタルがいいでしょう。

定額読み放題型

月額で決まった料金を支払うことで、指定の書籍を好きなだけ読むことができるのが定額読み放題型のストア・サービスです。

読み放題の対象作品であれば、いくら読んでも支払う料金は定額です。

ひとつのジャンルに特化した読み放題サービスもあれば、複数・多数のジャンルが読むことができる読み放題サービスもあります。

Tマガジンは雑誌専門のサービスで、380円で雑誌が読み放題です。

AmazonのKindle Unlimited は多数ジャンルのサービス。月額980円で小説・マンガ・ビジネス書などの多数ジャンル・多作品が読み放題になります。

たくさん本を読んでいる読書好きにとっては、かなりうれしいサービスですね。

参考記事 電子書籍ストアの種類と使い分け(購入・レンタル・読み放題)

定額の読み放題は、読むことできるジャンルが多く、作品数も多いほど料金が高くなります。

たとえば、雑誌のみを読むことができる電子書籍サービスだと、500円ほどです。雑誌・小説・ビジネス書・写真集など複数のジャンルを読むことができるところだと1000円~1500円程度が相場になりますね。

何をつかって読むのか

電子書籍を始めるとなると、

「電子書籍を読むには専用の端末を買って用意しなくてはいけないのかな?」

と思うかもしれません。

しかし、実は専用の端末がなくても読むことができます。

ほとんどの電子書籍はスマホで読むことができるようになっていて、WEBサイトを見るようにWEBブラウザで読むことができたり、専用のアプリをスマホにダウンロードして読むことができます。

参考記事 電子書籍は何で読む?専用の端末(リーダー)とスマホの違い

専用の端末としては、

  • Amazonのkindleの端末
  • 楽天のkoboの端末

などがあります。

kindleの端末はAmazonの電子書籍ストアで購入した書籍を読むことができて、koboの端末は楽天の電子書籍ストアで購入したものを読むことができます。

電子書籍のメリット

本の保管場所をとらない

一番のメリットは書籍の保管場所がなくていいことですね。

紙の本で何冊も揃えようとなると、保管スペースと大きな棚が必要になってしまいますが、電子書籍であればスマホひとつのなかに全てがおさまります。

持ち運びが楽になる

通勤・通学の電車の中でも、喫茶店でも、紙の本を読むとなるとカバンの中に入れて持ち運ばないといけませんよね。

読書好きは複数冊を持ち運ぶことが多いと思います。

数冊を持ち運ぶとしたら、かさばってカバンがふくらんでしまいますし、重くなってしまい大変です。

しかし、電子書籍であればひとつのスマホまたは専用端末の中に何冊もの書籍が入ります。スマホか端末をひとつだけ持ち運べばいいので楽ですね。

スマホで読むのでしたら、他になんの荷物もなしにいくらでも読むことができます。

無料で読める、または安く購入できる書籍がある

電子書籍ストアには、無料で読むことができる書籍が用意されています。

ほとんどは購入前のお試し読みの位置づけではありますが、何巻か連載しているマンガの1巻目が無料で読むことができたりします。

それだけでも楽しむことができるくらいですね。もし、無料でお試し読みをした書籍が気に入れば、続編を購入するというのもいいですね。

電子書籍は価格が割り引きされていたり、電子書籍ストアで使えるポイントがもらえたりするので、お得に書籍を読むことができますよ。

どこでもすぐに買える

どこにいても書籍を探して買うことができます。

家のなかでも電車の中でも、公園のベンチに座っていても、ネット環境さえあれば読みたいと思ったその場所で書籍を買うことができます。

どこでもOKです。電子書籍であれば、今あなたがいるその場所で書籍を手に入れることができてしまいます。

劣化することがない

紙の本のように、色あせてしまう・破れてしまうような劣化はありません。

電子書籍のデメリット

電子書籍はメリットがあるぶんデメリットもあります。

貸し借りができない

電子書籍は貸し借りをすることができません。

中古本として売ることができない

電子書籍は売ることができません。

紙の本であれば、ブックオフなどの古本屋に持っていくと売ることができます。

数十円~数百円の値段がつくでしょう。また、人気の本であればメルカリなどのフリマアプリを使うと、ブックオフに売るよりも高い値段で売ることができます。

少し手間がかかりますが、Amazonを利用して自分で本を売るとそこそこの価格で売れることがあります。とくに新刊を購入して読んだ後にすぐに売ると、定価の7~8割程度で売ることができますね。

自分で登録や発送作業などをしないといけない点が難点ですね。

中古の紙本のほうが安いことがある

ブックオフに行くと、販売開始から何年もの時間がたっている書籍は、100円コーナーで売られていることが多いですよね。

そういった本だと電子書籍で購入するよりも古本で購入したほうが安くなるでしょう。

電子書籍ストアが無くなったら、読めなくなる

会員登録をしている電子書籍ストアがつぶれて無くなってしまったら、購入済みの電子書籍を読むことができなくなる可能性があります。

他の電子書籍サイトが吸収するのであれば、そちらで引き続き電子書籍を読むことができるかもしれませんが、また、返金などのなんらかの還元はあるかもしれません。

ただ、電子書籍自体は今後無くなるものではなく、ますます発展していくものですから、しっかりとした会社のサービスを選んでおけば問題はないでしょう。

本を読んでいる感じがしない

「読むなら電子書籍よりも紙の本がいい」と思う方もいるでしょう。

「重みや質感、紙の匂いなどを感じながら1ページずつめくりながら読むのがいいのだ」

たしかにそうですよね。電子書籍では本を読んでいるという実感を得にくい気もします。私も紙の本と電子書籍を比べると、やはり紙の本がいいなと思います。

ただ、電子書籍の上記したようなメリットも享受したいので、紙の本と電子書籍の両方を使い分けています。

目が疲れやすい

電子画面をずっと見続けることになりますから、紙の本を読むよりも目が疲れてしまいます。

目にやさしい液晶画面の電子書籍専用の端末もありますので、気になる方は専用端末を使うとよいです。

電子書籍では売っておらず紙本だけで売っている場合がある

近年は、書籍は紙の本でも売られているし、電子書籍でも売られていることが多いですね。

しかし、なかには電子書籍では売られていない書籍もあるので、その場合は紙の本でないと読むことができません。

逆に電子書籍だけで読むことができるものもありますが、それは個人が出版したものが多いですね。出版社が出した書籍はまずは紙の本で出されることがほとんどでしょう。

電池が切れると読めない

そこまでのデメリットではありませんが、スマホや専用端末の電池が切れたら読めなくなります。何年も電子書籍を読んできていますが、電池が切れたから読めなくなった!ということはほとんど無いですね。

電子書籍と紙の本。どちらが良い・悪いという話ではなくて、両方にメリット・デメリットがあります。

うまく使い分けていくのがよいかと思います。

参考記事 【どっちで読む?】電子書籍と紙の本の使い分け方法

電子書籍の始め方

電子書籍を読み始めるのは簡単です。

電子書籍のストアへの会員登録をします。

まず電子書籍ストアへの会員登録をします。

基本的に電子書籍ストアへの会員登録は無料でできます。

たとえば、ストア内で購入をするタイプの購入型のストアであれば、会員になったからといってすぐにお金がかかってしまうわけではなく、会員になったあとに購入をするときにお金がかかります。

会員登録と同時に定額の読み放題サービスに加入した場合には、お金がかかるようになるので注意してください。

ほとんどのサービスで最初の月はお試し期間として無料になって、翌月からはお金がかかることが多いですね。

読みたい書籍を検索・購入

電子書籍ストア内で読みたい書籍を検索し、購入をします。

支払いは、クレジットカードや携帯キャリアの決済が多いですね。

スマホや専用端末で読む

専用端末があるストアで専用端末を買って使うのもいいのですが、まずは手もとにあるスマホまたはパソコンで読み始めましょう。

どの電子書籍ストアでもスマホ・パソコンに対応しているはずです。スマホ・パソコンを持っていれば、購入後はすぐに読み始めることができます。

ビューアアプリをダウンロードして読んだり、WEBブラウザで読むことができます。

Amazonの電子書籍だと、kindleと呼ばれる専用の端末を購入して、それで読むこともできます。

参考記事 【電子書籍の始め方】読み始めるための手順と電子書籍ストアの選び方

電子書籍の支払い方法

電子書籍の支払いは、クレジットカード、携帯キャリア決済、その他PayPayやLINE Payなどの電子決済が多いですね。

電子書籍ストアでは、まずそのストア内で使えるポイントを購入し、そのポイントを使って書籍を購入する流れが多いです。

クレジットカードはどの電子書籍ストアでも使えます。

参考記事 電子書籍ストアごとの支払い方法 ※作成中

電子書籍の選び方

電子書籍の専用端末を買うかスマホで読むか

専用端末のほうが電子書籍を読むことに特化しているのですから、読書のための機能あり、読みやすいです。

ただ、専用の端末はその電子書籍サービスアの書籍しか読むことができないです。

スマホであればどの電子書籍サービスの書籍でも読むことができますし、読みやすさも問題ありません。やや画面が小さくはありますが十分に読むことができますので、まず電子書籍を始めるときには、スマホで読むことから始めるのがいいですね。

どの電子書籍サービス・ストアがよいか

電子書籍サービス・ストアはいくつもあります。選ぶときには次の点を確認しましょう。

  • どのタイプのストア・サービスか
  • 作品のジャンルは何か・数の多いか
  • 料金はいくらか

です。

1冊ごとに購入してじっくり読みたいか、レンタルで安く読みたいか、読み放題で好きだけ読むのがよいかを選びます。

最初は、いろいろと試しでやってみるのがいいでしょう。

基本的には電子書籍ストアの会員登録は無料です。そのあと1冊ごとに購入するか、レンタルするか、定額の読み放題を利用するかを選んで電子書籍を読みます。

一番の判断基準としては、あなたが読みたい書籍のジャンルがたくさん揃っているところを選ぶのがいいですね。

マンガのみを読みたいのでしたらマンガが豊富な電子書籍ストアがいいです。コミックシーモアなどがそうですね。

雑誌のみを読みたいのでしたら雑誌読み放題のサービスとして楽天マガジンがあります。

多数のジャンルを読みたいのでしたらhonto やAmazon のkindle です。

会員登録をしたり、サイトに登録をするだけでしたら無料ですから、色々な電子書籍ストアをのぞいてみるといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事で見てきたように電子書籍には様々なメリットがあります。電子書籍を活用すれば快適な読書ライフを送ることができます。

それに簡単に始める事ができます。スマホがあれば電子書籍を読み始めることができます。こちらの電子書籍ストアをまとめた記事をぜひ参考にしてください。

参考記事 どこがいい?おすすめの電子書籍ストア12選【徹底比較】

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