2015年に刊行したデビュー作「君の膵臓をたべたい」が大ヒット。続く作品も若い世代に支持され、映画化もされた作品もあります。現在とても勢いのある人気の小説家です。
この記事では、読書好き39人に聞いた住野よる おすすめの小説をランキング形式で紹介します。
1位「君の膵臓をたべたい」25票
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
「BOOK」データベース
読者の声
主人公のピュアな感情に心揺さぶられ、大泣きしました。青春時代の初々しさを感じる素敵な作品。(45歳 女性 主婦・主夫)
病気と恋。どこかユーモアもある女の子と飄々とした男の子の会話が面白くて、そして泣ける。悔しいラストです。(49歳 女性 パート・アルバイト)
恋愛小説やマンガを普段読まれない方にこそおすすめしたいです。理不尽を抱えての主役2人のコミカルなやり取りに、その結末に、甘酸っぱさと切なさとどうしようもない感情でぐちゃぐちゃにされました。今、生きているということが、どれだけすごいことかを再確認できる作品です。(32歳 女性 会社員)
ラストの想像もつかない終わり方に驚いたのと、主人公の感情の変化がとてもよく描かれています。(47歳 男性 自営業)
膵臓をたべたいというのは比喩ですが、それほどの感情を持つまでのストーリー展開が面白く最後までドキドキしながら読みました。(62歳 男性 会社員)
初めは題名で寄りつきませんでしたが、映画化したということで、多少身近なものになった作品です。(43歳 男性 自営業)
ラノベのような文体でさくさく読めて、若いころの恋愛を思い出せてとても切ない気持ちになれた。(39歳 男性 パート・アルバイト)
この作品は、純粋無垢なラブストーリーです。主人公のさくらの人生を通して、感動を受けます。(28歳 女性 会社員)
映画を見てから、小説を買いました。映画でも小説でも最後は自然と涙が出ます。(31歳 男性 自営業)
題名が示す、本当の意味がポイントです。主人公がそう思うようになるまでの登場人物の心の動きがとても繊細に描かれているところがおすすめです。(43歳 女性 主婦・主夫)
映画でこの作品を知りました。「君」に呼びかける様々な質問が好きです。最後は涙なしでは読めません。(50歳 女性 主婦・主夫)
自身も難病にかかったことがあるので理解できる描写が多いように感じます。(20歳 女性 学生)
ラブストーリーであり涙なくして見れないというやはり王道。(25歳 男性 学生)
実写で映画やアニメにもなっています。ラストは泣いてしまいます。(50歳 女性 会社員)
インパクトのあるタイトルに惹かれましたし、中身はシリアスな恋愛ものだったので真面目に読みふけってしまいました。(37歳 男性 会社員)
タイトルがまず興味をそそられる、それが頭に残り話を呼んでいくと意味が繋がる感覚が面白い。(33歳 女性 パート・アルバイト)
切ない恋心の描写と同一人物の過去、現在における時間軸での心の交錯が綺麗に描かれていておススメです。(43歳 男性 自営業)
ヒロインがかわいい。映画化もされており、これを演じた浜辺美波も最高。(25歳 男性 会社員)
クラシックのように自然に流れていくような話の進め方で、柔らかく心が動かされるストーリーが好きなポイントです。(24歳 女性 会社員)
どこにでもいるような高校生が、命について考える非常に大人にも考えさせられる作品です。(47歳 男性 会社員)
不器用な「僕」と、明るくて強いさくらのラストに衝撃を受けます。生きることについて考えさせられ、本当に泣けます。(20歳 女性 学生)
まず、登場人物の二人の性格、考え方が大好きです。病気を患った少女とクラスメイト…と最初はありきちりな内容と思ったのですが読めば読むほど主人公の突拍子もない考えや行動力に圧倒され、時間を忘れて読ませていただきました!(30歳 女性 会社員)
衝撃的なタイトルですが、人との関りを拒んでいた主人公がとある女の子と出会って変わっていくのが良いです。(27歳 女性 会社員)
体験している時には味わえなくて、体験が不可能と知ってから味わいが遅れてやってくる主人公に共感できるところです。(28歳 女性 主婦・主夫)
単純な青春ラブストーリーかと思ったら、かなりびっくりするラストでよかった。(33歳 女性 会社員)
2位「また、同じ夢を見ていた」5票
きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷がある“南さん”とても格好いい“アバズレさん”一人暮らしの“おばあちゃん”そして、尻尾の短い“彼女”だった―
「BOOK」データベース
読者の声
生意気な感じの主人公が成長していく様子に感動しました。幸せを考える良いきっかけになると思います。(51歳 男性 自営業)
主人公が様々な年代の女性に自分の悩みを相談しているところからの物語の繋がりがとても面白い作品です。(28歳 女性 会社員)
ほっこりするストーリーでありながら、「幸せとは何か」と深く考えさせられる小説です。(29歳 女性 会社員)
「幸せとは何か」「人生とは」の答えを求めている少女が、3人の大人たちとの出会いによって成長していく様子が頼もしくて好きです。(34歳 女性 主婦・主夫)
人生における「幸せとは何か」のヒントをもらえる一冊。若い世代にも刺さる。(38歳 男性 会社員)
3位「よるのばけもの」4票
夜になると、僕は化け物になる。化け物になった僕は、夜の学校で、ひとりぼっちの少女と出会う―
「BOOK」データベース
読者の声
異質な設定を題材にして男女の特別な関係性を鮮烈に描いていて魅力的です。(29歳 男性 無職)
著者の個性が1番出ていると感じました。雰囲気や価値観に合わせる現代人に対する風刺が見えます。学生時代の苦い記憶を想起させられる、ビターな作品です。(27歳 男性 会社員)
主人公が夜になると化け物になってしまう話です。いじめともリンクしていて、難しいテーマでしたが面白かったです。(24歳 男性 会社員)
おそらく全ての人が考えたことのある「どの自分が本当の自分なのか」という疑問。 この作品はこのテーマについて、主人公を通じて考えさせてくれます。(28歳 男性 会社員)
4位『か「」く「」し「」ご「」と「』2票
みんなは知らない、ちょっとだけ特別なちから。そのせいで、君のことが気になって仕方ないんだ―きっと誰もが持っている、自分だけのかくしごと。5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語。共感度No.1の青春小説!
「BOOK」データベース
読者の声
能力を持つ人達が出てくるSFチックな物語。便利な能力があっても上手く行かない感じが面白い。(27歳 男性 会社員)
タイトルからしてどんな内容なんだろうと気になり、読んでみると色々考えさせられる内容だと思いましたが、この物語のような学生生活も体験してみたかったなと思えた作品でした。青春小説が好きな人にはおすすめです。(21歳 女性 会社員)
4位「麦本三歩の好きなもの」2票
朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。
「BOOK」データベース
読者の声
主人公の麦本三歩の何気ない日常が明るく、時には皮肉を交えて書かれていて読んでいて楽しかったです。(22歳 女性 会社員)
勤務する図書館の方たちとの関わり方がおもしろく、三歩の憎めない性格が良い味を出していると思います。(30歳 女性 会社員)
5位「青くて痛くて脆い」1票
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。
―それから3年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。
「BOOK」データベース
読者の声
青春の残酷さと痛さが出ていて、ある意味怖さを感じてしまいます。(39歳 女性 無職)
まとめ
いかがでしたでしょうか。住野よる おすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。