逢坂 剛おすすめ小説15選【読書好き34人の声を集めました】

逢坂 剛の作品から、読者アンケートでおすすめの小説を15冊選びました。投票の多かった順に感想とともに紹介していきます。逢坂 剛の作品でどれを読もうか考えるときの参考にしてください。

「百舌の叫ぶ夜」10票

【第61回毎日芸術賞受賞作】能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。

そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編小説。

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読者の声

アクションの描写がカッコよくて手に汗握って読める面白い小説だと思いました。(39歳 男性 無職)

国内最高の警察サスペンス小説で、いまも続く大人気シリーズの原点。たくみに織り込められたミステリーもポイント。(48歳 男性 自営業)

エグすぎるサスペンスではあるものの実写とは違う雰囲気が味わえる表現が多彩で目まぐるしい展開が印象的な作品でした。(35歳 男性 会社員)

爆弾事件がきっかけで始まる話だが、公安と捜査一課の暗闘が興味深い。時系列が絡み合っていく展開で、いったい百舌の正体は誰なのかという興味で最後まで緊張感を保つ展開の、ミステリーの醍醐味が味わえる小説です。(71歳 男性 無職)

百舌シリーズとしてドラマ化された作品で、さまざまな事件な謎が明らかになったときに大きな陰謀が見えて来る、読み応えのある作品です。(48歳 男性 会社員)

2014年にMOZUというタイトルでドラマ化された原作。ドラマが面白かったから原作を読みたいと思った。ネタバレは書きたく無いので内容は記さないが、とにかく面白い!!(39歳 男性 会社員)

読み終わるまで先が読めない展開が凄く面白いです。大分古い本ですが、今でも十分楽しめます。(39歳 女性 主婦・主夫)

能登岬にて発見された記憶喪失の男から発端となり、テロ事件などにも発展する大事件となる。(25歳 男性 会社員)

百舌シリーズは全て面白くて好きですが、特にこの百舌の叫ぶ夜は緊迫感、スピード感ともに最高でした。ドラマを見てからまた読んでみるのもイメージが広がり、良かったです。読み終わると同時に続きが気になる作品です。(38歳 女性 主婦・主夫)

最初から最後まで常に緊張感があり、展開がおもしろい!読み応えがあります。(39歳 男性 自営業)

「裏切りの日日」5票

人質を楯に、身代金を奪った犯人は、厳重な包囲の中で、ビルの9階からエレベーターに乗り込んだが、1階についた時には消えていた!その頃、近くのマンションで、右翼の大物が何者かに射殺された。“2つの事件は関連するものなのか?”居合わせた警視庁公安刑事・桂田の暗い瞳が光った。彼は、2年前に妻子に逃げられ、それ以後、人が変わったといわれる。その凄腕に更に磨きがかかり…。

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読者の声

刑事物のハードボイルドミステリーで大好きです。ハラハラドキドキの展開で一気に読めます。(30歳 女性 主婦・主夫)

射殺事件が起きた現場からさっそうと消えた犯人はどこへ。。読み進めたくなる一作品です。(26歳 女性 主婦・主夫)

ミステリーの要素もありハードボイルドの要素もありとても面白いです。(38歳 男性 会社員)

誰が騙していて誰が騙されているのか、読みながら自分もつい推理しながら楽しめます。ストーリー構成が面白いので、読み始めると止まらなくなります。(20歳 女性 学生)

ミステリーとしての展開を合わせて楽しめる小説です。見ごたえあります。(39歳 男性 会社員)

「さまよえる脳髄」4票

精神科医・南川藍子の前にあらわれた三人の男たちは、それぞれが脳に「傷」を持っていた。

試合中、突然マスコットガールに襲いかかり、殺人未遂で起訴されたプロ野球選手。制服姿の女性ばかりを次々に惨殺していく連続殺人犯。そして、事件捜査時の負傷がもとで、大脳に障害を負った刑事。

やがて、藍子のもとに黒い影が迫り始める―。人間の脳にひそむ闇を大胆に抉り出す、傑作長編ミステリ。

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読者の声

医学知識がないとやや難解なもののラストのどんでん返しが鮮やか。脳に障害を負うと本当にこんなことが起こり得るのかと思うとぞっとさせられる。(26歳 男性 パート・アルバイト)

右脳と左脳の重きによって人がどう変わっていくのかが怖いストーリーでしたが、読み応えあるサイコサスペンスだから。(45歳 女性 主婦・主夫)

人間心理に関わる医学的知見を題材にしたミステリーできわめて論理的に組み立てられているリアルを感じる作品(39歳 男性 会社員)

精神科女医を主人公として、次から次と起こるミステリーを書き綴った作品です。(68歳 女性 主婦・主夫)

「カディスの赤い星」3票

フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、二十年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。

サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。

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読者の声

日本とスペインを舞台に反体制過激派集団の陰謀が描かれるのが面白い。またどんでん返しもあるのが良い。(46歳 女性 主婦・主夫)

小粋な会話と乾いたユーモアが漂う描写がまず魅力的。また、作者のスペインへの深い造詣も興味を惹かれるポイントです。ハードボイルドな物語ですが、私立探偵や警官モノと違い、主人公のPRマンという職業が殺伐とした空気から作品世界を救い、美形のヒロインによって潤いも与えられています。直木賞受賞策にして逢坂剛氏の代表作。比肩する作品がちょっと浮かばないほどの名作です。(53歳 男性 経営者・会社役員)

何もかもが、うまくいっていたと思ったのに、最後に迎える運命はあまりにも悲しい。(51歳 男性 自営業)

「鏡影劇場」2票

ギタリストの倉石が、マドリードの古本屋で入手した古楽譜の束。その裏には、十九世紀の文豪ホフマンの行動を辿る謎めいた報告書が綴られていた。倉石の妻・麻里奈の依頼を受け、古閑沙帆はドイツ文学者の本間に、古文書の解読を託すが…。

解読が進むにつれて、ホフマンの知られざる人生と共に、彼ら自身にも繋がる不可解な暗合と因縁が浮かび上がる。この古文書は一体―?予測不能の結末68頁は袋綴じ仕様。

「BOOK」データベース

読者の声

古文書の発見を発端に展開される、十九世紀の文豪ホフマンを巡るスペインから日本にまで広がる壮大なミステリー(56歳 男性 無職)

現代の日本にまで繫がる奇妙な因縁が浮かび上がるような迷走した気分が体感できる作品です!(20歳 男性 団体職員)

「平蔵狩り」1票

石川島人足寄場、オランダ渡りの禁制の薬、本所の“へいぞう”を父と探す女絵師…。火盗改・長谷川平蔵ふたたび!鬼平ファンに捧ぐハードボイルド時代小説。

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読者の声

歴史系や時代物に疎い自分でも簡単にのめり込めて、魅了されてしまう面白さがある。(20歳 女性 無職)

「百舌落とし」1票

公安と殺し屋の攻防を描いた“伝説の物語”を見届けろ。スタートから33年、ついにMOZUシリーズ完結。

「BOOK」データベース

読者の声

公安と殺し屋の攻防が書かれているのを見て、世間が完全に平和になれない理由が分かりました。(56歳 女性 経営者・会社役員)

「禿鷹の夜」1票

史上最悪の刑事がやってきた。禿富鷹秋―通称禿鷹。警視庁神宮署の放し飼い。信じるものは拳とカネ。南米マフィアも渋谷のヤクザも奴の餌食。警察暗黒小説

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読者の声

ハゲタカと呼ばれる主人公、禿富鷹秋はやることなすこと破天荒な男このストリーがいいです。(41歳 女性 パート・アルバイト)

「重蔵始末」1票

間宮林蔵、最上徳内と並び称される蝦夷地探検家、近藤重蔵。八歳で四書五経を諳んじ、十七歳で私塾「白山義学」を開いた俊才は、人並みはずれた精力家、酒豪であり、傍若無人の奇傑であった。

江戸で火盗改に出た若き日の重蔵が、縦横無尽に事件の解決に当たる。新しい魅力にあふれた本格時代小説、堂々登場。

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読者の声

主人公である近藤重蔵が魅力的に描かれている。若く生き生きとしていて、かつ重厚な主人公の活躍は痛快に感じられる。一方で敵役の怪盗たちもリアルに表現されていてテンポよく読み進められた。私は、江戸の町名がたくさん出てくるだけでも楽しめた。(54歳 男性 パート・アルバイト)

「砕かれた鍵」1票

警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され、麻薬吸引者の元警察官に婦人警官が刺殺された。何か巨大な陰謀が警察内部で進んでいる模様である。

警察庁特別監察官・倉本尚武が乗り出し、執念の捜査を開始する。そして“ペガサス”という名の謎の人物にゆき当たるが…

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読者の声

警察官が関連する事件が続発した、麻薬吸引者の元警察官に婦人警官のお話です。(23歳 女性 主婦・主夫)

「幻の翼」1票

かつて、能登の断崖に消えた“百舌”は復讐を誓い、北朝鮮の工作員として、日本に潜入した―。稜徳会病院で起きた大量殺人事件は、明確な理由もなく突然の捜査打ち切りが発表され、背後に政治的な陰謀がからんでいるのではと、取り沙汰されていた。

捜査に当った倉木尚武警視は、大杉良太警部補、明星美希部長刑事などと共に闇に葬られようとする陰謀を執拗に追う。息もつかせぬサスペンス長編小説。

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読者の声

能登の断崖に消えた百舌は復讐を誓い北朝鮮の工作員として日本に潜入する物語。(27歳 女性 主婦・主夫)

「空白の研究」1票

季子が夫の愛人を殺したことは、本人の自白からも、証拠品などからも間違いないらしい。だが、裁判までの過程で、供述に微妙なぶれがあるとして、精神鑑定の依頼を受けた祝田が、犯行時の一瞬の空白を探ってゆくと……。

表題作他、心理分析を背景にして描く奇妙な味のミステリー集。

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読者の声

法廷ものの短編集で公判や調書、鑑定など普段知りえない内容が垣間見れて面白い。まんまと騙された感覚を味わえる。(26歳 男性 パート・アルバイト)

「遠ざかる祖国」1票

一九四一年、マドリード。日系ペルー人宝石商として社交界にも出入りする北都昭平は、陸軍参謀本部の密命を帯びたスパイだった。日米開戦の阻止に動く大物日本公使、日本の暗号の解読疑惑、ナチス内部の暗闘…。

現代史の裏面を織り交ぜながら、第二次世界大戦を圧倒的迫力で語るエンタテインメント大作

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読者の声

この作品は、イベリアシリーズの第2作目です。舞台はスペインのマドリードで、宝石商と偽り諜報活動をする北都昭平がイギリス・ドイツ・スペイン・日本の狭間で、関わる人びとの思惑を探りあい、時には愛し、信頼し、裏切られ、人間臭さと時代に翻弄される超大作です。『イベリアの雷鳴』から始まり『さらばスペインの日日』まで一気読み必然です。(48歳 女性 会社員)

「しのびよる月」1票

御茶ノ水署の迷走コンビ斉木斉と梢田威、追う、走る、ずっこける!?元小学校の同級生。今や生活安全課の上司と部下のふたりが事件解決に乗り出す!スラップスティック・ミステリー。

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読者の声

逢坂剛さんと言えば「百舌」シリーズが有名ですが、こちらはそのハードさとは真逆な警察小説です。小学校の同級生で「いじめっ子」と「いじめられっ子」が警察で上司と部下という逆転の立場に。「いじめられっ子」はここぞとばかりに「いじめっ子」の出世を邪魔したりします。陰湿な復讐というよりはコミカルでユーモア溢れる体裁のため楽しく読めます。こちらもシリーズ化されています。(55歳 男性 自営業)

「さらばスペインの日日」1票

ドイツに続く日本の無条件降伏で第二次世界大戦が終結。密命を帯びスペインに潜行していた陸軍情報将校の北都昭平は戦犯指定の危機にさらされる。

一方、英国情報部員ヴァジニアは、MI6の遣り手情報部員の二重スパイ疑惑の真相に迫るが、罠に陥り拘束される羽目に。著者渾身のイベリア・シリーズ完結篇。

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読者の声

イベリアシリーズ完結という作品ですが、北斗とバージニアのその後が気になります。(42歳 男性 会社員)

まとめ

いかがでしたでしょうか。逢坂 剛のおすすめ小説を紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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