「機工魔術士-enchanter-」はどんなマンガ?【あらすじ・感想】

「機工魔術士-enchanter-」がどのような作品なのか、読者によるマンガのあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「機工魔術士-enchanter-」はどんなマンガ?

機工魔術師は河内和泉がガンガンWINGで2002年から2008年まで連載した科学要素をプラスした学園ファンタジー物で、ガンガン黄金期を支えた作品の一つです。

最初はエッチなコメディー要素が多かったのですが、話が進むにつれて機械や医療含む化学が人に対してどのように寄り添っていくべきかなどのシリアスな話に徐々にシフトチェンジしていき引き込まれる作品です。

「機工魔術士-enchanter-」のあらすじ・ストーリー

高校生の叶晴彦は手先が器用で理系科目と機械いじりが強い童貞、幼馴染で化学教師の藤川優香(優香姉)に恋をしています。普段と同じような日々を過ごしていたある日、優香姉に授業で使うデッキとプライベートで使う携帯音楽プレイヤーの修理も頼まれます。

いい顔がしたくてそれらの修理を請け負って優香姉を送り出すと、すぐにエロい服を着た優香姉が飛び込んできます。話を聞くとユウカナリアという優香姉に似た別人でした。ユウカナリアも晴彦をフルカネルリという人物という誰かと間違っているようです。

お互いの誤解を解こうとしているとき、ユウカナリアを追って得体のしれない化け物まで飛び込んできます。 ユウカナリアに言われるがまま化け物と闘おうとしますが、どうも化け物にはこちらが見えてないようでどこかに行ってしまいます。

ユウカナリアが晴彦の身体を調べると優香姉の音楽プレイヤーに空間にひずみを生む魔石が埋め込まれていたようです。それを使ってフルカネルリの工房で設計図を参考にして、ユウカナリアのいわれるがままに化け物退治用の武器を作ります。

そのタイミングでユウカナリアがあることに気づきます。ユウカナリアを追ってきた化け物がこちらが見えなかった理由はこの魔石だったのではと。魔石によって空間がゆがめられて追っかけていたユウカナリアに気づかずに通りさってしまったことに。さらにユウカナリアに似た優香姉が襲われてしまうことにも。晴彦は今作った武器を手にして優香姉を守りに急ぎます。

優香姉を襲う化け物を見つけた晴彦は武器を手に闘おうとするのですが、ライトセーバの柄のようなもので刃にあたる部分がないことに気づきます。魔石をもとに作った武器の為、魔力を注がないと武器が起動しないのです。晴彦はただの高校生の童貞です。魔法使いでもないので魔法も魔力もありません。

そんななかユウカナリアの胸元のペンダントが光、フルカネルリの声がします。フルカネルリが「オレの力をやろう。」言われた瞬間、武器が起動して化け物が切り裂かれいなくなります。フルカネルリの力が晴彦に乗り移ったのです。それを知ったユウカナリアは晴彦に付きまとうことを決めたのです。

「機工魔術士-enchanter-」を読んだ感想

当時大学生の理工学部生として勉強や研究をしていた私は機工魔術師のストーリーに引き込まれて、機械、化学、医療等を含む科学がどうあるべきなのかということを考えさせられました。

私より若い高校生の晴彦が過去を長く生きてきた歴史の生き証人の化け物たちに、自身の考え甘ちゃんであることを指摘され悩み苦しむことに私自信を被らせました。科学は人を幸せにすることはできるが不幸にもすることができる、それを選択するのは設計士や研究者や医者達自身だと学びました。

本編は16巻までですが、17、18巻が番外編として販売しています。番外編は各キャラクターに焦点をあてて描かれています。18巻までですが読みごたえはたっぷりあり驚きます。試しにお近くの漫画喫茶でエンチャンターを探してください。後の巻になればなるほど巻の分厚さが物理的に増しています。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。

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