「うしおととら」妖怪と一緒に日本各地を冒険するバトル漫画

「うしおととら」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「うしおととら」を読んだきっかけ

古いマンガですが、知人に「自分が今まで読んだ中で最高の作品だ!」と進められ読み始めました。もともとファンタジーも妖怪も好きなので、人間と妖怪が一緒に戦う話というのも心ひかれました。

どんなマンガ?

冒険、バトルものの少年漫画です。お寺の息子である中学生潮(うしお)、家の倉でみつけた古い槍と、その槍によって仕留められていた虎に妖怪をみつけました。

その妖怪と一緒に日本各地を旅行し、冒険する話が「うしおととら」です。30巻を超える大作だけに、いろんな伏線と、それを全てつなげる結論と、読者を飽きないで読みつつけさせるすばらしい演出が揃った名作です。

あらすじ

歴史あるお寺の息子である中学生潮(うしお)は、ある日偶然、家の倉の地下室に入る扉を開けてしまいます。地下室に落ちた潮が目にしたのは父親が話してくれた昔話に出てきた一本の槍と、その槍刺され、身動きのとれないまま数百年をその地下室で生きてきた一匹の妖怪でした。

妖怪は潮に槍を抜いてくれとお願いするものの、頭の中には開放され次第、潮に食べることしかありません。妖怪を潮は開放してあげますが、妖怪が潮に食らいつこうとすると、槍の不思議な力で次々と止められてしまいます。そんな妖怪に潮は「トラ」と名前をつけ、妖怪は槍を離した好きに潮を食べるために彼に「取り憑く」ことにします。

なんとなくコンビを組んでしまった潮とトラは、死んだお母さんの秘密を知るために、北海道に行きます。旅の途中、さまざまな妖怪に会い、時には戦って、時にはその妖怪たちのために戦っていきます。

長い長い旅の末たどり着いた北海道のカムイコタンで知ったのは、潮のお母さんがまだ生きていること、数百年を生きる不思議な力を持つ人であること、遠い昔中国から日本に来た強力な妖怪「白面の物」を封じ込めるために家を出て一人でずっと結界を張っているということでした。

また、潮がみつけた不思議な槍は、かつて中国の国々を滅ぼした白面の物に立ち向かうために作られた、作った人の魂が入っているものであることもわかりました。そして、何よりも、潮のお母さんが結界を張って封じ込めている白面の物が再び目を覚まし、日本を滅ぼそうとする日が近いことも知らされます。

数百年前、白面の物には人間と妖怪が協力して戦ったことがありました。トラはその時に誰よりも活躍した妖怪、潮のお母さんは人間と妖怪の間で両者を結びつける役割をはたしたすごい神力の持ち主です。また、潮のお父さんが所属する宗派は、槍の力を信じ、白面の物に立ち向かうため、妖怪と戦える「法力僧」を育てる任務を果たしています。

潮は日本全国の妖怪、法力僧たち、不思議な槍の力を一つに合わせ、目を覚ました白面の物から日本を救うため、最終決戦に挑みます。

読んだ感想

ストーリーだけだと、よくある冒険話で、誰か最終的に勝つのかという結論も最初から想像がつきますが、大筋のストーリーを織りなす潮とトラの様々な冒険談の中で生まれる日本各地の妖怪たちとの友情がとても感動的です。

また、自分の運命に向き合う潮に恋してしまう女のこたちも登場し、恋バナもあったので、女子でも楽しく読めました。また、妖怪の中でもダントツ強いトラの誕生の秘密と、白面の者との決戦での彼の活躍がすごくて、最終2~3巻は涙を流しながら読みました。(号泣レベル 笑)

古いマンガだと侮ってはいけないと思いました。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。

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