「ソードアートオンライン」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。
「ソードアート・オンライン」を読んだきっかけ
アニメで観たことがきっかけです。原作であるライトノベルのほうは、どんな内容なのだろうか?という興味が湧いて、読みました。読み手を惹き込む文章力があり、アニメを観て物語を知っていても楽しめました。
どんな小説?
ゲームをクリアするまで外に出ることができない上に、ゲーム内で死んでしまうと現実世界でも死んでしまうというデスゲームに主人公が挑戦していく小説です。
途中では魅力的なヒロインや友情がたぎる仲間も加わっていき、死と隣り合わせのスリリングな味わいを楽しめる内容です。最終的に、意外な展開が待ち受けているのも驚きのポイントです。
あらすじ
現代よりも少し未来の世界において、VRMMORPG(仮想現実の中で、主人公として楽しむゲーム)である『ソードアートオンライン』をめぐる物語。
ソードアートオンラインの世界で、主人公たちは『ゲームをクリアするまで出られない』『ゲームで死ぬと現実世界の身体も死ぬ』という制約を強制的に交わされてしまいます。
アインクラッドと呼ばれる浮遊城は100層まであり、主人公であるキリトたちは命を懸けて100層を目指すことになります。
はじめはビーターとして孤高の道を進むことを決めていたキリト。ビーターとは、ベータテスト経験者+チートという、他のプレイヤーから見てズルいと思われる嫌われ者の役柄です。
そして、他のプレイヤーをかばう形で、この嫌われる役柄を自ら買って出ることになります。また、その後、偶然にもチームを組むことになったサチという女性プレイヤーとの出会いにより、キリトは初めて自分のせいでプレイヤーを殺してしまうという経験をしてしまいます。
深い罪悪感を抱いたキリトは、余計に他のプレイヤーとパーティを組むのを拒んでしまうようになります。
しかし、アスナやリズベット、クライン、エギルなどとの仲間との出会いを通じて、しだいに共に行動するようになっていきます。その後、ゲーム内の最強ギルドの長ヒースクリフから「1対1の勝負をして、もしキリトが負けてしまったらギルドに加入すること」という条件で闘うことになりました。
あともう少しというところで攻撃をかわされ、キリトはヒースクリフとの勝負に負けてしまいます。ヒースクリフとともにパーティを組み、上階を目指して75層までたどり着くキリト。
そこで、実はヒースクリフこそが、このデスゲームを作った天才ゲームデザイナー『萱場明彦』だったことが判明するのです。
キリトはヒースクリフを倒すために死力を尽くしますが、寸前のところでとどめを刺されそうになります。それをアスナがかばってキリトのことを守ります。アスナの犠牲もあって、キリトはヒースクリフのことを倒すことに成功するのでした。
読んだ感想
仮想現実の中の物語ということで、近い将来、本当にこんなゲームが発売されたら・・・という夢を抱きながら読み進めることができます。
小説の文章としては大変平易で読みやすく、登場人物の行動や心理を楽しく追っていけます。とにかく、主人公のキリトが強いことが、爽快感があってぐいぐいと惹きこまれます。
強い敵に対峙したときにも堂々としていますし、命懸けで闘うボス戦の場面では手に汗握ること必至です。
「いったい、どんな結末を迎えるのだろう・・・」といったハラハラドキドキ感を与えてくれます。また、登場する人物はみんなキリトを好きになっていきます。そのため、ちょっとモテモテになった気分を味わいたいという中高生にも、オススメできるかもしれません。
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