「親愛なる僕へ殺意をこめて」二重人格である主人公が殺人事件の真相を追う

「親愛なる僕へ殺意をこめて」がどのような作品なのか、読者による小説のあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「親愛なる僕へ殺意をこめて」はどんなマンガ?

「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、井龍一が原作、伊藤翔太が作画の漫画作品で、二重人格である主人公が父親の無実を信じて、独自にある事件の調査を始めていく物語です。

主人公はある日、自分のここ数日の記憶がないことに気付き、その間には自分の知らない出来事が発生していました。

そこから主人公は自身が二重人格であることに気付くのですが、それとは別に主人公の周りで、かつて発生した猟奇的殺人事件と同様の殺人事件が再び発生します。その殺人事件にかかわっていく主人公の姿を描いた漫画となっています。

「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじ・ストーリー

主人公である浦島エイジがある日目を覚ますと、自分の部屋で同じ大学の雪村京花という女性が寝ていました。何が起きたのか?分からずにいると、実はエイジと付き合っていると京花は話すのです。

そんな記憶は全くないエイジでしたが、ここからエイジは自身が二重人格に陥っている事実に感づくのです。

また、エイジの周辺では畑中葉子という女性の惨殺遺体が見つかる事件が起きますが、この事件は過去に起きたある猟奇的殺人事件と状況が酷似していました。その過去の猟奇的殺人事件の犯人は、エイジの父親ということになっており、殺人犯の息子という十字架を背負いながらエイジはこれまで生きてきたのです。

畑中葉子惨殺事件の発生後、エイジは警察から話を聞かれることになりますが、そんなときに自身の部屋から身に覚えのない大金と血にまみれた金属バットが見つかります。

なぜこんなものがあるのか?と、信じられない気持ちになるものの、もしかしたらもう1人の人格の自分が、今の人格の自分が知らないところで殺人を犯したのでは?とエイジは考えるのです。

ただ、この畑中葉子惨殺事件がきっかけで、エイジは過去の猟奇的殺人事件の真実に立ち向かっていくことになりました。それと同時に、エイジの父親の無実を晴らす長い戦いが始まることなったのです。

「親愛なる僕へ殺意をこめて」を読んだ感想

主人公のエイジの設定が非常に珍しく、そこが非常に興味深いなと感じましたね。漫画では、実際に人格が入れ替わるシーンがありますけど、それぞれの人格は全く別人に感じられ、風貌や言葉遣いなどもかなり違っています。

基本的にエイジは危ない橋を渡ることも厭わない性格であり、どんどん深いところまで突っ込んでいく様子がうかがえ、非常にドキドキしながら読めるため、そこが魅力的に思えます。

そして、過去に父親が犯人とされた猟奇的殺人事件の真相を暴こうと必死になっていくわけですが、予想外の展開に驚くシーンが多いと思いますよ。例えば、警察組織の闇の部分などもあぶり出されてきて、エイジにとっても、読者にとっても信じられないストーリーとなっていて、非常に読みごたえがあると思いましたね。

先がなかなか読めないだけに、先が非常に気になる、しびれる作品だなと感じました。

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