上田 秀人おすすめ小説ランキング12選【読書好き20人の声を集めました】

今回、読書家にアンケートをとり、上田 秀人の作品のなかで一番好きな作品を選んでもらいました。感想とともに結果をお伝えします。

「奥右筆秘帳」7票

立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、十二年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。

その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、二人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。

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読者の声

私が好きな江戸時代を舞台に、ミステリーや恋愛など盛り沢山で最後まで飽きさせません。(45歳 女性 パート・アルバイト)

徳川幕府の時代を舞台にした小説。旗本の用心棒を主人公として、歴史上の様々な模様が描かれています。(52歳 男性 会社員)

奥右筆という江戸城の書類決議に関わる職についたことによって一般人なら知り得ないようなことまで知ってしまうことで命を狙われてしまったりとミステリアスであり、アクションをも兼ね備えている作品です。(20歳 男性 会社員)

幕府内部で展開される陰謀や暗闘に真っ向から挑んでいく主人公の活躍ぶりが心地よかったです。(49歳 女性 パート・アルバイト)

「天下 奥右筆秘帳」1票

江戸時代を舞台にした作品で、描写が細かく、時代劇を見ているような感覚で読み進めることができます。(46歳 男性 会社員)

「決戦 奥右筆秘帳」1票

冥府防人との決戦において最後のシーンはあっけない一面も見られましたが全体的に面白い作品だと思います。(44歳 男性 会社員)

「国禁 奥右筆秘長」1票

敵と戦う度に、その強さを増していく衛悟の魅力が素晴らしいです。(45歳 女性 自営業)

「傀儡に非ず」3票

戦乱の世で誰よりもおのが命に固執した荒木村重魔王信長に反旗をひるがえした真意とは。一族郎党を見殺しにした武将の深淵を描く、戦国合戦小説。

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読者の声

悪役として知られている荒木村重を織田信長の天下人としての資質に疑問を抱いて、新たな解釈で展開した話になっています。読んでみると同感するところも多く、歴史の不思議さを覚えることができます。(62歳 男性 会社員)

信長が村重の忠誠心を疑って、心の内を探る等、他人との付き合い方において、勉強になる部分が多く、気に入っています。(28歳 男性 会社員)

上田秀人と言えば時代小説が有名で特に江戸時代の作品が多いが、今作は戦国時代の荒木村重に焦点を当てたところがオススメです。言葉えらびがやさしいので時代小説が初めての人は是非一読ください!(32歳 女性 自営業)

「梟の系譜」1票

天文三年、備前・砥石城へ浦上家の重臣・島村宗政の軍勢が押し寄せてきた。守勢は、もう一人の重臣・宇喜多能家。病で戦陣に立てない能家は篭城を諦め、息子・興家と孫の八郎を城から逃がす。

親子は備前福岡の豪商の家に身を寄せるが、やがて父は亡くなり、八郎は直家と名を改め旧主・浦上家に潜りこむ。悪人の名を乱世に轟かせた、梟雄の第一歩だった―。宇喜多直家の全貌を描ききった本格歴史長編。

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読者の声

宇喜多家四代の話ですが戦国三大悪人斉藤道三、松永久秀と並ぶ宇喜多直家が主役で悪のレベルが斉藤松永を凌ぐ強烈さで圧倒されます。戦国最高のピカレスクロマンです。(58歳 男性 パート・アルバイト)

「流葉断の太刀 裏用心棒譚二」1票

松平家の家宝を盗んでほしい――。

田沼意次が盗賊たちに下した密命は驚くべきものだった。徳川家を祟るとして東照宮に秘蔵されていた流葉断の太刀を、松平定信が秘密裏に持ち出した形跡がある。それを奪還せよというのだ。

五百両の報酬を条件に依頼を受けた盗賊たちだったが、権力者二人の政争にいつしか巻き込まれていく……。元武士の凄腕用心棒、小宮山一之臣の活躍を描く大人気シリーズ、待望の第二弾!

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読者の声

茜の茶碗の続編になりますが話の展開が幕府の執政まで広がり大変面白かったです。(39歳 女性 パート・アルバイト)

「陽眠る」1票

慶応四年一月。鳥羽伏見の戦いには敗れたものの、十五代将軍・徳川慶喜は薩長に対し徹底抗戦を主張。幕軍は意気軒昂であった。

幕府がオランダに依頼して建造された〈開陽丸〉の艦将・榎本釜次郎武揚も、「ここからが海軍の出番」と自負していた。

しかし、家臣たちの前で徹底抗戦を宣言したその夜、慶喜は大坂に停泊していた旗艦開陽丸で江戸へ逃げてしまう。

失望した榎本武揚は、海軍時代から榎本の右腕だった副艦将・澤太郎左衛門と、大坂城から持ち出した十八万両を持って、開陽丸ごと徳川海軍を脱走。北へと向かう──。

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読者の声

榎本武揚をテーマにした歴史小説が少ないだけに歴史好きの私にとっては非常に貴重な1冊でした。(47歳 男性 会社員)

「武士の職分 江戸役人物語」1票

役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。

大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわず手柄を求めた目付。

人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸―役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。

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読者の声

あまり知られていない役職の武士たち日常の職業を題材にして描いてます。(48歳 女性 主婦・主夫)

「悲恋の太刀」1票

天下の御免色里、江戸は吉原にふらりと現れた若侍。遊女を人質に騒ぎ立てる男を手もなく斬り捨てた。名は織江緋之介。

剣の腕は別格。遊女屋いづやの主・総兵衛の計らいで仮寓するが、何者かの襲撃を再々受ける。緋之介の隠された過去、総兵衛の驚くべき秘密。背後では巨大な陰謀が渦巻いていた。

愛する者のため、迫り来る強烈な刺客たちに刀をふるう。吉原の命運が緋之介の双肩にかかる! 

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読者の声

緋之介を続けざまに襲い来る刺客や背負っている過去に思いを馳せて飽きることなく読み進められます。(43歳 女性 主婦・主夫)

「日雇い浪人生活録七 金の記憶」1票

亡き八代将軍吉宗より田沼意次の行う幕府の財政改革を手助けするよう命を受けた隠密のひとりで、ふだんは芸者姿に身をやつす村垣伊勢。

村垣は、両替商分銅屋の用心棒である諌山左馬介を、その鉄扇術から、ただの浪人ではないと疑いだした。

一方、改革を推し進める意次の動きを探ろうとする者たちに対し分銅屋が仕掛けた策には、次々と獲物がかかり始める。武家の駆け引き、野心を抱く商人の台頭―江戸の世はどう動くのか。

大好評シリーズ、第七作。

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読者の声

幕府の財政改革を手助けした実績は素晴らしいと思いました。江戸の世がどんなものか分かる内容でした。(51歳 男性 団体職員)

「大奥騒乱 伊賀者同心手控え」1票

将軍家治の寵臣田沼意次に遺恨を抱く松平定信は、大奥を害して失脚に導こうとする。実行役は腹心のお庭番和田要。

危難を察した大奥表使い大島は、御広敷伊賀者同心御厨一兵に反撃を命じる。要をはじめ数々の刺客と死闘を繰り広げる一兵。

やがて大奥女中すわ懐妊の噂が駆け巡り、事態は急転。女中たちの権力争いが加熱し、ついには死者までも。修羅場を迎えた一兵は使命を果たせるのか! 

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読者の声

田沼意次と松平定信の暗闘を大奥や伊賀者を交えて描くスリリングなストーリー展開(56歳 男性 無職)

「幻影の天守閣」1票

無役の小普請から念願のお役に就いた御天守番の工藤小賢太は、見回りに出た天守台で何者かに襲われる。小賢太は刺客を撃退したものの、それをきっかけに幕閣の政争に巻き込まれることとなる。

そして、小賢太の前についに明らかになったのは、天守台に長く秘匿されてきた衝撃の「秘密」だった―。人気作家・上田秀人の光文社文庫デビュー作品に、大幅加筆した新装版。

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読者の声

江戸城天守番・工藤小賢太の大活躍を、義理と人情を絡めながら描いた長編時代小説です。(50歳 女性 自営業)

「月の武将 黒田官兵衛」1票

永禄十二年―三千の兵を率いて姫路城へ攻めてきた赤松氏を二百の寡兵をもって夜襲、敗走せしめたことから、広く世に知られることとなった黒田官兵衛。その後、播州に勢を誇る小寺氏から、羽柴秀吉へと主を変えていくまでの前半生を描く。

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読者の声

豊臣秀吉の軍師という著者独特の視点で戦国時代を分析した良書だと思います。(59歳 男性 自営業)

「禁裏付雅帳 10 決別」1票

京に激震が走った。「朝廷の闇」のすべてを知る女、浪が捕縛されたのだ。禁裏の弱みを握りたい幕府、闇を隠匿したい朝廷。両者ともに是が非でも手に入れたい存在だった。

捕らえたのは、禁裏付の東城鷹矢。彼女を老中に差し出すべき立場にもかかわらず、逆に匿うという驚きの行動に出た。

幕府への決別宣言ともとれる振る舞いに、朝幕の権力者たちは揺れる。新たな局面を迎えた暗闘の行方は!?

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読者の声

この作品は作者の数ある著書の中で、スリルとの複雑さがあり読み応えがあります。(42歳 女性 無職)

まとめ

いかがでしたでしょうか。上田 秀人のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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