京極夏彦おすすめ小説ランキング18選【読書好き52人の声を集めました】

京極夏彦は、妖怪小説を描く作家として有名で、妖怪研究者でもあります。

デザイン会社で仕事をしていましたが、暇つぶしに書いた小説を出版社に送ったところ、すぐに出版が決まり作家デビューしました。

今回は、読書好き52人におすすめ小説を1冊選んでもらい、その感想をまとめました。結果をランキング形式で紹介します。

1位「姑獲鳥の夏」18票

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。

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読者の声

全体的におどろおどろしい雰囲気が最高です。京極堂に行ってみたいと強く思った。(39歳 男性 パート・アルバイト)

京極さんの処女作ということもあり、難解なロジックと民族学的な作品です。特に中尊寺明彦のぺダンチックかと思えば深淵で、榎木津のエキセントリックさにインパクトがありました。(55歳 男性 会社員)

登場人物が個性的で魅力的なところにまず引き込まれました。中禅寺さんの長い蘊蓄に最初は驚きますが、クセになります。そして憑き物落としへの流れがたまりません。決め台詞も最高です。(44歳 女性 無職)

魍魎の匣と悩んだのですが、ボリューム的に姑獲鳥の夏の方が薦めやすいです。妖怪小説のようでも、人のドロドロとした感情が表されていて面白かったです。(37歳 女性 主婦・主夫)

哲学の難しさや謎解きの面白さ、色々な要素が詰まっていて何度読んでも面白いです。(38歳 男性 会社員)

自分たちの住んでいる世界の認識から始まり、妖怪や民俗学までを読みやすく解説しているのが好きです。(44歳 男性 会社員)

京極夏彦のデビュー作、まず読むのならこれを読まないと始まらない。独特な世界と文章で不可思議な世界に引き込まれることは間違いがないです。独特の世界の不気味さとホラーさが1さくめだけあってシリーズのほかの作品なのもまず読んでみるのにおすすめのポイントでもあります。(46歳 女性 主婦・主夫)

日常と非日常がうまく絡み合ったストーリー展開が本当に秀逸。超長編ゆえの読み終えたときの達成感もおすすめポイントです。(33歳 女性 主婦・主夫)

気味の悪い姑獲鳥についての描写がよくできており、陰鬱な雰囲気も出ているよくできた作品。(33歳 女性 主婦・主夫)

世間に京極夏彦を知らしめた衝撃のデビュー作品であり、個人的にも初めて震えながら読んだ時の感覚は今でも忘れられない。(38歳 女性 無職)

とある名家の産院の姉妹の妹が妊娠20か月以上妊娠している事がある事件に関係していると言う話。(41歳 女性 主婦・主夫)

ベストサラ―の百鬼夜行シリーズの第一弾。幻想小説とホラーとミステリーが入り組んだ、ストーリー展開。京極的な独特の文章と視覚から魅せる表現。京極ワールドに足を踏み入れるなら欠かせない一冊。(47歳 女性 会社員)

『姑獲鳥の夏』は京極堂シリーズの一作目です。2005年に映画化され、この作品で「死蝋」を知りました。不気味な事件ですが、引き合いに出される妖怪の逸話が絶妙で、衝撃を受けた作品です。(39歳 女性 会社員)

思い出は、現実に起こったことでなく脳内で勝手に作られるものだという、当たり前のことを納得させられる。(60歳 男性 会社員)

登場人物がとても魅力的。京極シリーズの中では1番読みやすいと思う。(40歳 女性 会社員)

長い小説ですが、展開がちょうどよく、読むのが楽しい。どんどん読める。(41歳 女性 主婦・主夫)

最後の驚きの結末部分が良い。京極堂の憑き物落としの部分が面白く話に引き込まれていく。あることが分かった時の衝撃がすごい。それを踏まえた上で再度読み返すと、納得できる部分が多々あって更に楽しめるのがおすすめ。(42歳 女性 主婦・主夫)

百鬼夜行シリーズの第一段です。久遠寺医院には、娘が妊娠20ヶ月であるという、奇怪な噂があり、また夫も失踪してしまいます。それを知った作家は、京極堂に話をし、話は不思議な世界に入っていきます。怖い話かと思えば、怖くなく、おもしろいと思います。長いですが、ぜひオススメします。(41歳 女性 主婦・主夫)

2位「魍魎の匣」7票

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。

探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。

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読者の声

謎がわかった時、自分の中の常識がバラバラと崩れていくような感覚がしました。(49歳 女性 主婦・主夫)

一見バラバラな複数の事件が、中盤あたりから徐々に繋がっていき、ラストは謎めいた研究所である『箱』に集合したメインキャストの中で一気に解決するところ。沢山の犠牲が出る上、報われないというか切ない部分も多いですが、後味はスッキリしています。個人的には箱の少女と旅する男性が一番好きでした。(29歳 女性 主婦・主夫)

何重にもなっている、一つ一つは異なっていながら根底では繋がっている物語という構造がすごい。(35歳 男性 会社員)

ひとつの事件にいくつもの事件がまじりあっていて複雑で面白かったです。(33歳 男性 会社員)

京極夏彦の本を初めて読んだ思い入れのある作品。ページをまたがらない彼の書き方に驚きました。(42歳 女性 主婦・主夫)

電車の人身事故からバラバラ殺人事件、新興宗教詐欺など、複数の事件が同時に進行して全てが複雑に絡み合って、最後まで展開が読めずのめり込める。(49歳 女性 無職)

とにかく京極堂さんが格好いいのでおすすめです。あとは、百鬼夜行シリーズで魑魅魍魎が出てくるのかと思いきや、どちらかというと人間が一番怖い、ということが描かれているので面白いです。(28歳 女性 パート・アルバイト)

3位「巷説百物語シリーズ(巷説百物語 西巷説百物語 後巷説百物語)」6票

怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧―。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。

闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。世の理と、人の情がやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説

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読者の声

巷説百物語

巷説百物語シリーズは、テレビでアニメ化されている作品であり、必殺仕事人の様な稼業を小股潜りの又市を筆頭に山猫廻しのおぎん・事触れの治平・八咫烏・削掛の林蔵などの妖怪がこなしていく作品です。妖怪たちが、自分たちの尺度で悪人を捌いていく勧善懲悪が心地よく、妖怪ならではのおどろおどろしい手口が面白い作品です。(49歳 女性 会社員)

子悪党と言われる主人公達だが、近くにいたら一番に頼りになるし、いつも助けてもらっている山岡さんに自分を重ね合わせて読めるので物語に入り込める。(55歳 女性 主婦・主夫)

人間の心の弱さ、隙にはいりこみ、あたかも妖怪がいるかのようにして物語が進んでいくのがおもしろい。(37歳 男性 会社員)

西巷説百物語

妖怪時代小説集でそれぞれの作品が魅力的です。しかも、ミステリアスなものばかり。(65歳 男性 自営業)
人間の業の深さをこれでもかと突き付けてくるけど生まれ変わりなど無いから今の人生を精一杯生きるしかないのだと思わせてくれます。カラクリを使った成敗も読みごたえがありシリーズを一気に読みたくなります。(52歳 女性 パート・アルバイト)

後巷説百物語

世の中の怪談話の謎解きが大変面白い。実際には有り得ない怪談話も、このようなカラクリだったのかもと納得する。(32歳 女性 会社員)

4位「ヒトごろし」3票

新選組の闇に切り込む禁断の異聞!人々に鬼と恐れられた新選組の副長・土方歳三。幼き日に目にしたある光景が、彼の運命を大きく狂わせていく。胸に蠢く黒い衝動に駆られ、人でなしとして生きる道の先には―?激動の幕末で暗躍し、血に塗れた最凶の男が今蘇る。

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読者の声

人を殺す事について、人の大切さについて学ぶことができる。(28歳 女性 会社員)

土方歳三は殺人狂という猟奇性と道理を弁えた良識人で、双方の側面を併せ持つ一種のシリアルキラー的な人物造形でとてもおもしろいです。(47歳 男性 自営業)

土方歳三など新撰組の戦いの様子に、今までの時代小説にはないグロテスクさがでている。(42歳 男性 会社員)

5位「嗤う伊右衛門」2票

晦との境界が、破れている。内部の薄明が昏黒に洩れている。ならばそこから夜が染みて来る…。生まれてこのかた笑ったこともない生真面目な浪人、伊右衛門。疱瘡を病み顔崩れても凛として正しさを失わない女、岩―「四谷怪談」は今、極限の愛の物語へと昇華する!第二十五回泉鏡花文学賞受賞作。

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読者の声

落語や歌舞伎で有名な「四谷怪談」、お岩さんの話をもとに書かれているのが、古くて新しいです。落語や歌舞伎で、四谷怪談の話を知っている方も、知らない方も、興味深く読めます。落語や歌舞伎の話は、現代から見ると理不尽な話です。しかし、京極作品は、現代の我々でも共感できるような内容になっています。(51歳 女性 パート・アルバイト)

四谷怪談のお岩さんが元になってて誰でも知っている話のため入りやすい。四谷怪談に沿っていつつ、京極オリジナルの展開となっており、登場人物の心情や背景には四谷怪談とは違って、純愛があったりお岩さんがただ裏切られただけではない展開が面白い。ハッピーエンドではないけどお岩さんにも救いのあるような結末になっており、伊右衛門も単純に悪ではない顛末が読後感も心地よい。(35歳 女性 主婦・主夫)

5位「鉄鼠の檻」2票

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。

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読者の声

話自体面白いのに加え、禅について各宗派の教えや歴史について、その辺の入門書より勉強になった。(37歳 男性 パート・アルバイト)

人気シリーズの京極堂シリーズで、禅寺の僧侶たちの闇を描いた作品。(40歳 女性 主婦・主夫)

5位「狂骨の夢」2票

湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名乗る女と出会う。彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻だった。しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱する。百鬼夜行シリーズ第3作。

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読者の声

テーマとしては、人の死後の世界を作るのは生きているものたちというもので非常に興味深いテーマでした。(25歳 男性 会社員)

情景が目に浮かぶ描写が多く、作品の世界に引き込まれます。小さな謎から大きな謎になっていくのが面白かったです。(28歳 女性 会社員)

5位「妖怪大談義」2票

水木しげるとは妖怪を通じて結ばれた師弟の絆を深め、大塚英志とは民俗学の巨人にして現代妖怪の産みの親・柳田國男の功罪について語り合い、宮部みゆきとは妖怪を通して日本文化の来し方を振り返り、唐沢なをきとは「妖怪図鑑」の楽しみ方をディープかつ無責任に提示。

怪しいことのあれこれを色んな視点で語りたおした、間口は広く、敷居は低く、奥が深い、妖怪の世界に対する溢れんばかりの思いが込められた、充実の一冊。

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読者の声

妖怪大談義は、内容がおもしろくのめり込めます。(41歳 女性 会社員)

妖怪の話と宗教、学術的要素まで入り込んだ奥の深い内容の本なので面白いと感じました。(23歳 男性 パート・アルバイト)

6位「眩談」1票

虚実は綯い交ぜになって物語になる。視界が歪み、記憶が混濁し、暗闇が臭いたち、眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる怪しき短篇集。

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読者の声

短編集なのですが、一つ一つのお話に読みごたえがあり、読み終わったあとに夢から覚めたような不思議な気持ちを味わうことができます。奇妙で目が眩むようなストーリーに引き込まれてしまいます。(21歳 女性 学生)

6位「絡新婦の理」1票

全ての事象は原因があり経過があり、結果として発現する。それらを結びつける絡新婦の吐き出す糸は何を示すのか。古本屋の主人、京極堂らが活躍するシリーズ第5弾。

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全く無関係と思われていた複数の事件が同時進行しながら1つの核心へと収束していく構造がまさに蜘蛛の巣のようで圧倒的に惹き込まれる。出てくる女性たちがみなそれぞれ魅力的なのも好きです。(36歳 女性 自営業)

6位「百鬼夜行 陽」1票

悪しきものに取り憑かれてしまった人間たちの現実が崩壊していく…。百鬼夜行長編シリーズのサイドストーリーでもある妖しき作品集、十三年目の第二弾。京極夏彦・画、書下ろし特別附録「百鬼図」収録。

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読者の声

京極 夏彦が描く代表ホラー小説シリーズで、主要登場人物のサイドストーリを描くオムニバスが興味深い(39歳 男性 会社員)

6位「百器徒然袋 雨 」1票

「推理はしないんです。彼は」。知人・大河内の奇妙な言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を訪れた「僕」。気がつけば依頼人の自分まで関口、益田、今川、伊佐間同様“名探偵”榎木津礼二郎の“下僕”となっていた…。京極堂をも巻き込んで展開するハチャメチャな妖怪三篇「鳴釜」「瓶長」「山颪」を収録。

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読者の声

百鬼夜行シリーズの薔薇十字探偵社を中心にした作品で、スピンオフ好きの人は特に楽しめると思います。なにしろ、短い。他の小説はかなり長いのですが、これは、3編のお話しに分かれており、比較的読みやすい。それでいて、京極夏彦ならではの、謎、謎、謎、がたまっていき、それがラストでどんどん解決されていく爽快感はたまりません。(52歳 女性 パート・アルバイト)

6位「豆腐小僧双六道中ふりだし」1票

江戸郊外のとある廃屋に、いつのまにやら棲みついていた1匹の妖怪、豆腐小僧。豆腐を載せた盆を持ち、ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を落としたとき、ただの小僧になるのか、はたまた消えてしまうのか―。

思い悩んだ小僧は、自らの存在理由を求めて旅に出る! 軽快な講談調で、小僧が出会う鳴屋や死に神、鬼火との会話の中から現れてくる妖怪論。妖怪とは、いったい何なのか? 妖怪入門としても必読の痛快作。

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読者の声

豆腐小僧というキャラクターはとにかくユーモアあふれる語り口がポイントです。この語り口が、おどろおどろしいミステリーを多く書かれている京極先生だと思うと、そのギャップがまた面白くて、引き込まれてしいます。(42歳 女性 主婦・主夫)

6位「数えずの井戸」1票

数えるから、足りなくなる。それは、はかなくも美しい、もうしとつの「皿屋敷」。人口に膾炙し怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す人気シリーズ第三作。

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読者の声

京極夏彦さんが書く「番町皿屋敷」の話なのですが、みんなが知っているお話とは全く違います。この本の中に出てくるお菊さんはお皿を数えません。「数えるから足りなくなる」と言います。それでも最後には、お菊さんは「番町皿屋敷のお化け」にされてしまう。そうなってしまう過程、周りの人々の思惑などが面白いと思います。「お化け」の話ではなく、「人間」の話です。(52歳 女性 自営業)

6位「死ねばいいのに」1票

死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏がり。

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読者の声

タイトルはちょっと攻撃的で過激ですが内容はそれ程でもないです。一人の女性の死をきっかけにその人物について調べていくという所が、なかなか他には無い想定で興味深く読めます。(57歳 女性 無職)

6位「虚談」1票

元デザイナーで小説家の「僕」は、知人友人からよく相談を受ける。「ナッちゃんはそういうの駄目な口やろ」と笑いながら、デザイン学校時代の年上の同輩、御木さんは奇妙な話を始めた。

十三歳のときに山崩れで死んだ妹が、年老い、中学の制服を着て、仕事先と自宅に現れたというのだ。だが彼の話には、僕の記憶と食い違いがあり―(「クラス」)。この現実と価値観を揺るがす、全9篇の連作集。

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読者の声

意味が分かると怖い話というタイプの短編小説が9作品詰まっている。手軽に読めてぞくっとする感じがたまらない。(45歳 女性 無職)

6位「遠野物語remix」1票

人の住まぬ荒地には、夜どこからともなく現れた女のけたたましい笑い声が響き渡るという。川岸の砂地では、河童の足跡を見ることは決して珍しいことではない。遠野の河童の面は真っ赤である。ある家では、天井に見知らぬ男がぴたりと張り付いていたそうだ。

家人に触れんばかりに近づいてきたという。遠野の郷に、いにしえより伝えられし怪異の数々。民俗学の父・柳田國男が著した『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ―いまだかつてない新釈“遠野物語”。

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読者の声

不思議な事件、河童等遠野に伝わる話をまとめた遠野物語。それを京極夏彦が描いたものだと思います。これは面白い。おどろおどろしく、不気味で、だけど、どこか懐かしいような話の数々でした。(52歳 男性 会社員)

6位「どすこい。」1票

地響きがする―と思って戴きたい。ベストセラーの数々を「でぶ」一色に塗りつぶす奇怪なお笑いの書、『どすこい(仮)』のノベスル版。

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読者の声

京極夏彦の作品はミステリーが多かったのであまり読んだことがありませんでしたが、この作品は砕けていて楽しく読めました。(38歳 女性 パート・アルバイト)

まとめ

いかがでしたでしょうか。京極夏彦のおすすめ小説をランキング形式で紹介しました。ぜひ作品を手に取って読んでみてください。

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