「シタとロットふたりの秘密」思春期の男女の恋愛を描いた官能的な小説

「シタとロットふたりの秘密」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「シタとロットふたりの秘密」を読んだきっかけ

官能小説ほどドロドロした話ではなくスッキリ読めてそれでいて官能要素がある本を探していた時に出会いました。ヤングアダルトのジャンルのなかで身体について書かれている本で読んでみようと思いました。

どんな小説?

思春期の子どもが大人になる過程で初めてを経験するときの不安やドキドキ感など繊細な文章でストーリーが展開されていく話しです。

身体について聞けない事や恥ずかしい事をさらりとした文章の中に詰め込み、それでいてエロくないあっさりとしたストーリーで引き込まれていく小説です。

あらすじ

シタとロットはスペインでフラメンコに夢中になっている少女と青年が恋に落ちていく。そしてオランダの街に引越しをして、仲良しのクラスメートと恋バナで盛り上がるごく普通の15歳。初めてプールサイドで生理になり、村中お祝いしてくれることに恥じらいを持つ。そして初めて少女の裸体を見て勃起する少年。そんな二人が初めてキスをする。

そして初めてエッチ をする。クラスメートも二人の話しに興味深々になってそれぞれの男女でエッチ をする。そしてオランダの学校で初めてコンドームの付け方の授業が行われて、バナナにコンドームをクラス全員が体験する。それに衝撃を受けるシタとロットは自分たちの行為は妊娠するかもとの恐怖を覚えてしまう。

スペインの学校では教えてくれないことをオランダで教わる二人は誰にも言えず二人だけの秘密にしていく。将来の事をお互いに考え始めた時、事件が起こるその事件で、母親や父親が出てくる。そして本当は男が好きだった気づく。

それを知りショックを受けるがなによりもエッチの体験だけ味わった二人は男女の好きではなく行為が好きとお互いに気づいてしまう。みるみる変わっていく二人の関係に母親と父親の離婚を気に二人の関係も終わっていく。

登場人物は村人とクラスメートしか出て来ないのにストーリーに呑み込まれてキリスト教のおきてや性教育など事細かに書かれていながら二人の成長を描くストーリーはすごく複雑でそれでいて切ない。

恋に悩み性に悩み将来の仕事に悩みながら大人になったいく二人のストーリーです。ファーストキス ファーストSEX に悩む青少年の成長と少女の悩み巨乳の悩みを毎晩星に願い事をするのが日課になっていて、農園の手伝いや家畜の世話など面倒みる健気な少女の悩みも詰まっているストーリーです。

読んだ感想

シタとロットふたりの秘密を読んですごく思ったのが、誰にも相談しにくい話題を小説という形で表現されていて、それでいて二人の成長と心境の変化が細く描かれている本でした。

官能小説としても読み応えがあり特にセックスシーンの描写は、中高生にもわかる書き方をしていてリスク面も記載されているのがすごく印象的的でした。

初めての痛みや初めてのドキドキなどの描写が細く、さらに初潮を迎えるシーンも女の子から女性になる心境の変化も細くさらに初めて勃起する男の子心境の変化も描かれているのに、エロくなくあっさりと読めてしまう官能小説初心者にもおすすめですし、思春期の子に読んで欲しい本でした。胸が膨らみ身体の変化について悩んでいる子にはおすすめの本でした。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。電子書籍はありません。

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