「マスカレードホテル」一流ホテルを舞台。刑事とホテル従業員のプロ意識がぶつかり合う。

「マスカレードホテル」がどのような作品なのか、読者によるあらすじと感想です。


出典:https://www.amazon.co.jp

「マスカレードホテル」を読んだきっかけ

以前から東野圭吾の作品が好きでた。映画化されたことで知り、原作者が東野圭吾ということで本屋に行きまた。一流ホテルの従業員がお客様の顔一度見たら忘れないと言うところに何故か興味を持ちました。一流ホテルの建物の中でどのようなストーリーが展開されるのか想像したらワクワクしたので購入しました。

どんな小説?

「マスカレードホテル」の著者は東野圭吾です。「コルテシア東京」という架空の一流ホテルを舞台にした物語です。マスカレードホテルで殺人予告があり、刑事とホテル従業員のプロ意識がぶつかり合い、最終的にはお互いが認め合い尊敬するにいたります。プロ意識とは何かを考えさせられる内容です。

あらすじ

3つの殺人事件が都内で起きます。どの事件にも、関連性が見られません。3つの殺人現場には、次の犯行現場を示す暗号が残されていました。次の殺害現場は一流ホテル「コルテシア東京」でした。

殺人事件を阻止するためコルテシア東京に刑事が送り込まれ、従業員に扮し配置されることになります。フロントの山岸尚美と一風変わった刑事の新田浩介がフロントスタッフに扮しお互いに衝突し合いながら、事件を解決していきます。

ある日、片桐瑶子という視覚障害のある老婆が宿泊します。新田は片桐の不自然な点に気づき、目が見えている事を見破ります。山岸はホテルのプロとして疑うことをしませんでした。片桐は山岸に感謝しホテルを後にします。その他多数の宿泊客がやって来ます。

事件は進展をみせます。3つの事件を繋げる闇サイトが見つり、無関係だと思われてい事件は、闇サイトを通した連続殺人事件である事が判明します。

新田はかつて相棒であった刑事から、最近起きた事件の報告を受けます。その事件の被害者は松岡高志。松岡は5年前にコルテシア東京に宿泊していました。かつての相棒より、松岡の写真が送られてきます。そこには、片桐瑶子も写っていました。捜査の結果、片桐瑶子は35歳。本名は長倉麻貴と判明。

そのとき老婆に扮した長倉麻貴が宿泊にきており、山岸が接客中だと知ります。新田は、山岸の危険を察知し部屋にかけつけます。山岸は新田に助けられ事件の真相が判明します。今回の事件の目的は長倉が松岡と山岸を殺害しようとしたものでした。

5年前松岡は長倉を妊娠させていました。上京した松岡はコルテシア東京に宿泊していました。松岡を追いかけて来た長倉は会わせてほしいと山岸に頼みました。そのとき山岸はプロとして断ったのでした。宿泊も断られた長倉は寒空の下、ホテルの外で松岡を待ちます。そして流産してしまうのです。山岸が狙われたのは逆恨みが原因でした。

事件解決後、新田と山岸はお互いのプロ意識を認め合い、尊敬し合うのでした。

読んだ感想

新田の型破りな性格がかっこいいと思いました。山岸のフロントクラークとしての責任感にも脱帽です。この二人が価値観などでぶつかり合い最終的にはお互いを認め尊敬し合うところは感動しました。

コルテシア東京に様々な怪しげな宿泊客が来て果たしてどの人物が犯人なのかどれも怪しそうに見えて犯人が誰なのかを考えながら読むのが面白かったです。片桐に山岸が殺害されそうになりハラハラしている所に新田が間一髪で助けに来る場面はドキドキしました。

やはり東野圭吾は才能があると感じました。ミステリー作品を書かせたら右に出るものはいないのではないかと思います。「マスカレードホテル」という作品は最高に面白かったです。

Amazonや楽天で購入して読むことができます。電子書籍はありません。

他の電子書籍サイトでも「マスカレードホテル」の電子版は読むことができません。

honto では、紙の本を購入することができます。

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